『ブッダと結婚』を読んだ。
ブッダと結婚
この本を書いたウェィフェイは中国で発禁処分になった上海ベイビーの作者。ずっと読みたかった本だ。それが偶然この本の翻訳者である泉京鹿さんと仲良しになった。そして彼女から驚いたことにウェィフェイのサイン入りの本を頂いてしまったのだ。
ウェィフェイは日本で言えば山田詠美風。私小説っぽい作家。だから他人の生活を覗いているみたいな感じがしてドキドキする。
本人は事実20%で作った部分が80%と言っているらしい。
京鹿さんはその美しい睫をいたずらそうにパタパタさせながら言う。
「ふふ。どうでしょう」
この小説の書かれている同時期に私はニューヨーク近郊に住んでいた。同時に上海も知っている。だから実は私はウェィフェイのこの小説の【作った部分】が手にとるようにわかる。それは同じ場所の空気を同じ時間だけ吸っていた事があるからじゃないかと思う。
長く住まないとわからない空気というものがある。北京に長いこと住んでいる人が北京のことを肌で感じるように、ニューヨークにはニューヨークの雰囲気がある。
NYと上海は手軽な恋が沢山落ちている都市だ。だから彼女はこの2都市で小説が書けるのだ。
北京にはそんな恋は落ちていない気がする。。。しーん。
NYと上海は『まぁ、いいか』と思ってしまう危うさがあって北京は真っ直ぐに真面目な関係になってしまうような街だと私は思う。
<反対意見はどうぞコメント欄へ。(笑)
とにかく日本人男性はこの本を今すぐネットで買うべき。
日本人男性が外国人女性からモテているストーリーなんて、申し訳ないけれどあんまり聞いたことがない。その点がとりあえず貴重なのだ。(苦笑)
米国にいた時から、私は沢山の日本人男性が外国人女性を大いに惑わせてくれたらいいのに、と思っていた。
白人の私の友人達は、決して日本人男性が嫌いなのではなく、その大人の女性を対等に扱えない子供っぽさ、自立心のなさ、エスコートの下手さにNOと言っているだけなのだ。
母親との密着度の問題か、文化の問題か、よくわからない。言葉のうまい下手はあんまり関係ないと思う。
どのくらい自分に自然に自信があるか、と関係しているのかもしれない。
外国人女性を狂わせてしまうような素敵な大人の日本人男性
その絶対数が少ない!!!
希少動物じゃないんだから。お金もってないわけじゃないんだから。(― ―;
もっとがんばってくれたまえ。
そうしたら、私達日本人女性は自慢でしょうがなくなるのだ。私達の国の男性は素敵でしょう、って。
男性たちは、中国関係の右翼左翼とかでごちゃごちゃ炎上している暇があったらこういう本をどんどん読むべきじゃないかなぁ。
ウェィフェイはベッドで男の人に絹のチャイナドレスを破らせるのが趣味みたい。セクシーな内容なのでグラビアを見るより興奮するかもしれないよ。あはは。