2005年12月28日

1週間、メールと携帯を使いません!

私の毎日は怒涛のように終わる。

それは私が単に中国に慣れていないせいなのか、引っ越したばかりで生活が落ち着いてないせいなのか、子供がいるせいなのか、仕事のせいか、どれが理由なのかは、わからない。

例えば、元アナウンサーで、北京で起業されたXiaomiさんのブログを見て、その足どりの軽さに感動する。

私も早くそうなりたいよぉ。


でも今の私にはそんな余裕さえない。はぁはぁ、ぜいぜい毎日を何とか生きている、そんな感じだ。

そこで私は大きな決心をした。





1





開けない。

(><)

本音を言うとそんなに長い間メールを見ないなんて考えるだけでも怖い。
怖いけど、私が今一番しないといけないことなのだと悟ったの。

このままだとダメだって。

それで、今考えていることを「紙」に「手」で書こうと思っています。

例えば、今後の5ヵ年計画や短期1年の目標。
仕事=事業計画。数値。
個人の目標。
家族の事とか友人のこと。

ありがたいと思っていること。
辛かったこと。

自分の長所。短所。

メールや携帯に追いかけられてしまっている自分から、自分自身に立ち戻って2006年を開始したいと思っています。

考えてみれば、たった1週間だよ。
でも、これって、ものすごい決心がいったのよ。。。つまりタバコやお酒と同じ。メール依存症よね。

立ち直れるかどうかわかりませんが、(^^;がんばってみます。

それでは、皆さんどうぞ良いお年をお迎え下さい。






  

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2005年12月22日

仕事と子育ての両立

実は今日本に出張に来ています。今回は大阪。仕事だけしてトンボ帰り。本当は東京に会いたい人が沢山いるのだけど、やっぱり行くのは無理。

と、いうのも私も一応小さい子供の母だし。2歳になったばかりの娘を置いての出張は心が痛む。

思えば、私は妊娠6ヶ月の時にもNYから東京に出張してた。
生まれてからは、まだはいはいもできない小さな赤ちゃんの時から一緒に連れて出張してた。

だから娘は、まだ2歳なのにすでにニューヨーク、北京、ボストン、東京 に何度も行ったことがある。

なんとなくインターナショナルぽく聞こえるけど、はっきり言って可哀想。

だって本人、なーんにもわからないわけですから。

慣れた環境から引き出され、突然狭い機内で何十時間も座ってなくちゃならない。時差ボケもあるし。

その上、出張先に着いたら私は仕事に行くのです。つまり彼女は全く知らない場所の知らない人にあずけられちゃうわけです。

話をしても意味がわからない年だから、これって結構残酷。
自分が「捨てられた」と思ってしまうのね。だから吐きながら泣く。そんな状態で泣きながら追っかけてくる子を置いて仕事に行かなくてはならないのよ。マジで涙がでそうになってきますよ。
本当にこんなことまでして仕事すべきか?そんなに自分のしていることが大事か?って。

ある時、仕事で忙しく、娘との時間が充分ないことが辛くて、よっぽど仕事を辞めようかと思ったことがありました。

その時に旦那はこう言ったんです。
「あなたが仕事辞めたら、子供が可哀想でしょ」

「え???」

旦那は続けます。

「えと、あなたは基本的に毎日の家事とか好きじゃないよね?」

(−−;まぁ。

「大人の人と会っていろいろ話しをしたりしている方が子供の面倒みてるより好きなタイプだよね?」

まぁ。。。。

「家庭的なお母さんなら一緒にいてくれて、子供も嬉しいけど。家事嫌いでストレスたまったお母さんって子供が生きがいになって一生懸命になりすぎたりするんだよね。そういうのって子供の側からみたらカワイソでしょ」

しーん。














って(−−;かなり微妙。

でも彼が言いたい事は良く分る。人には向き不向きがあるってこと。

今回は娘を置いて出張。
「まーま。帰る?」と毎日聞きながら、「まーましごと。泣かない」などと言ってがんばってるらしい。

明日帰えるよぉ。【涙】







  
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2005年12月17日

私の旦那は、ひもじゃありませんよー(^^;


今日はじゃんすさんが、北京のブロガーで有名な方々を集めてウェルカム夕食会をしてくれました!

この人達って最高に素敵。詳しくはそのうち個別に書くとして。

その時の会話でじゃんすさんに

「よーこさんが、ビジネス街の東ではなく学生街の五道口に引っ越したのでちょっと驚いた」

って言われたの。

そう言えば、私って、旦那が何しているか、今までエッセイでもブログでも、あんまし言ってないよね?

旦那がいつも昼間、家の電話に出るから、私の最近できた北京の友人に
「彼、無職?」
って聞かれたし。(^^;

弁明するわけじゃないが、旦那は応用数学学者。
なんでも新しい数式とかを創り出したことが何度もあるらい。(本人は何も言わないけど。私は他の人から聞いた。)

今は、清華大学と北京大学から招待されて客員教授。プラス米国の研究所の北京オフィスでも働いています。
だから五道口あたりに彼は3つも職場があるのです。

しかし職場が3つあるから皆どこにいるかわからないし、彼は誰にも管理されているわけではないので、結構、家にいたりする。

だから無職に間違われるっつーわけ。(笑)

私は数学が全くできないので(小学校の食塩水の問題でゆきづまりましたので。。。)彼のことをとても尊敬しています。  
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2005年12月15日

クリスマスって?

アメリカから北京に来て非常に違和感のある事のひとつ。

それは、クリスマスについての扱い、です。

クリスマスというのは米国ではクリスチャンの宗教行事そのもの。

例えば、ユダヤ人の間ではクリスマスは異教の祭としてお祝いしません。仏教徒も、もちろん祝いません。(もちろん個人差はあるかと思いますけど....)

私がオシャレに見えるから気分で、家のドアにリースを飾った時、
「クリスチャンだったの?」
と近所の人達から驚かれた事がありました。

クリスマス時期は、ホリデーシーズンと呼ばれ、
「メリークリスマス」とか書かれたカードはクリスチャンにしか送ることができません。そこら辺り、結構うるさい人も多いので、私はカードは無難に「Season's Greetings」とかにしています。

まぁ、アメリカって所は、宗教に対して、かなり過敏でもあり、繊細なところがある国だったわけです。イラク戦争も宗教からんだ部分もあるし、ね。

そういうわけで、アメリカに長く住んだ後、北京で最初にクリスマスの飾りつけを見た時はびっくりしました。

中国=共産主義=宗教禁止と思っていたから。

長い事米国で暮らした私には、なんとも無邪気にクリスマスに盛り上がっている中国の人々の姿に違和感が。。。

得にここ私の住む周辺のでは、サンタクロースの帽子を店員にかぶらせている店が多いんです。

レストランでも、美容室でも、ショッピングモールでも、セレクトショップでもコーヒー店でも、みんーな、サンタ帽子かぶってるーーよーっ!!!(苦笑)

あんまり出歩いてないんで北京全体がそうなのかどうかは、わかんないけど.....。

商業主義と片付けてしまえば簡単。でもね。なんかユニフォームみたいな赤い帽子が、とぼけていて、不自然で、それでいて平和な不思議な気持ちにさせられます。

santa1santa2santa3  
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2005年12月14日

義理の母が.....。

家の義理の母は山東省の人です。

お母さんはどこから見ても田舎のお婆ちゃんタイプです。

亡くなった義理の父は北京の経済学者で都会派で洒落た人だったようです。文学とアートをこよなく愛し、詩を詠む人。

でも義理の母は、そういうアーティな所は全然ない、です。

近所付き合いがうまくて、大声で、涙もろくて家庭料理が滅茶苦茶上手い、ってタイプ。

なんかこの義理の母を見ていたら、なぜ旦那が私を選んだかわかるような気がします。私は基本的な部分かなりこのお母さんに似てるかも。
得に「大声」とか、ね。(苦笑)

最近、困ったこと。義母は親切心から家の新居に色々な物を持ち込んでくるの。

一応私は、元プロのインテリアデザイナーなのです。米国のインテリア雑誌とかにも載ったこともあるんだよ。

子供がいるし、借家なので米国のレベル維持はとても無理。。
だとしても、最低限のレベルは....、と思っていた矢先。

例えばこんなカレンダー

カレンダー

最初は真っ青になったが、あまりの中国らしさに実は気に入ってしまっている私。

それから、インテリアデザインとか全く関係ないですよねっ、というようなシーツとか。
帰ったら、いきなり、ビニール製のスリッパが玄関に並んでる、とか。

しーん。。。(−−;

でも、何にも言えないじゃない?引っ越したばかりの私達の為に一生懸命してくれているのに。義母は、すごく優しい人なの。大好きだし。

それに外を見れば、回りには貧しい人も一杯います。デザインが悪いからってだけで、物を捨てるわけにもいかない気分。


でも、でも汚れるから、といって椅子の座布団にビニール袋だけは、かけないで、ってば。(苦笑)

もう北京の人達には、私がデザイナーだった事は内緒にしよう、と思う..。(笑)
ビニール椅子  
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2005年12月13日

エッチなメール

私には一日に非常に多くのジャンクメールが届きます。
そのうち80%がエッチな内容です。

日本からは、なぜか私を男性と推測していて
絵美ちゃんとか理恵ちゃんとかが、

あなたとやりたい。お金出します。30万でいいですか?

ってメールが来ます。

男性諸君にはっきり言います。
そんな女の子世の中に存在しません。
い、ま、せ、んっ!!

誰かがクリックしてるから、こーゆージャンクメールが減らないんでしょ?

米国から来るジャンクメールもすごいです。
多いのは、バイアグラの偽物の販売。

もうすぐ中国からも変なメールが届くようになるんだろうなぁと思うとかーなり憂鬱。

3ヶ国語の山のようなジャンクメール。

米国日本中国のエッチなジャンクメールはどんな相違があるか比較対象をしたら、本が1冊書けそうな気がする(笑)
あぁ、そんなもん読みたくないってばー。(−−;



  
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2005年12月10日

私達が最初に買ったもの

住む場所を五道口駅前の华清嘉園というアパートに決めました。
契約も無事終わり引っ越しました。

そこで私たちが最初に買ったものがこれ。
ueki

植木

.........。


なんで生活必需品じゃないんだろう....。
塩とか醤油とか椅子とか先に買うべきものがあるだろうが。(笑)

  
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2005年12月02日

スカートはダメ?

今日は寒いのだけど、昨日まで北京はそんなに寒くなかった。
NYと同じ感じ。

だから私は娘にはワンピースを着せていました。下着を含めて4枚の重ね着。足はタイツを2枚重ねて履かせていましたから全然寒くないはずです。

しかし、娘を連れて歩くと外で怒られる。怒られる。


まずマーケットで売り子さんたちが娘を囲んで「これじゃ足が寒いでよ」と言う。
「寒くないよ」と言ったら、「日本人だろう。日本人は本当に寒くないのか」と聞かれる。なぜが日本人は薄着で有名らしい。

マクドナルドに入ると、隣に座っているおばさんが言う。
「風邪ひくで、ズボンはかせなさい」

タイツ2重なんですけど.....。

百貨店の外でじーっと娘を見るおばさん達。
私「寒くないです」
知らない人「あんたじゃなくて子供が寒いっていってるんだよ」
私「だからこの子寒くないって思うんですけど....。」

しかし全くの見ず知らずの人に怒られる感覚って新鮮。
私はこういう干渉に飢えていたのだなぁとつくづく思う。

米国でヒラリークリントンが提唱して議論を呼んだアフリカの諺。
"It Takes a Village to Raise a Child"
その世界がここにあると思う。

こういう環境で子供を育てられるのは本当に有難いことだと思う。


夜には、おしゃれな24時間営業のコンビニの兄さんにまで「スカートはいてる!」って目を丸くされた。

北京の皆さん、北京ってズボンが必須アイテムなのでしょうかー?
あたりを見渡してみたら、確かにスカートはいてるのは私と娘だけ。むむむ。

次の日私は娘に2枚もズボンをはかせて、雪だるまのように服を着させてみました。

これで誰にも怒られないぞ。私は堂々と外に出ました。

朝体操をしているおばさんの前を私が通り過ぎた時。

おばさんは私の後姿に向かって叫びました。
「あんたの子供、手袋してないやんか!」

本当にこの人全く一度も会った事がない知らない人なんだよ。(笑)
  
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2005年12月01日

そんなこと言うか?

北京に到着した日、主人の家族宅にて。

久しぶりに会ったのに、義理の姉は開口一番、

「なにその髪?」

実は私は中国に来る前に長いストレートヘアをばっさり切ったのです。

「すごい変」
「年とってみえる」
「かなり似合わないよ」

それから、30分。もう一人の義姉と共に延々と私の髪型がどんなにカッコ悪いかを語られたのでした。

あの....これニューヨークでかなり人気のあるヘアデザイナーに切ってもらったんですけどそんなに似合わないですかね(泣笑)

「まぁ、5才は年とったって感じね」

しかし、アメリカ人とか日本人だったら、久しぶりに会ったこの状況で、本人を目の前に絶対言わないってば。

本当にそう思ったとしてもね。

「引っ越し大変だったろうね。疲れてない?」とか、
「これから大変だろうから、何でも言ってね」とか、
なんか他にもっと適当な言葉があるでしょが。


しかしそんなことで驚いてはいけない。

不動産屋さんで同じようなことが....。


そこで旦那が書類を外に取りに行ったので、私は、不動産屋のお兄さんと雑談をしていたのです。
米国から来た日本人であること。まともに中国語を勉強した事は一度もないこと。などなど。

そこへ偶然、一人の日本人の女子留学生が入ってきました。

私が話をしていた不動産屋の兄さんは、その娘を指差して
「あなたの中国語はこの人よりずーっとうまいよ」
と大声で言うのです。その娘の目の前で。
私は耳を疑いました。

「この人は大学に留学しているらしいけど、本当にまともに勉強した事がないと言うあなたの方がかなり上手い」

ありえんだろー。この状況。

その日本人留学生の女の子は顔を真っ赤にしてうつむいていました。

マジでかわいそう、、、だった。
私だって何と言えばいいのかわからない。

その子に「こんにちは」と言ったのですが無視された。(汗)私だって褒めてもらってもそんな褒め方、嬉しいわけないじゃんか。

彼は全然悪気はないんだろうけど、語学留学したての女の子にとって、打撃的な日だったと思う。

ストレートな中国人にかなり慣れている私でさえ、「その髪かなり変」で、落ち込んでしまうというのに....。

あぁ、文化の差って深いです。。。

  
Posted by tentenwang at 20:48Comments(1)TrackBack(0)