米国時代からの親友で今シリコンバレーに住んでいる
廣島直己が、米国googleに転職した。
どーゆーポジションか知らないが、かなりのポジションとストックオプションで転職したに違いない。だって前の会社もすごく大事にされてたみたいだったし。
わざわざ辞めて行くぐらいなら、googleが彼をかなり優遇して迎えたんだろーと勝手に推測してる。
皆知らないかもしれないが、米国googleの技術者系って入れないんだよ。なかなか。
あの会社は、天才ばかり集めて世の中を征服しようとヒソカに考えている、怖い会社だと私は思っている。笑
というわけで、ハーバードやMIT出身でも簡単には入れない。
で、何がすごいかと言うと、直吉は日本の中卒なのだ。
高校出てないし。
それでグーグル。かっこよくないか?笑
直吉(彼のニックネーム)は、私会った当時は英語もあんまししゃべれなかった。
そんな彼との出会いは、コネチカット州の小さなベンチャー会社。
私がそこを初めて訪ねたのは何年前だっただろう。。
ボロボロのオフィスには、マクスウェルとトーマスと直吉と。
そしてなぜだか犬がいた。
私は建築デザイナーとして雑誌にもとりあげられ、確立しつつある地位をふっ、と捨てて、この3人の小さな会社に就職することにした。
マクスウェルと直吉と仕事がしたいと思ったからだ。
建築デザイナーをやめることに、多くの建築家の友人たちにすごく驚かれ惜しまれたけど、ま、いいや、と思った。
当時私の勤めていた会社は米国でトップに入っていて、そこもなかなか入れないデザイナー憧れの会社だった。私も、やっと入れた。笑 で、なぜだか社長にすぐに大事にされるようになり、ユニバーサルスタジオのレストランだとかニューヨークの5番街のGMのショールームのコンセプト等大型プロジェクトを手がけていた。
それをあっさり辞めて、その時、コンセプトしかない3人のボロボロのオフィスの
会社に入った。
ここら辺、自分はやっぱり感性とカンだけで生きてる、と思う。
それから直吉とは星の数以上に喧嘩した。わたしは喧嘩しない性格なのに、なぜか彼とだけは喧嘩する。だって頭くることばっかり言うんだもん。笑
でもまったく理系でない私がIT業界で生きていけたのは彼のおかげだ。
いろんなことがあり私は独立して会社をはじめ、彼はカルフォルニアに引っ越した。
直吉はその後転職先の会社で上場を経験して、今回はグーグルだ。なんだかいろいろあったなぁ。そういえば、彼はシリコンバレーのなんかの会の会長とかやるとか言ってた。
私の知ってる直吉じゃないみたい。w
当時中卒で英語も話せなかった彼が、今は米国で堂々とそれもフツーできないような仕事をしてる。
やっぱり只者じゃなかった。。
彼と会えて、あの小さな会社に転職したことで、私の人生は華やかになった。
結局は、肩書きとか学歴とか会社の規模とかじゃなくて『人』なのよ。