なぜだか、野寺治孝氏の写真集 (旅写)が気になって最近寝る前によくページをめくっています。
旅写~その先の風景 【野寺 治孝 写真集】 (玄光社MOOK)
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これは、野寺さんのたしか15冊目の写真集。
写真集は(売れない)(つくるのが高い)ということでなかなか出版してもらえないんです。
だから野寺さんの出版のペースってすごいなぁ。と思います。
そんな売れっ子野寺さんに対しても、なんでも(いつものようにばっさりw本音)で話す私は、先日お会いした時に
(ねー、なんだかこの旅写って写真集って、今まで野寺さんが出した写真集のいいとこ取りしたお得なお詰め合わせセットって感じよねー。ハードカバーじゃないのに高いしー)
と言ってしまいました。苦笑
いや、たぶん野寺さんの写真にケチつけたりする人あんまりいないと思います。
( -д-)ノ
ブランディングアドバイザーなんで職業病です。すみません。。
私は彼の写真集の中ではTOKYO BAYが一番好きなんだけど、その1冊テーマが決まっているのに比べて、なんだか旅写はごちゃまぜって感じがしてたんです。
でも。。最近気がついたのですが、この写真集、夜にベッドの上で静かにジャズ聞きながら、見てると妙にいいんです。
寝転んでめくっていくと一気にいろんな旅につれ出してくれる。
じーっと1枚1枚の繊細な写真を見つめていると行った事のない外国。日本。その瞬間。その色。その空気がじんわり伝わってくる。
野寺さんがたぶん10年以上かけて撮った風景の瞬間のかけらが鮮明に突き刺さってくる。
それもハードカバーじゃないから、本がすごく見やすいの。そこのところ、うまく説明できないけど。。。持ってないとわかんない。。置いておく本じゃなくて毎日ぱらっと見るのにいい感じ、、というか。
実は、私は寝る前にちょっと心がけていることがあるのです。
それは、その日目を閉じる前に一つでも一瞬でも(本物)に触れる、ということ。
何でもいいんです。
本でも、写真でも、絵でも。ネットで検索した文章でも 音楽でも。。。とにかく(本物)の何かに触れてから、目を閉じる。
これデザイナーとか建築家とかクリエーター系の人以外にもオススメの習慣なんです。
寝る前の5分(なにか本物)に触れること。
。。。。というわけで、私、お詰め合わせセットじゃん、とケチつけたくせに(旅写)写真集に夢中になっている今日この頃です。
野寺治孝ウェブサイト