2010年07月26日

寝る前に本物に触れる、という習慣

なぜだか、野寺治孝氏の写真集 (旅写)が気になって最近寝る前によくページをめくっています。

旅写~その先の風景 【野寺 治孝 写真集】 (玄光社MOOK)
旅写~その先の風景 【野寺 治孝 写真集】 (玄光社MOOK)
クチコミを見る


これは、野寺さんのたしか15冊目の写真集。

写真集は(売れない)(つくるのが高い)ということでなかなか出版してもらえないんです。
だから野寺さんの出版のペースってすごいなぁ。と思います。


そんな売れっ子野寺さんに対しても、なんでも(いつものようにばっさりw本音)で話す私は、先日お会いした時に

(ねー、なんだかこの旅写って写真集って、今まで野寺さんが出した写真集のいいとこ取りしたお得なお詰め合わせセットって感じよねー。ハードカバーじゃないのに高いしー)

と言ってしまいました。苦笑
いや、たぶん野寺さんの写真にケチつけたりする人あんまりいないと思います。
( -д-)ノ 
ブランディングアドバイザーなんで職業病です。すみません。。


私は彼の写真集の中ではTOKYO BAYが一番好きなんだけど、その1冊テーマが決まっているのに比べて、なんだか旅写はごちゃまぜって感じがしてたんです。



でも。。最近気がついたのですが、この写真集、夜にベッドの上で静かにジャズ聞きながら、見てると妙にいいんです。
寝転んでめくっていくと一気にいろんな旅につれ出してくれる。



じーっと1枚1枚の繊細な写真を見つめていると行った事のない外国。日本。その瞬間。その色。その空気がじんわり伝わってくる。
野寺さんがたぶん10年以上かけて撮った風景の瞬間のかけらが鮮明に突き刺さってくる。

それもハードカバーじゃないから、本がすごく見やすいの。そこのところ、うまく説明できないけど。。。持ってないとわかんない。。置いておく本じゃなくて毎日ぱらっと見るのにいい感じ、、というか。

実は、私は寝る前にちょっと心がけていることがあるのです。
それは、その日目を閉じる前に一つでも一瞬でも(本物)に触れる、ということ。
何でもいいんです。

本でも、写真でも、絵でも。ネットで検索した文章でも 音楽でも。。。とにかく(本物)の何かに触れてから、目を閉じる。

これデザイナーとか建築家とかクリエーター系の人以外にもオススメの習慣なんです。
寝る前の5分(なにか本物)に触れること。

。。。。というわけで、私、お詰め合わせセットじゃん、とケチつけたくせに(旅写)写真集に夢中になっている今日この頃です。



野寺治孝ウェブサイト  

Posted by tentenwang at 11:03Comments(5)TrackBack(0)

2010年07月12日

結婚相手の選び方?

娘に添い寝してたら

ねー、ママってパパとけっこーんする時に悩まなかった?

と聞いてきた。

結婚?
と聞いたら、

わたしね、たーーーくさんの男の子の中からどの人とけっこんするのか、選ぶのってムツカしいことだと思うんだ。





そ、そりゃそーだね。ノ( ̄0 ̄;)
じゃ、やさしいかどうかで選ぶのはどう?



でもみんなわたしにやさしいよ。


( ̄ー ̄)あら。。


そのまま、もう遅いから寝なさいと言えばいいんだが、ちょっと考えてみた。

じゃ、ね、あなたが、おおきくなって、結婚するかどうか悩んだら、その人が
あなた以外の人にどう接しているか、よーくみるのがいいんじゃないかな?

たとえば、知らない店の人への態度とか。友達への態度とかさぁ。



娘は、突然起き上がって、わかった!と目をキラキラ見開いて言った。

ジャイアンとスネ夫は、しずちゃんを絶対いじめないけど、他の子にはいじわるなの。
あーゆー人とけっこんしてはいけないんだねっ!!



私は笑いながら彼女をハグしました。

おやすみ。good night;-)

ALL SHE REALLY NEEDS TO KNOW SHE LEARNED IN KINDERGARTEN and DORAEMON;-)


  
Posted by tentenwang at 23:15Comments(4)TrackBack(0)

マイクロファイナンスの難しさ

なんか。。。週末、ううううっ。ときてました。
まぁ、これ読んで下さい。
私のブログによくでてくるアフリカでがんばってるプラ子ちゃんのエントリ。


プラ子旅する。まだアフリカです


ちょうど娘のお友達が二人遊びにきていて、3人の幸せそうな女の子たちとこのブログの中の子供たちと。。。今同じ2010年を生きていること。

自分にしたってそうです。
たまたま水道をひねったら飲める水がでてくる国に生まれ、恵まれた環境に生まれたから、たいした努力もしていないのに、食べるものに苦労してない。

週末は沢山のことを考えすぎてちょっと吐きそうになりました。

ツィッターでポートランドのcreative visual thinkerの濱口さん @hideshione  からメッセージもらいました。

from falling-down to falling-up. microfinace creates a meaningful shift. but we must face up to the tough reality during the shift

何かをやろうとする時は、必ず現実の壁にぶちあたります。
前を向いていかなければ。。  
Posted by tentenwang at 10:08Comments(1)TrackBack(0)

2010年07月07日

佐藤さんの息子さんへの手紙

昔、シカゴで学生をしていた頃にその大学の先輩に日本人がいた。
佐藤さん、という。

とても優秀で、教授に紹介してもらって出会った。

佐藤さんは、非常に優秀なで、デザイナー&カメラマンとして個人で働いていた。
一人息子さんがいた。

私は時々佐藤さんに自分の作品の批評をしてもらったりした。
アドバイスの後に、食事などご一緒させてもらった。
その時よく小学生の息子さんの話を聞いた。


それから私も卒業。就職して、忙しくなり佐藤さんにはあまり会わなくなった。
そして私たちはニューヨークに引っ越した。
佐藤さんとは完全に疎遠になった。





ある日、突然、旦那とヤオハンに行ってみようということになった。
私たちはコネチカットに住んでいたので、ニュージャージー州にあるヤオハン(今のミツワ)に行くのは、車でもかなり遠い。日本食はコネチカットでもクィーンズの中華街でも帰るし行く必要性もなかった。

でも、本当になぜだか自然にその日わざわざヤオハンに行くことになった。

スーパーの玄関先で日系の新聞が宣伝のために配られていた。
新聞を買って下さい、という宣伝の為なので、何日か前の新聞も束になって配られていた。



私は、今週の、旦那は前週の新聞を受け取り、ランチの時にそれを広げた。

(そこに行かなければ決して見る事がなかったであろう)前の週の新聞の1面に佐藤さんがのっていた。

旦那が、こ、これ、佐藤さんじゃない?

シカゴの日系の学校の空からの撮影時ヘリコプターが墜落
操縦士 カメラマン、先生 全員死亡
白黒の小さな写真。そのカメラマンは確かに佐藤さんだった。


私は呆然とした。声がでなかった。震えた。

その後のことはよく覚えていない。

私はその日の夜に佐藤さんの息子さんに宛、長い長い手紙を書いた。
黄色い便箋だった。
一気に何枚も書いた。

佐藤さんに会って食事をしていた時に、佐藤さんが息子さんに託した夢であったり、どんなに彼が息子さんを愛していたか、ということ。
私が聞いていたすべてを書いた。

私はその手紙を投函した。手紙がポストに落ちる小さな音。
目眩のような感覚があった。

その後奥様がお礼の電話をくれた。
息子にとってものすごく影響のあった手紙だった、と。


でも、私は今でも思う。
たぶん、あれは佐藤さんが私をつかって書かせたんだ、と。

  
Posted by tentenwang at 01:11Comments(5)TrackBack(0)

2010年07月04日

娘の創作話が。。。ひどい件w

娘がいたずらそうな目をして、幼稚園のサマースクールで絵本つくったぁ、と見せてくれました。
それがあんまりにひどい話で笑った。(; ̄ー ̄)

男の子の話。

When I woke up, I slipped on a ball and broke my favorite book.
僕が起きた時、ボールを落として僕の気に入ってる本を壊してしまった。

IMG_3129



I could tell it was going to be a terrible day
これは、ひどい日になるぞと僕、わかったんだ。

At school, no body wanted to play with me.
学校では、誰も遊んでくれないし。

I am having a terrable day I said. Noone even answasrd.
僕ね、今日はひどい日なんだ、と皆に言った。だけど誰も僕に話してさえもくれない。


IMG_3128


After school i went to the park and slipped and fell on a rock.
学校終わって公園に行った。そしたら、石につまずいてこけた。

My mom says some days are like that.
そしたら、僕のママは言うんだ。
そんな日もあるわよ。







これ、読んで私大爆笑
なんじゃ?この話?


娘は肩をすくめていたずらそうな目をして笑う。。

彼女が幼稚園で何か起こって大変だったと訴えてくる時、私はだいたい


あらー可哀想だったねぇ。でも、まーそんな日もあるわ。 というようなことを無意識に連発していた気がする。。

しかし。。6歳の子が作ったストーリーのオチが
My mom says some days are like that(ママが言う。ま、そんな日もあるわな)でいいのかどうか。。。。ちょっと悩んだ。。苦笑



2年前、娘4歳の頃のエントリーw


娘の生きていく力  
Posted by tentenwang at 22:35Comments(1)TrackBack(0)

2010年07月02日

6歳の娘問う。リーダーってどんな人?

6歳の娘が、リーダーってどんな人のこと?
と聞いたので
『誰も信じてないことでも、みんなを納得させて同じ方向に向かっていく人よ』
と答えたら、
『じゃ、バッドリーダーとグッドリーダーがいるね』と。
私じっと娘の顔をみてしまった。。。


IMG_1927


それから彼女は、私の目をじーっと、みつめながら、
『ほんとーは、心の中では、みんなは、やりたくないきもちなのに、むりにさせる人がリーダー?』
と聞いてきた。

私『無理にじゃないよ。説得するんだよ』
『説得って?』
私『いろんな話をして、言い聞かせるってことかなー』
(いいかげんな説明だな。。苦笑)

娘は、それを聞いてふいにこの話には興味を失ったようで、横を向いてしまった。

そしてそのままの姿で一言
『リーダーってさみしいね』

は?v( ̄∇ ̄)vは?



確かにリーダーは孤独です。
でも、それはリーダー経験者じゃないとわかんないもんだと思うけど。。。


どんなサバイバルな幼稚園時代を送ったんだ? この子は。苦笑  
Posted by tentenwang at 20:49Comments(1)TrackBack(0)