今日は旦那のイギリス人の友人宅でアフタヌーンティ。
外は雨。
私は、雨が降ると落ち込む癖があるのね。
母が亡くなった日が雨だったから。
母が癌で闘病生活を続けていた時、私はメインで看病していたの。。。
その日、朝から雨が降っていて、うっとおしいので。。私は病院を出て、スーパーで買い物して家に帰ってお風呂にはいってたの。
そしたら電話がかかって来て、母が危篤という知らせ。
病院行ったら、母の意識は、もうありませんでした。
どうして、危篤になるほど弱っていたのに、わたし買い物行って、のん気に、お風呂になんか入ってたんだろうか。って。
−−−−馬鹿みたいに口をあけたまま泣きました。
毎日看病してたのに、亡くなる日さえ気がつかなかったなんて。母の気持ちよりも自分のことばかり考えていた。もっともっともっとやさしくしてあげれば良かった。そんな罪悪感の感情が雨とともに戻ってくるのです。
今日は、手作りのパウンドケーキ、やパンを頂きながら、初めて会うイギリスの領事館の人達なんかと楽しく会話をしていました。。でも急にその時に記憶がふいに戻ってきたのです。
たぶん同じような雨の降りかただったからかもしれません。
みんな人は、いろんな記憶を一枚一枚重ねて生きているんだと思うんです。
中には良いことだけでなく、許せないような記憶や消したい記憶や苦しい記憶。恥ずかしい記憶。
でも、どんなに辛い記憶でも、じっとひざを抱えるようにしていること。
そうすると、その記憶は、時間が包んでくれて、層になって、それが自分の大事な一部になっていくんだ。
そんなことを思いました。
今日、パーティで楽しそうに話している人達も、人種も国も違うけれど、同じように悲しかったり辛かった層を持っているんだろうな、とも。
It's still raining まだ降ってるね。窓辺で雨を見ている私は声をかけられて、
そうね。って、言って我に返って。。。でも雨を見続けながら、やっぱりちょっとだけ、涙がでそうになりました。
生きてた時は、いっつも怒られてばかりで小うるさい母だったんですけどねー。苦笑