2015年06月29日

硬い話のはずのブログ見て泣いた

たまたま座ったカフェの隣で、若い女のOLみたいな人がうっとおしげに「立憲主義だけは守んなくちゃね〜」と長い美しい髪をかきあげながら、つぶやくように女友達に言っておりまして。。。
心の中で、「な、なにこの人、超かっこよくね?」と思いました。(笑)


今回の「国際平和支援法」戦争関連法の「平和安全法制整備法案」通すの、ありえないって、国内の学者、研究者の、7千人近い方々が反対署名おこなってますけど。

そもそも「立憲主義」「安保」とか言葉が難しすぎて。
なんとなくスルーしてる人が多いですよね。

そんな中で、衆議院議員で池上彰さんや田原 総一朗さんらからも若手政治家のホープと言われている玉木雄一郎さんのブログがわかりやすいと噂になってたので読んでみました。

ほんとわかりやすいな、って思った後に、突然なぜだか涙がでてきました。

人のブログ読んで泣いたの久しぶり。

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そして久しぶりに日本国憲法の前文読み返しました。


日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
  

Posted by tentenwang at 16:15Comments(1)TrackBack(0)

2015年06月19日

好きな人がでてくれば、嫌う人もでてくる、ということ。

ワシントンDCに行ってきました。

あしなが育英会のアフリカ遺児教育支援100年構想に参加するためです。国際会議のことは後でまた追ってきちんと書きますが。。

この国際会議、世界中から集められた「賢人達人」がいて、私がこの中に入ってていいのか?という豪華メンバーでした。

ちょうど、私の席の隣は、ペルーの音楽家の、ルーチョ・ケケサーナlucho quequezanaさんでした。彼は国民的に人気の音楽家だそうで、25以上の楽器が扱えるそうです。そう聞いた瞬間に、楽器がひとつもできない私はまったく話があわないだろうなぁ、と思ってしまいました(笑)

LUCHO QUEQUEZANA


でも、話してみるとなぜか案外気があいました。

そして、ひとつ、とても心に残ることがありました。

それは、彼が話してくれた、作ったものを発表すると必ず批判がされるって言葉。

luchoさんが「自分の歌を好きになってくれる人がいれば、当然、嫌う人がでてくる。それについてはなんとも思わない」と言うのです。私は、「自分の書いた本の悪口言われたら凹む」って答えました。

そうしたら、彼は透き通った目で、本当に心底驚いたように

「え?だってそれは、そういうものなんだよ。熱狂的に好きになってくれる人がでてきたら、同時に熱狂的に嫌われる。それは、そういうものなんだよ」

と言うのです。

その時の、彼の表情が、あんまりにそれがあたりまえで、地球が丸いのと同じだって感じの顔だったので、なんだか急になぜか私、少し笑ってしまいました。

この話は、どんな仕事してても言えるのですよね。
何かやろうとすれば、反対意見が必ずでてくる。そして本人が何も悪いことしてなくても嫌われるリスクがある。


そんなの当たり前なんだけど、面と向かってそう言われたの初めて、で、それも少年みたいなピュアな顔で、何言ってんの?と。。。いや、まぁ、そうなんだけど、って。笑





luchoさんのおかげで、ずっとひっかかっていたことが、コトンと落ちたような気がしました。
地球の裏側に向かって、ありがとう、って言わなくちゃ、です。

彼の2014年の日本でのコンサート、秋篠宮殿下、妃殿下、佳子様、眞子様もいらしたそうで、彼のファンのようです。ヨーロッパ米国でも、コラボコンサートされてたり、海外でもたくさんの賞を受賞されていたり、CDの売り上げが記録的にヒットしてるとか。
後で帰って検索して知りました(笑)

英語で話したので、スペイン語で話してるyou tueのluchoさんが別人みたいにみえるのだけど(笑)とても気さくな感じの良い人で、素敵な出会いでした。









あしなが育英会のアフリカ遺児教育支援100年構想のことも書きたいのですが、あんまりに盛りだくさんなので、いくつかに分けて書きたいと思います。  
Posted by tentenwang at 00:02Comments(0)TrackBack(0)

2015年06月08日

娘と机 

小学生の娘が、机が欲しいと言い出し。。
長い間、ダイニングテーブルでやればいいじゃん。コーヒーテーブルで充分じゃん。
と何度もスルーしていたんですが。

「自分もそろそろ自分の机できちんと勉強したいのです」キリッ。と。

まぁ、受験もしないので、ほとんど勉強してないじゃん〜〜。とつっこんでみますが、キリリ感は変わりません。苦笑

「自分の机に向かいじっくり勉強したいのです」

自我の芽生えなんでしょうか…あんまりにしつこく机、机と言い続けて1年。
1年ですよ。

じゃ誕生日のプレゼントということで、(彼女の誕生日は10月ですけど、実はうちは誕生日にNPOに寄付をする習慣なので、普通は、なんにも買ってあげない)とうとう机を買うことにいたしました。

そして、楽天の中のイギリスのアンティークショップをわたしが選んで、その中から、本人が好きな机を選びました。彼女が選んだのは、1940年頃の胡桃のライティングデスク。
10万円ぐらい。高っ(ーー;
そして小学生の机にしてはしぶい。笑

まぁ、でも、そもそも学習机のつもりじゃないです。
だから、これは、彼女が嫁に行く時ももっていってもらう。いらなくなれば、欲しい人はいるだろうし。あと、30年使えば、100年超えるので、たぶん家具としての値打ちは上がってる。

実は、家具って流行があるんですよ。シンプルでも。
私、もともとは米国で建築のデザイナーでした。昔コンテンポラリー家具買って、10年たってやっぱりなんだか流行遅れになってしまい、困ったなぁという痛い経験があります。

だから流行りを一度通っちゃった古いものを大事に使うってことにしたの。

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でも、バブルまっただ中の中国で本物のイギリスアンティーク家具なんて高くて買えない。。。

そういうわけで、私は、日本で買って、JALの飛行機で北京に机を持ち帰えるという荒技を敢行。
しかし、規定内の大きさとはいえ、カート押すの重いっ。

そして到着荷物受け取るところで、ポーターがいなくて、真っ青。悪戦苦闘してる私にJALの中国人スタッフが親切にも出口まで運んでくれるのを手伝ってくれました。チップも受け取ってくれない。
本当にそれがなければ関税通るのも大変だったと思う。

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そんな苦労して、母持ち帰った机。
娘、ものすごく喜んで、宝物いれたり、いろいろして、本当に嬉々としてるって表現がぴったり。
大切に50年ぐらい使ってくれたら元は取れるよ。
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でも、昨日「ひとりで机に向かうのはさみしい」って、やっぱりキッチンで宿題やってました。

なんなんだよ。それ。笑

  
Posted by tentenwang at 19:39Comments(4)TrackBack(0)