商店で春節の親戚のおじいさんにお土産を買いました。
燕の巣のスープと朝鮮人参。派手なパッケージだけど、なんとも中国のお土産らしくて良い感じです。
中国では商店に荷物を預ける事ができるコーナーがあります。
私達はそこにコートを預けていたので、荷物をとるのに順番を待っていました。
私達の前に並んでいた女の人が、自分の荷物を受け取って帰ろうとしていました。その人は大きな果物籠を買っていて大荷物です。
その時にたまたま通りかかった見ず知らずのおばちゃんが、その女の人に向かって言いました。
「そんな果物貰ってたら、貰った人が困るよ。食べきれないしねぇ」
私は一瞬耳を疑いました。
だってそのおばちゃんはその果物籠を買った女の人とは、知り合いとかではなさそうだったからです。
私は注意深く二人を観察しました。
やはり、おばちゃん『たまたま、その場にいた人』のようです。
今度は、そのおばちゃん私と旦那に向かって
「そう思わん?」
と同意を促そうとします。
おばちゃんっ、全然他人のこっちに同意求めるってか???(−−;
私の旦那は苦笑しながら、自分の買った朝鮮人参を指差しながら言いました。
「そうそう、こういう腐らないものなら、貰っても、もしいらなければ誰かにあげれるしねぇ。」
旦那返事してるし。。。(^^;
果物籠買った人だって考えて買っているんだからいらんおせっかいでしょうが。幾らなんでもー。
もしかしたら、病人が「果物食べたい」って言ったかもしれんでしょ。
果物籠を買った女のは、その場で立ちすくみました。無表情。
そしてちょっと考えて私達に向かって
「変えてくるわ」
と言い残し、来た道を引き返したのでした。
私はただ、ただ唖然。
すごすぎる。。。
この見知らぬ者同士のインフォメーションエクスチェンジ。
おせっかい、としか言いようのない突っ込みコメント。
そしてそれを聞き入れてしまう人。
こういうことって、米国では絶対なかったのね。買い物した他人に、それっていらんでしょ、なんてコメントする人なんてありえない。
だから面白いです。普通の日本人はする?
そのうちに中国に慣れると私もこういうことをフツーに言ってしまうような人になるんでしょうか。
今は私、自分がそうなる気がして怖いんです.....。