2007年05月30日

コンセプター坂井直樹氏とフレンチ

今日はうっとりするようなランチでした。

と、言うのも仲良しの右脳の社長の進太郎くんが、日本を代表するブランドコンセプターの坂井直樹氏をご紹介下さったのでした。

私は坂井さんに会うことが決まって自分の名刺どうしようかうなされたの。(笑)
実は、私の名刺って簡易で文字の大きさとかフォントとか指定できなかったので滅茶苦茶なダサい仕上りだったのね。。。

そうなるかなぁ、と思ってはいたんだけど(汗)バックに入る絵が気に入って買ったわけ。でも、やっぱりフォントとか文字の指定ができなかったので、出来上がりが自分的には耐えれないものでした。


(私の昔の会社は名刺にかーなりお金をかけてたのです。名刺って第一印象でしょう?とっても大事だと思うの)

でも今もう会社じゃないし。数百枚も刷っちゃったし、とか。
『もったいないしー、ま、いいか』と使ってたわけ。(苦笑)

坂井氏は、私の中のこういう『ま、いいか』を一番見られたくなかった方でした。

ご存知の方も多いかもしれないですが、坂井直樹氏は、革新的なアイデアで知られる方。

カワイイ自動車のブームを作りだした、日産自動車の「Be-1」「パオ」「フィガロ」「ラシーン」スズキからオートバイ「SW-1」、トヨタからは「WILLコンセプトカー」を世に送り出し。。。。オリンパスの「O-product」というカメラで筺体をアルミで作るという、世界のカメラデザインの新しいスタンダードを作った人。


お話してみてつくづく思いました。滅茶苦茶カッコいい。この人。
なにがって?

今彼が考えているコンセプトが新しいの。常に挑戦してる。

そういう、さびないところが、すごいと思う。かっこいですー。

私はその後、オフィスに再び戻って坂井さんのマックで彼のポートフォリオを全部見せて頂きご本人にCD焼いてもらったりしたわけ。(ずうずうしいわよねー)苦笑

彼と自分では、全然レベルが違うけれど。。。

はちゃめちゃなところ、似てるところあるかも。なんておこがましいか。

とっても刺激的な日なのでした。





デザインのたくらみ


自分探しのブランドブック―エルメスなひとグッチなひと


エモーショナル・プログラムバイブル―市場分析、ブランド開発のためのマーケティング・メソッド


モノのカタチ―20世紀デザイン進化論
  

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2007年05月28日

浮気したことがあるか?

わたしの妹分のかえちゃんが 第2回 BeautyBar Night を開催したので行ってきた。
パーティフードケータリングと、ハイカルチャーとのコラボレーションによる、大人の遊びを提案するイベント。なんだそうだ。

西麻布のBARでジャズの5人ユニットWhat’s up?のライブ。
あいかわらず、オシャレなことをするのは得意です。彼女。

で、ELLEの取材もはいってたよ。

人数も適当な感じで本当にオトナの感じだった。写真撮るの忘れた。

そこで、私は業種も性格、知り合った期間なんかも全然違う男友達5人に囲まれた席にいたのですが。。。(偶然知り合いの女友達はあんまり来てなかったから)

そこで私が化粧室にたって戻ってきたら、

『今、よーこさんの話題で盛り上がってたんですよー』と。
『なに?』

皆ニヤニヤして

『全員一致で、よーこさんは今までに絶対一度も浮気したことがない、という採択になりました』

なんじゃ。それは。(*゚∀゚)っ

というか、男5人で盛り上がる話題だろうか。それって。

しかし、絶対、浮気なんてしたことないだろー言われると、すごーーく頭にきたん。
私って、そんなに全く、もてなさそうっていうことか??!!
絶対誘わないタイプだっていいたいのか。あんたら。

(何と言っても私は結婚してかなーーり長くなるので、浮いた話が何にもないというのもなんか寂しいですしー)あはは

『いやぁー。褒めてるんですよ。すごーく。ピュアな感じがしていいって!!』

そう??(−−;いや全然そうには聞こえないって。


まったく。しゃくに障るなぁ。

絶対。とか決められると、そんなことないって言いたくならないか?笑

ふむ。

そんな風に思われないように、も少し色気でもあるよーな雰囲気を身につける努力でもするわ。ふん。


  
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2007年05月27日

豪華すぎる花の生け方

朝ごはんに友人を誘ったら、薔薇の花を頂いた。
こういう豪華な花は普通に生けるとなんだか甘すぎるので、思い切って頭だけ残してばっさり。

庭にあった葉と一緒に茶器にいけてみました。


カーネーションとかふつーに飾るとダサくなりがちな豪奢な花の対応策。
コツはもったいないくらい茎をばっさり短く切ること。


bara
















  
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2007年05月26日

娘のウソ その2

最近暗い話ばかりしてしまったので。。。
前にも話した3歳の娘のウソ

段々巧妙になってきた。

カーペットに山のよなコーンを落としている。

私が娘をにらむ。 『何これ?』

娘『ん?』←知らないふり



『何これ?』私もう一度聞く。

『とーもろこし』

それは日本語で言わなくってもわかるって。ヽ(#`Д´)ノ


『これはねー、ね、ず、み、がしたの』

また、ねすみか。

娘が言うには、家には6匹のねずみがいて、そのうちの1匹がいたずらをするらしい。

『もうそのねずみ、ママが捕まえて追い出すことにした』


私が怒ったままの顔で言うと3歳の娘ものすごーく悲壮な顔をして(目が演技している)言った。

『でも、ママ、その子にはおとうさんもおかーさんもおねーちゃんもおばあちゃんもいるのよ。かわいそうだとおもいませんか?』


お、思いませんか?ってそんな日本語どこで覚えてくるんだよー。
次に彼女のウソがどう発展するのか。。。
とうもろこしは、娘と、ねすみさんしょーがないなぁーと言いながら二人で片付けました。笑



ところで、娘のベビーシッターさんが中国に帰国することになってしまったの。
渋谷駅OR代々木八幡駅、代々木公園、駅で通える中国人のベビーシッターさん募集してます。子供が好きであること。日本語、英語は全くできなくて良いです。ただし中国語の標準語に訛りがないこと。

誰かよい方をご存知でしたらご紹介下さい。時間は幼稚園が終わる2時頃からです。

今のベビーシッターさんがあんまりに良い人だったので娘も私たちも今から寂しいです。










  
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2007年05月24日

化粧品メーカーの社長さん

今日は、かなーーり前から会いましょうと約束していた化粧品メーカーの社長さんとランチする。

初めてお会いしたのだけど、一言で言えば、かっこいいー人でした。

バージニア大学卒業して、ゴールドマンサックスに勤めてらしてそれから起業されたのだそーだ。小学校4年の頃からのNY育ちで、日本語は堪能だったけどこの人も頭の中身は90%くらいアメリカ人なんだろうと思う。身のこなしとか堂々としてるし、褒めるの上手いもの。(笑)

独身なのかどうか聞かなかったけど、独身で彼女がいなかったら、私の独身の女友達を順番に並べてお見合いさせたいぞ。

実は、彼のお母様はNYに住んでいらして、お母様が私のブログのファンになって下さって、それで彼も私のブログをみるようになって。。。それで今日会うことになったのでした。


嘘みたいな話・・

私の独白系の日記のどこがどう面白いのかはっきりいってそこらヘン全然わからないんですが会ったことがないお母様がファンになって下さって息子さんに読んだら?と紹介してくれていたという事実が感激でした。(というより衝撃的でした。。)


落ち込み気味のわたしは、彼と別れた後に、

ううう。なんかもっと面白いことを書かんといかん。。
沢山の知らない人が読んで下さるのかぁ、もっと濃い中身を書かないと!

皆さんのブログ読む時間を無駄にさせてしまっては申し訳ないよおぉー。と勢い込んで思ったのよ。( -д-)ノ



それから、はっ、と気がついた。

あぁ、こーゆー性格がいかんのよなぁ、と。
友人にも言われたのだけど、私はサービス精神旺盛すぎてやらなくてもいい事までやるんだ。例えば、皆が私のブログを読む時間1、2分間が無駄な時間だと思われてもいいじゃないか。勝手に読んでんだからさぁー。と思うようにすべきよね(笑)



どうしてもいつも、もっとできるのに、もっとできるのにーと自分を追い込んだりする癖がある。

ま、つまりただの、かっこつけしー(←これは方言?)なんじゃないか。

そう、思うと落ち込んでいること自体情けなくなってきた。そんな些細なことで悩むなーーー。世の中には大切な事が山ほどあるってゆーのに。情けない。










  
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2007年05月22日

さえない

なんだか最近疲れている。気分もさえない。

おもいきってオシャレをしてみたが、いまいち自信がなくて無難なものに着替えなおしたら地味な事務員みたいになった。ま、いいか。笑

クリエィティブな仕事なんて、かっこいいーと思われがちだが、時々吐きそうに苦しくなる。


すごーく調子にのってる時なんか、ブタ木に駆け上がる状態で誰か止めてあげないと、っ感じで一人突っ走ってしまうなんだがしょうがない奴になるのだけど。。。苦笑 

いったん調子悪くなると、とめどめなく調子が悪くなる。調子が悪いと逃げたくなる。どうしよう、って気分で過食症になったりする。(食べれなくなるって言う方がいいけどなぁーー笑)悪循環。

で、人とも話ができなくなってくる。

でも私は社会人として、ちゃんと仕事をしよーとする。というかする。オトナですから。

だからあんまし私が落ち込んでるの、わからないと思う。

誰でも多かれ少なかれ、ウツになる時や自分が嫌になる時があって。でもそういうのは、あんまり貯めないほうが良いんだと思う。






  
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2007年05月18日

今日は沢山の人に会った

今日は、昼テレビ、ラジオ、そして携帯のコンテンツ制作会社の副社長さんが来てくれていろいろとブレーンストーミングした。実は彼と出会ったのは彼の奥さんが私のブログを読んでくれていてコンタクトしてくれたという繋がり。

夜は、ニューヨーク在住のJPモルガンの銀行マンの友人のお誘いで、吉本興業の執行役員の方、オリックス証券の社長さんご夫婦、写真家、ケータリングアパレルの会社の社長、お財布携帯のフェリカネットワークスの社長さんというメンバーでお食事した。

皆さんバックグランドが全然違うので、お話を伺うだけでとっても勉強になる。
話はイランイラク戦争から、学校のいじめ問題、恋愛論まで。

その後、渋谷のスタバでウェブシステム会社の社長と合流、妹分と彼とコーヒー。彼は男性なんですが、久々にガールズトークで楽しかった、という感想。

で、夜中に家に帰ってきたら3歳の娘が布団もなくソファで爆睡。旦那は床で寝ていたよ。。。二人遊び疲れて倒れて寝たかの様子。

まぁ、いいか。( -д-)ノ 

旦那は私が遅くなる場合、なるべく早く帰ってきて娘とすごす努力をしてくれる。私が遅くなる理由は、遊びでも仕事でも全然構わない人。もちろん旦那が遅い場合は私が早く帰る。

旦那がこういう、全くこだわりない人なので、私は自由に好きな事ができたり、面白い人達に会えたりしてるんだろうなぁ。

  
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2007年05月16日

ブランディングするレストラン

daiamond















この写真、今回私が担当する、オアフ島にある W 内にあるレストラン。

W というのは、NYやサンフランシスコのオシャレな人なら誰でも知ってる尖ったホテルです。そのハワイ版ね。


Wというのは実はシェラトン系で、その中でも先をいっているということで、はじめは、本部は、私は、NYのWのデザインチームから、いろいろWのスタンダードを聞いて勉強してもらわなければ、とか言われていたよーです。
(私はハワイのGMから直接、請われ来たので米国Wチームとは会っていない)

私はね、今忙しいんだ。
NYになんか行く時間なぞない。

で、色々話ていたら、なんか、こいつ大丈夫そうじゃないか。ということになったようだ。笑

話がしたければ、Wのデザインチームが私に会いにくればいい。

そうじゃない?



で、レストランの名前も変えることにしたぞ。






  
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2007年05月12日

ハワイで観光客のふりをしてみる

ハワイのイタリアンレストランのテラスで食事をしていると、TV局の取材にあった。
先方が、

『あぁ、やっと見つけたーー、英語しゃべる日本人観光客!』
と感激。

まぁ、一応仕事で来てるんだけど、あんましに困ってそうなんで、いいか、と観光客のふりをして、答える。苦笑

延々となぜ日本観光客がハワイに来る率が減っているのかという問題について質問される。思ったより、つっこんだ質問も多い。。


ネットなんかが発達して、情報も増えて、昔だったら敬遠したような他外国へもどんどん怖がらず行くようになったのが理由じゃない?


とか適当に答えておいた。


実は、TVレポーターはハワイではレストランでタバコが吸えなくなったから。
という回答を引き出そうとしてたんだけど。


『そんなんあんまし関係ないんじゃない?NYだって吸えないしー』

と答えておいた。

その日の午後に数人の日本人に聞いたら、実は日本人観光客が減った原因は、タバコ規制が大きな原因であるらしい。


あ、そうなん?

ほぼ、外国人であるわたしに聞くほうが悪い。笑



  
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2007年05月10日

ハワイに出張

今日からハワイに出張。

顧客が用意してくれたホテルがここ。モアナサーフライダー。
ワイキキなんて、といつも思っていたけれど、普通に素敵。笑


moana









でも時差ボケで、夕食も食べず寝てしまった。
そして夜中にとったルームサービスのチキンがめちゃくちゃまずい。
うーん。こんな一流のホテルでこんなまずいもの出せるのか。それがある意味すごい。

日本だと探しても、なかなかこんなまずいものはでてこない。


アメリカにまた踏み帰ってきたと、しみじみ思う。


明日から、ここと同じ系列の W というホテルのレストランのブランディングの仕事に入る。  
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2007年05月09日

ブランディングの企画で注意していること


私は今度は、ステラおばさんのクッキーという30年間続いた焼き菓子屋さんのリブランディングの仕事をしている。

今日はバレンタインデーの企画の道筋をたててきた。

朝夜、渋谷を歩いて帰る時にまわりに聞き耳をたててる私。( -д-)
面白いネタ、ないかなぁ、とか。ほんと『今』を情報収集してる。

後は、昨年の資料を読み込んで、読み込んで、また読んで。自社の反省材料なんかも舐めるように読む。

その後、ネットからも雑誌からも、NY、パリコレクションなんかからも色を拾う。
それでコンセプトつくる。

言うのは簡単なんだけどなかなかムツカシイの。正解ってある程度見えるのだけど、それだけでもない。

例えばコストカットをどうやるかも他社との差別化をしながら同時に考えないといけない。あとは売り場スタッフをどのように盛り上げるかの企画、とか。

私がブランディングをする時の一番のコツは、自分の作ったものに愛着を持たないこと、かなぁ。

コストが合わなければ、ばっさり、やめる。次。次、って具合。それから、いつも自分が経営者だったら、と仮定して考える。そうすれば、自然に大事なのはデザインではなくて利益だってわかるしね。笑


こだわらないこと。
フレキシブルでいること。
自分が間違っていることが、たぶん半分はあるんじゃないかと覚悟しておくこと。
固まらないこと。
さびないこと。

そんなこと、意識しながらやってます。










  
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2007年05月08日

そんなに気があうのはなぜ?


NYからの友人であるKojiさんが出張で来ていて、彼の友人を連れて遊びにきた。

この二人、NYで1千億円になる事業をまとめて、その後、仲良くなったのだそう。
うーん、100億円だったかな。桁が違うので、どっちだったかはっきりしないけど。どちらの企業も米国でも超大手なので、たぶん1000億なのかなぁ。まぁ、いいや。笑

Kojiさんが連れてきた友人はヒロさん。今回は関連会社の社長として赴任されてきたのだそう。今、日本でとても注目されているホットな会社だ。


この二人が共通しているのは、長年米国に住んでいること。15年以上。
それから国際結婚してる。
Kojiさんがイタリア人の奥様、ヒロさんはアメリカ人の奥様がいる。

だから二人とも見た目は日本男性なんだけれど、ノリが違う。

一番、一般の日本男性と違うのは、よく褒める、ってところだと思う。フツーに褒める。

私は日本にきて日本人男性にあんまし褒められないのに最近慣れてきたところだった。だから、久々のアメリカみたいで気分が良かったよ。( ´∀`)

でも、彼らはきっと、俺、褒めたっけ?と思うに違いない。それくらい自然に人のことを褒める習慣が身についている。

私も米国生活が15年と長いし、外国人と結婚してるでしょう?

二人とベースがあんまりに似てるので、なんだか学校の先輩に囲まれているような、頼りになる兄貴分に囲まれているような。居心地が良かったです。

同じ環境で同じ出来事を共有していた、というのは、田舎が一緒というのと似てるのかもしれないなぁ、なんて思ったりしました。




  
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2007年05月04日

写真家−野寺治孝氏

yuming














今日は松任谷由実さんのジャケット等を撮影されている写真家、野寺治孝氏ご夫妻とランチ。素敵なイタリアンをご馳走になりました。

彼はもともと私が一緒に会社をしていた天才クリエイターたちの紹介で知り合ったのだけれど、天才クリエイターは天才クリエイターと仲良くなるのだよなぁ、とつくづく思わせる人。

はな













今日は彼の最新作品を見させて頂きました。
素晴らしいのだけど、最近は写真集全般的に売れないという理由でなかなか世に出せないそうなのです。

私は、これって本というよりも、ギャラリーか美術館で公開しないともったいないと思いました。

ぼーい


















そこで、突然閃いた!!!!あるいい考えが。

映画を見終えたみたいな満足感が感じられるような写真展。そんな企画できれば、今までにない写真展をプロデュースできるんじゃないかと。

キューレタ、ギャラリー、美術館等、ご存知の方いらっしゃいましたらご紹介下さい。黒字企画ができると思う。才能がある人は世の中にもっともっと出てもらいたい、です。






スロー―野寺治孝写真集


Tokyo Bay―野寺治孝写真集


アローハ!―野寺治孝写真集


海の日


holo*holo―ハワイ散歩


帰郷―野寺治孝写真集
  
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2007年05月03日

1本のペットボトル


前回紹介したチャラカさんのエントリをもう1回紹介します。

今回はペットボトルについて。。。。



エチオピアの施設をでてから、
 自分が飲み終わった後のペットボトル、
 捨てるとき少し心が痛みます。

 施設では
 みんな水道の水を
 ペットボトルが支給されて
 その中にいれて使っています。
 そのペットボトルも
 使い古しのもので
 10年前から使ってたんじゃないかって
 いうぐらいぼろぼろの
 カビがたくさんの
 ペットボトルをみんな大切に使っています。
 
 自分の持ち物は
 その支給されたペットボトルと
 支給された靴だけの子が
 多いです。
 
 なるべくあんまりに恐ろしい
 ペットボトルの子は変えてあげるように
 自分や他のボランティアの子が
 飲み終わった空のペットボトルを
 集めていました。
 
 アディスはどうだったか覚えていませんが、
 他の町にいくと
 ボロボロのペットボトルなのに
 たくさん売られています。
 
 みんなそれを買って水を入れたり、
 大切に使っています。
 
 ビニール袋も一緒です。
 みんな、ご飯のときに具合が悪くて、
 たべれなかったりすると
 ビニール袋にあけて、
 とっておいて後で食べています。
 
 日本のビニール袋みたく
 頑丈でいいやつではなくて
 すぐ破けてしまう感じの
 ものですが、
 みんな何回も何回も洗って大切にしています。
 
 破けてもその部分を
 自分の髪の毛で上手にしばったりして使っています。
 
 電車に乗っていたときも、
 電車が壊れたり、途中の小さな駅で止まったりしたときに
 電車の外にいるぼろぼろの服をきた
 はだしの子供たちが一生懸命
 「コッポーコッポー」って叫んでいて
 
 「コッポーって何?」って友達にきいてみると、

 「空のペットボトル、
 みんな欲しがっているんだよ」
 って教えてくれました。

 
 エチオピアをもう出てしまったけど、
 このペットボトルがあれば、あの子
 喜ぶだろうなぁ・・。とか思っています。

 マラゥイは意外に停電します。
 エチオピア並かもしれないです。
 
 でも町は思ったよりきれいで、
 人も穏やかなかんじです。



渋谷の華やかな喧騒の中を歩きながら、チャラカさんはここにいたのかと思うと不議な気がしました。チャカラさんの安全な旅を祈っています。
チャカラさんのミクシィでの日記は フラフラ子 で検索できます。


  
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2007年05月01日

私の人生を変えそうな一通のメール

今日は長文です。元気のある時に読んで下さいね。

数日前に私のエッセイの読者からメールがきました。

実は私のsakanoue.comの方のウェブ上にあるメールが長期的に壊れていていた様子。つまり私は多くの人からのメールをずっと受け取れていなかったようなのです。(メール送信して下さった人で私から返事がない人はもう一度再送して下さいね。)

そのシステムが直った日。そのメールは届きました。

もし、私のウェブのシステムの管理をしてくれている人がそれを直してくれるのが一日遅かったら。。。私は彼女のメールが受け取れなかったのかもしれない。

そうしたら、わたし、この人にもう会えなかったかもしれない。(まだお会いしてはないんですが)そう思うと、本当にメールを受け取れた事に、今は安堵のため息がでそうです。

そのくらい感動しています。

そのメールはこんな内容でした。

> こんにちは。 約2年ぶりのメールになると思います。
> 以前は日本にいたときに、メールしました。
> 今は日本を出て1年3ヶ月経って、アフリカにあるマラウィと
> いう国にきています。
>
> エチオピアの生活での7ヶ月間のこと、Mixiに
> かきはじめました。
>
> 意味不明な文章も多いと思いますが、
> 旅をする大きなきっかけとなった坂之上さんの
> 本、読ませていただいて感謝しております。
>
> エチオピアの現状、読んでいただけたら幸いです。
>
> 突然のメール申し訳ありませんでした。
> お体にきおつけてお過ごしくださいね。
>


彼女は私が米国時代に書いていた、エッセイの読者のようでした。
ファンの方からは沢山メール頂くので正直頂いたメールの内容は覚えていません。
私はミクシィを覗いてみました。

そしてそこに衝撃的な内容が綴ってあったのです。

本人のお許しが出たので、転載します。

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─


上の階の病室に、ブルトカンとういう20歳の女の子がいました。
窓のすぐしたのベットでいつ見てもぐったりしていました。

体は本当にやせ細って、とても小さく頭髪は抜け落ちて、肌はすべて干からびた状態の ようになっていて目はうつろで。 つばを自分で飲み込むのも辛そうでした。

あんまりにひどい状態で。 こういう子の場合、本人もだいたいの自分の年齢わかっていますが、 かろうじて話してくれる小さな声でこの子がまだ若いんだってことが私もわかります。
 
とても小さなかわいい声で、
 
「チャラカーお砂糖たっぷりのあったかいチャイが欲しいの。」 
 
ってがんばって声を出して教えてくれる子でした。
 
常にひどい下痢と、嘔吐をしていて自分で立ち上がる力がなくカルテには、 HIVポジティブの可能性があるため血液検査をさせるようにと指示がかいてありました。
 
いつもぐじゃぐじゃに下痢をしていて 布かえて。って自分からは言わず、私がくるのをずっと待ってくれていました。

私が「排泄したあと、すぐ呼んでくれれば布すぐ変えるからね。 気にせずいつでも
呼んでね。」っていつも伝えていたのですが、
 
「チャラカ たくさんお仕事あるもん。 私大丈夫だよ。」
って答えがいつも返ってきて本当に優しい子で。


私だったらすぐ変えて欲しくて 我慢できずにいると思うのに・・。
 
ドクターを探してブルトカンがまだ血液検査を うけにいっていないことを伝えました。
 
ドクターが、彼女はもうすごく弱っていてみんなで持ち上げて手伝ってももう車いすに乗っているだけの体力すらないんだよ。どうしようもないよ。 っといいました。
 
こういう子を見るたびに神様はどうして。。っていつも思ってしまいます。
 
この子がふとした拍子に私のおへそにあいている109のショップで店員をしていたときに強制的に開けさせられたヘソピアスをみつけて触るのが好きな子でした。
 
この子と同じ20歳の頃私は何をしていたかなって思いました。
 
東京の短大って響きにあこがれて入った卒業さえできればいいやーって感じで
短大にいって。

また響きにあこがれて渋谷の109の人気のあったショップに就職して、週3回日サロ通いが社訓で、いかに黒くなるか、次の髪のエクステはどんなのに するかとか彼氏のこととか、遊びにいくことばっかり考えていて 自分の日常のことだけで、

 死と向き合ったり、
 貧しい国の人たちのこと
 真剣に考えることもそこまで多くなくて。
 
 どうして神様はここまで
 違う人生を・・
 って思ってしまいます。

 この子が何をしたってゆうんだろう・・。

ブルトカンは、いつも私が手袋なしでブルトカンに触ろうとするとどんなに苦しんで
痛がっていても「チャラカ、グラブ グラブ 」って私への感染をすごく気にかけてくれて。
 
トルナシもそうでした。
 
トルナシも 口のまわりの損傷もひどかったため 言葉を出すときに痛みがあったのに、 でもいつも 「チャラカ グラブして。 チャラカに移っちゃう。」 って言って。

グラブがなくなってしまって 遠くの病棟にあるときでも私がグラブ持ってくるのまっていてくれていました。

  
他の患者さんも自分の損傷部分からでている悪臭を気にして、
 
「チャラカマスクして、私、臭くてごめんね。。」って。

 そんなときいつも、
 「臭くないよー。私の頭のが臭いんだよー こんなに長いくせに洗ってないもん。」
 って冗談ぽくいったりしてました。
 
ブルトカンは、たくさん痛みに耐えてがんばっていましたが、数日後、静かに息をひきとりました。

亡くなった後のことは、やっぱりわかりませんが

天国があったとしても来世があったとしても

いつもいつも思うことですが、

たくさんたくさん苦しんで
悲しい思いもたくさんした分

どうかこの子たちがたくさん笑顔で幸せでありますように


って思うばかりです。

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

ミクシィ名は、プラプラ子  で登録されています。このほかにもとにかく普通できないような貴重な経験をされた内容が本当に多くて私は彼女の強さ、やさしさ、純粋さに圧倒されました。
皆さんにもぜひ読んでもらいたいので、ブログで一般公開にしてもらえないか彼女に頼んでみるつもりです。

彼女にメールをしたら、日本を出たとき、ガイドブックは一冊も持たなかったけれど、私のエッセイの本を持っていったのだと返事をくれました。


いつも元気と前に進む勇気をもらっています。


って書いてあって、涙が止まらなくなりました。

そんなたいした事書いてないもの。
嬉しかったし、感激しました。

でも自分の事しか考えていない自分が情けなかった。いつも何か人の役にたちたいと思いながら、結局何にもしてない自分とも対面しました。

いろんなことを考えさせられています。
チャラカさん。メール本当に、本当にありがとう。





  
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