2013年04月29日

アイディアは地球を救う

先日、日本の海外で活躍するNGO/NPOの代表を集めてランチしました。

私は、時々家で夕食会を企画することがあるのですが、そこで会った人同士が新規のプロジェクトを始めたり、日本の制度を変えていったりしているのを目のあたりにしてきました。

ネットもこれだけ発達したけれども、実際に会うのがものすごく大事だと思っています。

今回は、皆さんグローバルに活動している代表なだけあって、とりあえず、何を話しても、建設的でポジティブで、ユーモアがあって盛り上がりました。



NPO
















私は、NPO/NGOを実際に行っているわけではありません。
私ができるのは、この業界全体のブランドを上げていくような手助けをすることなんじゃないかな、と勝手に思ったりしています。それから、政治、ビジネス、官庁、メディアそういう別業界との橋をかけるような。でも、もちろん最初からそんなことを思っていたわけではなく、関わるうちに段々自分の役目みたいなのが見えてきたりするんだと思います。


そういう意味で、この業界に興味のある方へおすすめの本。
「希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン」
希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン
希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン [単行本(ソフトカバー)]


私のインタビューもはいってるんですが、この部分はまぁ、ご愛嬌。。たいした話はしてません。(先に謝っとく)汗

でも、巻末に付けられたイシューヒントマップが非常に良くできています。
個人や家族から、地域、日本、世界、地球レベルまで、ありとあらゆる社会課題(イシュー)が体系的にマッピングされています。

漠然と社会のために何かしたいと思っている人は、これを眺めながら「この課題は自分の関心事に近いかな」と考えるヒントを与えてくれると思います。

私はこれからの日本は、社会起業家NPO/NGO業界が引っ張って行く時代が来るんじゃないかと思っています。これから沢山の優秀な方々が参加してくれますように。



  

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2013年04月25日

イベントのお誘い 2つ

仲良くして頂いている堀内勉さんがお誘い下さった会

志村季世恵さん(ダイアログ・イン・ザ・ダーク代表理事)と桜井なおみさん(キャンサー・ソリューションズ代表取締役社長)のお二人のお話が聞けます。

志村さんは、健常者が視覚障害を持つスタッフのサポートを得ながら、真っ暗闇の空間を体感するというダイアログ・イン・ザ・ダークという場をつくってらっしゃいます。私も家族で行ったことがあるのですが、凄く素敵な体験でしたよ。

また、桜井さんは、癌になった多くの人が職場を離れざるを得ないという現実に憤りを感じ、癌患者支援ため起業し、現在は「様々な不具合を抱えている人たちが共生、共存できる社会」を実現すべく飛び回っていらっしゃるそうです。

5月7日 19:00〜 

私はまだ実家で残念なことに行けないのですが、GW最後の夜に、元気になれる話が聞けて、しゃきっ、となれるんじゃないかと思います!申し込みはこちら。



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モザンビークのプラ子ちゃんの活動を応援する散歩会

「プラッと鎌倉さんぽ」 日付:2013年5月11日(土) 場所:鎌倉 ※応募締め切り5月1日 申し込みはこちら。
いつも沢山の応募があるので、抽選になるそうです。


私も参加予定します。


プラ子ちゃんのブログはこちら
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どちらも、一人参加も歓迎ですので、是非いらして下さい。

  
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豆ぐらい売ってやる

今朝小雨だったのですが、ものすごく久しぶりに走りにでました。
いいアイディアが浮かばず「自分、ばかやろ〜」って気分でしたものですから。
yoyogipark

昨日、NGOの相談にのったんですよね。

そのNGOは途上国の支援でコーヒーをつくっています。
でもそれが10年たって、生産が40トンぐらいだったのが、今年は豊作で160トンぐらいとれてしまったそうです。。現地の生活支援の為に、今までがんばってきて、色々改善され、豆が沢山とれるようになったわけで、本来はおめでたい話なんです。

しかし、フェアトレードなのと、有機のコーヒー豆。当然市場よりも原価が相当高いです。
つまり売り先を開拓しなくてはいけません。

このコーヒー豆売る為に、Eコマースをどう改善すればいいか?という相談でしたが、ある時点で。。。
私言いました。「あのさぁ、ちょっと全体の会計のエクセル見せてくれない?」
出て来た分厚い資料を分析すると、そもそもEコマースで売り上げ3倍あげても、今回の問題の解決にならないじゃん。ということを悟りました。


今回の豆を全部買い取ると確実にNGO側の財政を圧迫します。でも買わないってわけにいかない。
相談うけたのは、Eコマースの改善だけど、これ、そういう問題じゃぜんぜんないじゃんか。苦笑

「つまり8千万円か9千万円ぐらいのコーヒー豆売らなきゃなんないって、わけですよね、これ。」


で、頭ぐるぐるさせながら、コーヒー豆売るアイディア考えたのですが、、浮かばないので、今朝久々に走ったわけです。

「アイディアで8千万円ぐらいの豆ぐらいさばけ。そんなこともできなくてなにブランディングのプロとかなにいってんだよ」
と思う訳です。

(この時点で、別に私に売れとか誰も頼んでないんですけどね。。良い知恵が浮かばないと頭にくるんだ。苦笑)

で、3キロぐらい走って(最近さぼってたので全然走れない)へたばって、ふらふら歩いてたらいい考えがいくつか浮かんできました。フェアトレードで有機で、当然市場よりも高い豆をちゃんと全部売るアイディア。

ま、実行するまでに試練が軽く6つぐらいありそうですが、とりあえず新しいアイディアです。

それ、すぐにいくつか電話して、さばさば気分よくなって、着替えてウキキとほくそえみながら次のミーティングに行きました。

しかし、そもそもの頼まれた相談事(今回はEコマースの改善)はこの時点で、もう完全スルー。苦笑
いつも頼まれた事の範囲でベストをつくすなんて全然しないから、「ちゃぶ台ひっくり返し系」と言われてしまうんですよね。きっと。


  
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2013年04月22日

娘のはじめてのペット

「ままはイヤ」

「かわいいよ」

「絶対イヤ」

「かえるも小さくて、かわいいよ」

「かわいくない

と言ったのに、娘ちゃん旦那から了解をとりつけてしまいました。
学校のプールで産まれた山のような、おたまじゃくしの子供をもらえることになるらしく、それを家で育てることに。

旦那から了解もらった娘、はじめてのペットが、うれしくて、うれしくて夜も朝もおおはしゃぎ。
ペットボトル握りしめて学校に行きました。

その日は新しい家族を迎えるために、わたしも仕事さっさと切り上げて家でまっていると、
娘ちゃん帰って来て、玄関で私の顔見ると、涙ぽろぽろ流して、まま〜って玄関先で私を見るなり、涙ぽろぽろ。。

いつも娘をいじめているらしい男の子が、おたまじゃくしを娘が持って帰るのを、反対したらしいです。

「おまえ生き物係だろ? 生き物係は、おたまじゃくしあげる主催者だから、主催者はおたまじゃくしはもらえない」

ど〜いう根拠なんだか意味不明ですが。
(私はこの男の子はいつも娘をいじめてるので、娘のことがもしかしたら、好きなんじゃないかと思っているんですけどね 笑)


まぁ、とりあえず、おたまじゃくしはもらえなかったということで。。。まま嬉しい。


そして、ず〜〜〜〜〜〜っと、近所で娘がいつも顔をだしては店の人に、亀だとか魚の質問をあびせまくっているのに一度も何も買っていない水草、熱帯魚、観賞魚用品のセレクトショップsensuousへ行く事にしました。店長さんものすごく優しい。ほんと。この仕事が大好きって感じ。

責任もって育てるとの約束で、一番飼育が簡単というベラという魚を1匹娘が選びました。

我が家の初ペットです。

名前は娘が、「ブルー」って名付けました。そのまんまw
娘がブルーに、いろいろ話しかけたりしてて、なんだか可愛いです。

bluefish2

blue fish






  
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2013年04月19日

結婚記念日

16日は、結婚記念日でした。学生結婚でしたので。。な、長過ぎる結婚生活です。笑
当時、彼は貧乏留学生でしたので、周囲からものすごい反対されての結婚でした。「将来産んだ子供のミルクが買えなったらどうするつもりなんだ」とまで言われたことも。

まぁ、確かに貯金もない留学生と結婚する!と私が言いだしたのは21歳でしたので、まわりの大人も心配したのでしょう。w


ま、とりあえず、まだ続いています。旦那さん、花を買って来てくれましたよw
hana




思いおこせば、あの時の、外国人の旦那のプロポースは、『洋子でいいよ』でした。
その瞬間、もちろん私、キレそうになりました。

「それどういう意味よ? あなたは、ビールいい とビールいい の違いがわかってるの!!?」と。笑
そのあとは、延々と日本語の文法の説明になりましたので、まぁ、正式には、プロポーズはされていないと思います。



そういえば最初に彼に手紙をもらった時も。。
当時、私は母の看病におわれていたのです。でも母の癌は進行するばかり。。彼とお茶飲んでるだけでも、つい涙ぐんでおりました。

そんな折り、彼がくれたメモ。

彼は 「洋子が、かわいそう 助けになりたい」と書きたかったんだそうです。


でも、家に帰って、私メモを開けると


洋子 かわうそ

とだけ、書かれていました。

か わ う そ

かわうそ


私、かわうそ。。。ってど〜いう意味よ?と思いました。苦笑

そういう旦那とのミスコミュニケーションは、20年以上続く結婚生活の中で、いまだ続いております。


そんなコミュニケーションがとれない旦那とは、時々偶然帰る時間が同じになりそうかな、と思うと駅で待ち合わせて、家までの道を一緒に歩いて帰ります。家まで近いので、「わざわざ、待つ事もないよね〜」と毎回思うんですが、今日あった、たわいもない話などをしながら歩いて帰る道の7、8分がなんか特別なんですよね。。

そう思える人と結婚できてラッキーだったかな、と思います。

  
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2013年04月11日

ビルゲイツさん文芸春秋に登場

昨日発売の文芸春秋!
ビルゲイツ氏の寄稿が掲載されています。

実はシアトルから、文芸春秋に寄稿したいとの依頼があって
「でも文芸春秋の人誰も知らないぁ〜むむむ〜〜」と思ってました。

まぁ,聞いてみようとTwitter とFacebookで「誰か文芸春秋の中の人知らないですか?」って尋ねたところところ、1日で、8件もご紹介できますよ、ってお返事がきたのです。

その中でほんと最初の数分後にコンタクトしてくれたシンガポール在住のママ友のマウスさんが、「東京いい店うまい店」編集長の柏原光太郎さんをご紹介下さいました。


そして、その数日後に、文芸春秋の編集長の島田さんから直接お電話頂き、ビルゲイツさんの原稿を載せてくれることになる、というものすごくスピーディな展開でした。

その間、「紹介できますよ」、と言って下さった8人。私が直接会ったことない人も多く、それは今までの私の発言を知っていて、この人なら、信用して自分の知り合いを紹介できると思って下さったということなんだと。。。

本当にありがたいことだなぁ、と思います。

そういえば、ふくしまインドアパークができた経由と同じような感動でした。

そして、島田編集長をご紹介下さった、柏原光太郎さんにも、まだお会いしたことないんですよねでもたぶん、ご発言から、気が合うのではないか、と。。お会いするのを楽しみにしております。


ビルゲイツ


























今回の提言、ゲイツさんが踏み込んでお話されていることは、日本にとってとても大きな意思表示だと思います。

軍備だけが日本を強くするわけではないこと。
右傾化している中で、こんな繊細な舵取りをしていかなければならない時期にだからこその提案です。

途中、英語と日本語の相性が、うまくあわず、(日本人が聞いたらキツく聞こえる表現があって、でも英語的には別にそういう意味じゃないのだけど。。みたいなことで)結構苦労しました。

ゲイツさんの文章にツッコミをいれて直させる自分がほんと怖いです。おまえ、ほんと〜に誰にでも、つっこむ奴やな〜と横で旦那が苦笑してました。


日本人、ひとりひとりが真の意味での賢さ、強さを身につけなくてはいけない今という時期に、ゲイツさんの考えや日本への思い。多くの方々に是非読んで頂けたら、と思います。
  
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2013年04月09日

友田 錫先生と本がつくりたいよ〜と思った

昨夜ものすごく久しぶりに友田 錫先生をお招きして食事会をしました。

友田先生との会話が、ほんとうに、すごくてまだ興奮しています。

友田先生の著作↓
グローバリゼーション 人類5万年のドラマ (上)
グローバリゼーション 人類5万年のドラマ (上) [単行本]

ヨーロッパ―統合への道〈下〉
ヨーロッパ―統合への道〈下〉 [単行本]

入門・現代日本外交―日中国交正常化以後 (中公新書)
入門・現代日本外交―日中国交正常化以後 (中公新書) [新書]


シアヌーク回想録―戦争…そして希望 [単行本]

裏切られたベトナム革命―チュン・ニュー・タンの証言 [単行本]


彼は小学5年生の時に広島に疎開中被曝。お兄さんもその時に亡くなっています。
フランスへ留学、司馬遼太郎さんの友人で、産經新聞の論説員を経て
2009年1月まで日本国際問題研究所所長でした。

私のツッコミがすごくて
「友田先生ってこんなにリベラルなのに、どうして産経新聞でやっていけてたの?」
から始まって、

「新聞の論調は、誰によって決まるのか」
「憲法は改正したら、日本は戦争に行くのか」
「人間は自分の考えに、固執して他が見えなくなってしまうのか」
「EUが解体しない訳」
「政治家の質と小選挙区の問題点」
「司馬遼太郎さんは、生前どんなことを話していたか」

とにかく知的に刺激的過ぎて頭の細胞が興奮しました。



その中でも、「フランスとドイツがどうやって長年の戦争を終わらせたのか」の話が深かったです。

友田先生は遠い目をしながら、
「本当にフランスとドイツの戦争の犠牲者がものすごかったんだよ。。。仲良くやれるはずがなかった」

しかし、解決策を、実業家のジャン・モネがフランスの外相にもちこんだこと。
それは、中心的な資源である石炭と鉄鋼を、独仏のどちらからも中立な機関で共同管理することにより、戦争の危険の一つを根本的に解消しよう、という考えだったそうです。

「取り合い」ではなく、「シェアする」というジャン・モネの概念を、それはもう最初はもめてもめて大変だったそうです。でもそれをまず叡智ある政治家が受け入れたそうです。

友田先生は長年フランスに暮らし、その後もずっとフランスとの行き来があったので、肌で、その後の変化を感じた例を教えてくれました。

「長年仲の良いフランス人の友人がいてね。彼は十代の後半に対独レジスタンスに加わってつかまり、ドイツ国内の三つの強制収容所を転々とした。口にこそしなかったが、ドイツとドイツ人に複雑な感情を抱いていたはずなんだよ。
しかし、彼と話していて、そのわだかまりがすっかり消え去っていることがはっきり感じ取れてね

奥さんもすっかり変わっていた。
「一体どうしたんだい?あんなに毛嫌いしてたじゃないか」って聞いたんだ。
そしたら、その答えがね、

「どうして? 差別するの? 私たちは、同じヨーロッパ人ですもの」
と言うんだよ。

本当にね、普通のおばちゃんでね、そういう人までもの意識が変わったんだ。
それはね、本当にね、僕にとっては、ちょっと衝撃的な変化だった」


この間、フランスとドイツでは、官庁や、留学生、その他、延べ800万人以上の交流を進めたんだそうです。

「だから、フランスとドイツはね、もう戦争をしないと思う」
そういう先生の確信の言葉が体験にもとづいていて決して本の中からだけからくるものではなく感動するわけです。




それから、話は別の話題へ。

「北朝鮮のテレビのアナウンサーと自分が戦前の小学校の時に聞いたラジオの雰囲気が重なるんだ〜とか」「広島で被曝した体験をもち、でも広島の話は世界で抑止力には、ならない。とか」
「教育が大事で、その方法とか」

深いそれも経験からのお話が多くて、友田先生との話を独り占めするのもったいないと思いました。

元日本国際問題研究所所長に、私が質問しまくって、中学生が読んでもわかるまで歴史を掘り下げて、今の問題点に迫るって企画だめかな?笑

すっごい面白く作れそう。本にしてくれるか、オンラインで出してくれる出版社ないかしらん。
今友田先生引退されて肩書きないから、なんでもしゃべってくれると思う。←えっ。
司馬遼太郎さんの想い出話ひとつとっても面白すぎるんですよ。

こんな企画興味のある編集者さんいるかしらん。是非連絡して下さいまし〜

  
Posted by tentenwang at 22:32Comments(3)TrackBack(0)