2012年11月30日

新刊本のトークショー&アマゾン予約特典のお知らせ

新刊がでます!
『PRESENT プレゼント 世界で1番大切なことの見つけかた』

以下、トークイベントのお知らせです。来て頂けたら、すごく嬉しいです。
何を話そうかなぁ。。。

満員になりました ↓ありがとうございます!

日時:12月8日(土)19時より(開場18時30分)
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910

12月5日発売予定『PRESENT プレゼント 世界で1番大切なことの見つけかた』の刊行を記念し、坂之上洋子さんのトークイベントを開催致します。イベント参加整理券は同書お買い上げの先着60名様に配布致します。
イベント参加整理券ご希望の方はリブロ池袋本店別館地下1階Aゾーン文芸書売場レジにてお買上げ時に係員にお申し付け下さい下さい。
※整理券は商品入荷次第発券を開始致します。
※整理券はなくなり次第配布を終了致します。 

5日に発売なので、8日までに整理券なくなってしまうかもしれないそうです。。。。

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Amazon 予約特典のお知らせ
12月8日まで、申し込みページから、壁紙をダウンロードできます。
例)
250-6090674-3744612 の場合
25060906743744612 とハイフン抜かして入力していただければ登録できます。

イラストは、オーストラリア人のグレースさん。
羊が、可愛くない? ぬいぐるみにして欲しいなぁ。


PRESENT プレゼント 世界で1番大切なことの見つけかた
PRESENT プレゼント 世界で1番大切なことの見つけかた



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Posted by tentenwang at 23:35Comments(8)

2012年11月25日

なぜこんなことで、死なないといけないですか?

パレスチナとイスラエルの戦いをニュースで見ながら、たぶん全然世界の違うところの話だと思った人も多いかもしれません。

私はパレスチナの友人もイスラエルの友人もいるので、Facebookで沢山の亡くなった方々の写真を見ました。
Gaza-children-mourn-dead-baby-1114121


中に、まだ、小さい子供たちが、倒れている写真がありました。
ここであまりにも残酷な写真はのせられませんが、たぶん3歳か4歳くらいの子どももいました。子どもたちが、皆、血みどろで死んでました。

昨日まで無邪気に笑っていただろう沢山の子供たちが。

どうして、そんなことが起こるのでしょう。

パレスチナ 2

今年の4月、パレスチナ大統領が来日しました。その時に、私は日本のビジネス界の方々とのミーティングをセットアップしました。
安全になったので、是非日本のビジネス界の方々にも来てもらって、これからどんどんビジネスをやっていきたいってことでした。

今回のイスラエルの攻撃が始まった時は、正直愕然としました。

それから、一生懸命、色々な記事を読みました。イスラエルで選挙があるから、(イスラエル政府はオバマが勝つとは思っていなくロムニーに100%力を入れていた。しかし負けてしまったことでイスラエルに力がないことが露呈)イスラエルの強行派をまとめる為に、しかけたのだ、という論調が目立ちました。

そんな理由で、子供が死んでいい?

正直もっともっと大事な理由があるに違いないと、他の情報も集めました。

でも、別の大きな理由があったとしても、ただ、家にいただけの子供が突然、殺されてよいはずがないのです。
どんな理由があろうとも、子供がこんなことで死んではいけない。


そして、そうこうしているうちに、怒ったパレスチナ側が報復をし、イスラエルの方々が亡くなるというニュースがありました。


絶望的な気持ちになりました。

今回の爆破で亡くなったイスラエル人、ひとりひとりに、家族がいる。今回亡くなった人々も、もしかしたら、パレスチナとの和平を望んでいたイスラエル人だったかもしれません。無差別に攻撃されているわけですから、個人の考えは関係ありません。


こうなってくると、双方正当な理由など、何も見えなくなります。
誰も憎しみで、もう訳がわからなくなるはずです。
どちらが正しいとか正しくないとか、死んだ人を目の前に言えるはずがないでしょう?
そこには憎悪しか残されません。

私だって娘が殺されたら気が狂うと思います。


戦争がはじまったら、どちらが正しくてどちらが正しくない、はなくなります。

私は911が起こった時に米国で生活していました。
だから、米国の人々が戦争へ向かっていく様子を肌で知りました。
いつのまにか、ありえないようなことまでもが、正当化されていきます。

そして、結局犠牲になるのは、普通に笑って日常を生きてきた無実の市民なんです。
多くのイラク人とともに多くの米国人も亡くなりました。

争いがなければ、仕事をし、学校に行き、恋をして、結婚する、くだらない冗談で笑ったり、美味しいもの食べて喜んだり。。そんな人たちが、どんどん亡くなっていきました。


私の娘が通っていた小学校の同級生にはパレスチナ人とイスラエル人が仲良く遊んでいました。出会っていたら、もしかしたら、親友になったかもしれない同士が殺し合う。
戦争とはそういうものです。

私は、「子供を殺してまで」「無実な人を殺してまで」守らなければならないものって、一体なんなんだろうか?と激しく憤りました。

その時に、友人の一人がこう言いました。

「人間ってそういうものだよ。やらないとやられる。
領土を守る。国を守る。日本だって同じよ。やられっぱなしで黙っておくわけにいかない」

私は彼の顔をまじまじと見ました。
自分が唾をのみこむ音が喉のところでしました。

「2012年のこの時代に、行きつく答えが、土地を守ること。国を守るために、子供を殺すことも辞さない?」 

普段まともな人がそんなことを言うなんて。


それがたとえ、無知だと言われようとナイーブだと言われようと、私は、これからちゃんと声にだそうと思います。

「それは違うよ」って。

私は自分の国も守る。でも絶対に他国の子供も殺さない。
どの国の子供も誰も、こんなことで一人も死んではいけない。

そう口にだしてちゃんと言わなければ、と最近の日本の空気も感じながら思っています。
今は「戦う、やり返せ、怖い」そういう世論がたちこめてきている。そういう緊張した世論は、歴史を見れば、誰か一人でも何かのひょうしで死んだとしたら、

一日で日本もテロ戦争に突入していくでしょう。

いろんなところで、無実の人が死にはじめると、防衛という名の殺し合いが始まります。
そしてそれは一旦始まったら終わらない。長く長く続くことになるでしょう。

私たちは知らなくてはならない。
まず、まわりの人に、以下の2点のことを広めていかなければならない。


1。テロ戦争が、軍備の強化や武器や、セキュリティチェックで決して取り除かれない、なくならないのを多くの知識人が既に知っていること。

2。愛すること。理解しようと努力すること。教育。時間がかかる。もちろん途中で挫折しようになるぐらいに上手くいかないこともたくさんある。でもそれだけが、人々の不安を取りのぞき平和をつくる土台になる。


戯言と言う人がでてくる。
簡単じゃないと言う人がててくる。
幼稚だと笑う人がでてくる。

もちろん簡単じゃない。

いろんな方法があるでしょう。
でもわけのわからないことを言っているから、殴り返す。が答えではないことははっきりしている。

市民として、これから私たちは、賢くならなければならない時代にはいったと思うのです。

  
Posted by tentenwang at 22:23Comments(11)

2012年11月19日

リーマボウイが教えてくれたことについて

2012年も終わりがけ、なんだか精神的に疲れている方も多いでしょう。

仕事が上手くいかない。家庭が上手くいかない。
自分がちっぽけな存在に感じる。
なんだか、もやもやした気分であるなら、今年最後の読書としてかなりおすすめの本です。

祈りよ力となれ――リーマ・ボウイー自伝
祈りよ力となれ――リーマ・ボウイー自伝

重い本です。重量も読み応えも、実際のページ数も。

リーマ・ボウイー 2011年ノーベル平和賞受賞者の、ここまで書く?と思わされる赤裸裸な人生が語られています。

犠牲にして、頑張って頑張って来たのに、いじめられる様子など。。。
何かをやり遂げようとした人のはじまりは、とても小さく。。。。。。。

どんなに尊敬されている人でも、私たちと同じように、苦しみ、壁にぶつかり、泣き、家族の問題を抱えながら生きているというあたりまえの事実を見せてくれます。

そして、それでも目の前に何か光りがともるような。。読み応えある一冊です。

もしもなんだか疲れているならば、ゆっくりと、時間をかけて読んでみて下さい。
久々に深く深く色んな意味で息をすうことができる気持ちになれるかと思います。
  
Posted by tentenwang at 09:20Comments(2)TrackBack(0)

2012年11月15日

ブータンの王室のディナー

今回は、王室や政府の方々の招きでしたので、ちゃんと民族衣装のキラを沢山来ました。
ブータン服


歴代の王様の帽子
ブータン王様の帽子


現国王とお妃が結婚したプナカゾン
ブータン寺



ブータンでは、王室はとても尊敬されています。およばれして出てきて最初に出会った侍従長がおとぎの国から出てきた人のようでした。。。

ブータン侍従長


王室のディナーに招かれることなんてなかなかない経験です。
銀のプレートに美しい料理がのっていて見た目もとても美しいです。

しかし後で、自分のプレートの写真見て、この盛り方は、さすがに品がないだろうって思いました。。。

すごい遠慮なくすべて盛ってる。笑 
ブータン料理




それにしても、貧しい家に生まれるのも大変だけれども、王室に生まれてくるのも大変だろうな、ってちょっとだけ思いました。  
Posted by tentenwang at 00:37Comments(2)TrackBack(0)

2012年11月14日

ブータンの田舎

ブータンでは、主に医療、教育関係のリサーチをしています。
大学の理事長、教育省の事務次官、保険省の事務次官、薬の基準を決める役所のトップ等のミーティングに加え、都市部の病院から、田舎のヘルスセンターまで見て回っています。

その行く先々の写真

田舎の方に行く道のり
ヤクにはさまれる車



途中、農家の家に寄りました。
ブータンの農村


どの家にも仏間があり、信仰深さを感じさせます。

仏教


道で野菜を売っている様子。
ブータン田舎の売店


野菜売りの少女

多くの人が噛んでいるナッツのようなもの(中毒になるらしく癌になる可能性も高いらしいです)
ミントタバコガム


行く先々ででるバター茶

バター茶


すれ違うトラックはどれもこんな感じで絵が書かれています。ヘッドライトの上に目がある。

ブータンのトラック


各政府のトップとの話し合いで、印象的だったこと。

近代化の現実として流れはいる資本主義、貨幣経済のジレンマに危機感を感じつつも、国民総幸福量(GNH)を真剣にとらえているところ、でしょうか。

つまり、何かやろうとする時に、「どうすれば民が幸せになるのか」ということをいつもリーダー達が立ち止まって考えていること、その真摯な姿勢がとても印象的でした。

  
Posted by tentenwang at 14:23Comments(2)TrackBack(0)

2012年11月11日

幸せの国、ブータンにいます!

ブータン到着しました。
日中はあったかくて、夜がズンと寒いです。標高2800メートル以上ある場所にいます。

今回は国のゲストとして迎えられました。
なぜ?
実は、この旅、星槎グループの宮澤保夫氏の20年以上のブータン王室、政府とのつながりのおかげで実現したからです。

人生を逆転する学校  情熱こそが人を動かす
人生を逆転する学校 情熱こそが人を動かす


宮澤先生は、本当にあたたかくて、楽しくて、そして純粋な少年のような方です。
毎日政府の高官とのミーティングを準備しながら、同時に炊飯器を買って来て、私たちの為にご飯を炊いて下さるという気の使い方。。。

私が初めて宮澤さんにお会いする前に上記の本を読み、途中でやめることができず眠れなくなってしまいました。こういう人が教育界にいてくれて本当に良かったなぁと思える方です。

旅行をしきってくださっているのが、星槎グループ国際学園の理事長の井上先生
井上先生は、数週間前にブータンの新聞にお妃様とトップにのっているというぐらいのブータン通。

そして、今回、ブータン初めて組は、あのカリスマブロガーのちきりんさんがすごいと言っている 八王子の医療法人社団KNIの理事長 北原茂実先生。

「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)



「病院」が東北を救う日 (講談社プラスアルファ新書)
「病院」が東北を救う日 (講談社プラスアルファ新書)


ビジョンと実行力を伴う方で、カンボジアの病院の前で女の人が死んでゆくのを見たことで絶対にこんな医療制度ではダメだと思い、カンボジアの医療制度を改革することを考え、それを実行にされていらっしゃる方です。

カンボジアだけでなくアジア全体のことを考え、日本も含め、その国のそれぞれにあった政策は目からウロコ状態で、その話の面白さ、豊富さに圧倒されます。
今、医療はキューバが凄いそうで、世界の中のことを知っているからこそ、北原先生と話をすると、日本が何をするべきか、の立ち位置がはっきりと見えてきます。


そして東京大学医学部の渋谷健司教授。渋谷先生は、医学雑誌のランセットの日本特集を組むことができるレベルの先生で国際保健分野で世界で戦えるリーダーたちを輩出しています。

渋谷先生が今回のメンバーを構成したのですが、皆がそれぞれ個性がすごい。。。濃すぎるメンバーです。苦笑



私は、医療、農業、教育がこの国でどうなっていて何が必要で、何が必要でないか、各先生方の考えをまとめる役目です。どの先生もどの国でも、自分の力で自立することが大事だと思っているので、そのサポート、日本の今までの知恵をどう協力できるのか。戦略的に考えていきたいと思います。

ブータン4

保健省のトップ、事務次官との会談風景

教育、経済、医療 農業のトップとの会談以外にも現地での病院やゴミ処理、大学、貧しい地域の病院、10日間、しっかり見てくる予定です。
ブータン3



それにしても、今回のメンバー個性的。。それぞれにものすごい幅広い経験をもち、壁にぶつかり、それを乗り越えてらした方々なので、話がとにかく面白いです。もう笑いが絶えません。
海外に一緒に行くとまるで、お互いの性格がすぐわかるので、昔からの親友みたいになりますねw


実は私に初めてブータンへ行かないか?の打診頂いた時に、娘が小学3年生なので、そんな長い出張無理〜と思い断る予定でいたら、旦那が「そんな面白そうな仕事は、一生のうちに何回もないので、断るなんて馬鹿じゃない?僕だったら絶対行くよ。面白そうだもん」と笑って言ってくれて行く決心がつきました。

昨夜、宮澤先生と井上先生が相談して、ホテルに新しいルーターを買ってきて、設置してくれて、ネット環境をドラマチックに改善してくださり、朝スカイプつけっぱなしで娘といつでも思う存分テレビ会話できる状態にしてくれました。

幸せの国で、幸せだなぁと何度も思いましたよ。ほんと。

  
Posted by tentenwang at 09:10Comments(0)TrackBack(0)