犬も歩けば どこかにあたる

この間ショックな絶縁状的メールがアメリカから届いたと書きましたが、3日後に
やっと力がでて、謝ったら

Apology accepted.

と気持ちの良いメールが返ってきました。

あんまり嬉しくて思わず目がうるうる。

あぁ、最近泣いてばかり。（笑）

  

ご心配かけましたが、なんとか立ち直りかけています。
鬱対策は外に出ること。日にあたること。気分を変えること。素敵な人たちに会うこと、なんかが有効的と言われていますが。。。

ちょうど上海に出張したことで上記意識せずにそういう状態に持っていくことができたので、私的には無理やり出張して良かったです。

さて、昨日発売のNEWSWEEKに私のことが載ってるそうです。
「世界が認めた日本人女性100人」

名前とプロフィールが載っているだけなのですが、早速日本の友人達からおめでとう！メールが沢山届きました。外国で活躍する日本人女性100人に選ばれるなんて本当になんか申し訳ないような。。。

ブログ見てる人はわかると思うけど（苦笑）まぁ、よく落ち込むわ、失敗するわ、大声だし（関係ないか）楽天家だし。「どこが？世界が認める、なんだよ」って感じでつっこみどころ満載だと思うんですけどね。
  

ここ最近心理的に滅茶苦茶に大変な時期でした。

まず、電子住所録が壊れる。
まぁ、簡単に言うと、7年分の記録を失ったわけですね。（−−；
これって、例えば妹とか仕事の取引先の携帯電話番号もわからず何かある度に、いちいち探さなくてはならないわけです。これの心労でかなり精神的に参っていしまいました。

そんな時期PCも壊れてしまいました。

もう信じられませんでした。

リインストールしたのだけど、特別のバックアップを使っていたのが災いして、それが持っていたDELLと整合性が取れずがうまく修復できません。

なんとかかんとかで中国製のPCに入れかえたら、はい。そうです。ちゃんといろいろ微妙なところで文字化けするのでした。。。

しょうがなく日本でPCを買いました。
これキーボードがアメリカとちゃうやん！！ブラインドタッチできない。
仕事も立ち上げ時期で慌しいのに、なかなか早くメールが打てません。
あせる。あせる。仕事が進まない。（＋＋）

あんまりに時間がかかるのでファイルの入れ替えどころか、スカイプやMSN、RSSもインストールする時間もありません。

そんな同時期に2歳の娘が大病気。
肺炎に気管支炎に鼻炎同時にやって呼吸が止まりそうになってしまいました。
そして病院の先生に
「危ないところでした。死ぬ可能性もあるので、今度同じ様子が見えたら、絶対に救急で連れてきて下さい。」
と言われて大ショック。

娘との時間をとろうにも上記のとおり仕事がなかなか進まず、つい仕事をしてしまいます。でも病気の娘のことが気になって集中できない。

つまり、結局何もかも中途半端なんです。私は。

母親失格、仕事も失格、妻としても失格。正直かなり落ち込んでいました。

そんなところにアメリカの大事な親友から、殆ど絶縁状のようなキツイメールが届きました。まぁ、内容は、私が忙しすぎてつい自分の都合の良いことばかり頼んだのが原因で１００％私が悪いのです。

本当に私が悪いので、すぐにでも謝ろうと思いましたが、なんだか急に全身の力が抜けて涙が出てきて止まらなくなりました。

私は自分の悪いところを良くわかっていて、直そうと思うのに直らない。

最低。

今日は出張で気分転換にもなり、少しだけ立ち直ってきたので最近の正直な気持ちをブログに上げてみました。
  

本当にもえちゃんは綺麗でした。

でも一番感動したのは、尾関君。
最後のスピーチで彼、感極まって泣いちゃったのよ。
彼はそういうキャラじゃないのです。クールでつかみ所がない、とよく言われていました。


でも、彼の根っこを素直に引っ張り出してくれる人をとうとう見つけたっていう事ですね。

心から、愛する人と結ばれた事が嬉しい。家族友人にお祝いしてもらって有難かった。って、それを一生懸命表現しようとしたら、自然に泣けてきた。

私は、あれで、彼はすごく男を上げたなぁ、と思いました。

本当の「愛」をみた瞬間でした。

かっこ悪いと本人は思ったかもしれないけど、すごーく素敵だったよ。

本当におめでとう。

こんな感動的な式に呼んでくれてどうもありがと。


  

今日は、尾関くんと山口もえちゃんの結婚式でした。

前から、「よーこさんのブログ影響力高いんだから、書いちゃだめですよ」と尾関くんから釘をさされているにのかかわらず、


書くぞ。（笑）


だって嬉しいんだもん。

ま、長ーい　つきあいなんだから、許してくれるでしょう。


さて式の日なのに、朝から雨。

私は、北京から着いたばかり。お祝儀金をおろそうとＵＦＪ銀行に走りました。ところがそこは旧三菱銀行だからＵＦＪなんだけど、ＵＦＪは使えない、とか。

しょうがないんでアメリカのクレジットカードでやっとお金がおろせました。
これって為替もかかるし手数料も取られて損なんだよなぁ......。
外国生活の長い私には銀行の統合は、わけわかんないですー。（泣）


次に悩んだのは、
「お祝いって、いくら入れるんだろう......。？」

いろいろと電話をしてみても、皆それぞれ言うことが違います。（−−；

「披露宴だけでなく、挙式にも呼ばれているんなら、それなりに」

とか

「芸能人とＩＴ社長でしょう。みんなすごい包んでると思うよ。それなりに」

とか


なにが「それなり」なのかわかんないまま、なんとなくワタシ的には大目にお金を包んでみました。今度絶対二人におごってもらう。と思いながら（笑）


六本木ヒルズのグランドハイアットに着いて、まずは控え室で待っていました。
やっぱり挙式はあんまり人がいないので、偶然近くに座った朝丘雪路さんと話がはずみました。すごく上品で素敵な方でしたよ。
北京に彼女のＣＤを送って下さるって...。やさしくない？


ホテル内のチャペルでの挙式はとてもプライベートで私の方が緊張しました。
隣に座った弁護士のジョンさんはアメリカ人だったので、日本式の挙式に戸惑っていたのが可笑しかったです。

さて、誓いのキスはビデオモードで撮りましたが、その後もこの二人、披露宴でもキス、2次会でもキスしてました。それは全部素敵だったのですが
「日本でもこんなにキスするんー？」と、ちょっと驚いた私でした。

今は日本でも結婚式でキスするの一般的になってきたの？

もちろん、素敵だったですよー。二人とも美男美女だし。

プライバシーがあるので写真は掲載できないですけど。


それから、披露宴。
私のテーブルは、

ライフネオの社長の住友さん
ヤフーのモバイル事業部部長の松本さん
モルガンの弁護士　ジョンさん
トレンダーズの社長の経沢さん
ウィルシードの社長の船橋さん
英治出版社長の原田さん
百式の田口元さん
ベストセラー作家の大橋禅太郎さん
ベストセラー作家の中谷彰宏さん

でした。

皆がこのテーブル個性組か？って言ってました。大橋禅太郎さんの肩書きロマンチスト、だし。なんなんですか？それって。。。（笑）

私は、大橋禅太郎さんと中谷彰宏さんの大人の恋愛についての話し合いの中で「それは変ー！」とか「何か違うでしょ、それ？」とか口を挟んで二人にズタズタにされてしまいました。
（＾＾；

3人の恋愛論の討論が白熱してきたところ、隣で田口元さんが
「よーこさん、あの二人無視していーですから」
と静かに言ってくれたのも可笑しかったです。

中谷彰宏さん、やっぱり２ちゃん書いてないそうですよ。ま、あたりまえか。

なんか全然話が、結婚式からズレてきたので、また続きは明日にでも。



























  

上海は雨。今空港。

これから北京に帰ります。
飛行機が遅れているので到着は夜中かなぁ。

娘に電話して「お土産は何がいい？」と聞くと

「どんぐり」


ど、どんぐり、ですか。


んーーーー。（＾＾；

しかたないので、胡桃で我慢してもらうことにしました。

  

昨日、10数年ぶりに米国のデザイン大学の時の同級生に会いました。（中国人）
こんなにあっていないのに、同級生ってやっぱりなんかすぐに友達の雰囲気に戻れるのが不思議ですね。

実は、彼女はドロップアウト（中途退学）しているのです。私は「卒業した方がいいよ」とアドバイスしましたが無視。彼女はシカゴで最高級の家具を沢山買って船で中国に帰りました。

そして、大使館地区で、その頃全くなかった高級米国家具店を開店したのです。

それが、12年前。
その当時そんなお洒落なソファとか売っている店は殆どなかったので、外国人や華僑相手に非常に人気がでたそうです。

私も彼女が帰った年、その店に一度行った事がありますが、本当に小さな店でした。

それからお互い忙しくなり私もアメリカ。彼女も中国でだんだん疎遠になり、全く連絡をとらなくなって10数年が経ったのです。

覚えていてくれているかどうか不安だったのですが....懐かしくなってネットで名前を検索。連絡を取るとすごく喜んでくれてすぐに電話がかかってきました。そして昨日は彼女の家に招待してくれたというわけです。

行ってみるとそのマンションかなりすごい所でした。。。
私も北京で駐在員が月50万円くらい払っているマンションを見たことありますが、彼女の住んでいるのはもう別格。ＢＭＷの中国社長もそこに住んでいるそうです。
ＮＹにもこのような物件は、なかなかないなぁ、と思えるくらいの立派さでした。

彼女の会社はILLINOISという家具屋さんです。
北京では空港の近くにも大型店舗があるそうです。今、中国中に25店舗をもち、来年までには40店舗に増やす予定だそうです。

そして再来年は、ＮＹで上場予定だそうです。

「ナスダックに？」
「ううん、ＮＹストックエクスチェンジ」

うっーーーー。そうきたか。（＾＾；

しかし彼女の会社はＶＣは入っていません。自分が１００％株を持っているのです。
だから私は聞きました。
「もうこんなにお金持ってるのに、なんで上場するのよ？」

彼女は真剣な顔をして言いました。
「中国人にね、自信を持ってもらいたいの。ＮＹでも戦えるって。」

その一言を聞いた時に、この人本当にやるんだろうなー、と思いました。

彼女はたぶん米国人も含めて大学卒業生の中でも一、二番に成功しているのではないでしょうか。（その他に北京にレーシングサーキットも所有）
ドロップアウトの学生が一番出世したというわけですね。

ちなみに、私は首席で卒業したのですが、もちろんまだまだ未開発の中国で高級家具屋を作ろうなんて夢にも思わず、米国大手有名建築事務所の就職を必死で探していたんですよね。（なんだか金持ち父さん貧乏父さんのような図式のよーな）（＾＾；

今回は、彼女の新店舗店の大型ショールームをデザインしないかと誘われましたが、即断りました。私もう、あんまし実際のインテリア建築の設計はしないのです。コンサルはするけど図面は引かない。（時間ないから）

そうしたら、「yokoが何かデザインして自分のブランドのラインを出さない？」
だって。彼女は工場持ってるのでデザインすれば作って売ってくれるわけですね。

自分の家具とかインテリアアクセサリーとか自分のブランドを構築するのは私の夢ですから。。思わずうなってしまいました。

こんなチャンス米国や日本ではなかなかないよね？

とりあえず、まぁ時間のある時に彼女の会社に顔だしてみようかと思っています。