3月11日は、東洋経済オンラインの対談で総社市長とお会いしてきました。
対談の途中でサイレンがなり、静かに立ち上がって黙祷しました。
総社市は何度も東北の被災地に助けに行っています。燃料がなく動きがとれない時にいち早く電気自動車を走らせその様子がニューヨークタイムスでも取り上げられていました。
自分の市以外の地域でも災害があればすぐにできる限りのことを行動する。その姿勢でフィリピンの災害の時も言葉ができる職員をひとり派遣したそうです。
「6万人の市が、そこまでしなくていいんじゃないかって言う人がいませんか?」
私がそう聞くと、市長はうなずきながら、もちろん、そこまでしなくても、という人は沢山いるよ。とおっしゃいます。
「でも、自分達ができることを行動にうつせば、そこで確実に助かる人がいる。そのひとつひとつの規模が小さくても日本の全ての市町村が同じようにやれば、それは大きな力になるでしょう?」
そして、市長が最後にぼそり、とつぶやいた言葉がとても印象にのこりました。
「困っている人がいれば、助ける。そういう大人をみて育つ子どもはやさしい子どもに育つと思うんだよ」
政策なんかまったく知らない素人の私が、地味だけど良い政策を探しに行くという企画が来月から東洋経済オンラインではじまります。
もしこういう面白いことを試みてるところがあるよ、という話があれば是非教えて下さいね!