昨日の会議がちょっと感動的でした。
それは、観光庁の有識者会議。同じメンバーで何度も行われたなのですが、なんと委員11人のうち8人が外国人だったのです。(韓国 中国 オーストラリア 英国 フランス ベルギー 等)
で、毎回、同時通訳、資料もすべて日英用意されていました。
このメンバーで、今年で10周年を迎える観光政策において初めて、「日本の魅力とは何か?」について、4回に分けて正面から議論しあったのでした。
(いままでは、富士山とか芸者、新幹線とか温泉とか。。だったらしいです)
霞が関の会議にありがちな、あらかじめのシナリオありの感じでは全くなく、毎回毎回、議論が白熱。他の委員への気遣いなく、前の発言の全否定も。
私得意の「それ、ありえなくないですか〜?(笑顔で)」を全員がやる感じです。
もうこの時点で霞ヶ関の会議とは思えない混乱ぶりです。笑
委員間の直接の意見交換も当たり前。
嫌みあるわ、駄目だしあるわ、批判もあるわ、もうたいへん!
私なんか、広告代理店が一生懸命つくったものに、
「愛を感じない」と、バッサリ 苦笑
そして、外国人委員が、最後、全員一致したのが、日本の一番の観光資源のひとつは、もしかしたら、景色ではなく「日本人」じゃないか、ってこと。
彼等から、日本人の姿で驚いたことは、いくらでもでてきます。
一見無愛想なのに、道を聞いたらものすごく親切にしてくれた。
財布を落として困っていたら、一緒に探してくれて、ちゃんと見つかって中身もはいっていた。
駅で誰にも言われないのに、片方にきちんと列になって並んでいる。
新幹線の清掃員の掃除が早い。そして全員で深々とお辞儀をする姿が美しい。
乗車客数が世界でもトップクラスの駅なのにゴミが落ちていない。
などなど。
そのほかにも盛りだくさんの、日本の良さ、についての本当に議論に議論を重ねた、実りある会議でした。
そして最後の最後の終了の発言の時です。事務局の方が、最後感極まって男泣きしてしまい、一瞬、一同 みんな、し〜ん、となりました。
毎回、皆が大ブーイングをし、そのブーイングから、問題を洗い出し、なんとか、改善を試みた事務局の努力を一瞬かいま見たのでした。
(文句だけ言うのは楽よねw)
委員の一人が私に英語でささやきました。「ほら、こういう日本人が一番、日本の財産だよね」って
緑の派手な服を来てるのが私 ↓