2016年11月28日

仕事で一番価値があると思ってるところ

ずっと、働いている。

どんな辛い時もやめる気がしない。
色々あるけど、「あぁ、仕事してて良かったなぁ」としみじみ思う瞬間があるから。

仕事は、なんだか学生の時の文化祭に似ている気がする。
時間内に最高のものを作り上げるために人と協力して努力して頑張るところ。そこで、うまくいかないことや、失敗を乗り越えて、友人ができる。

人は大人になると、新しい友人関係がを作る機会が極端に少なくなる気がする。私の性格が内向的だからかもしれないけど。特に、自分と違う、タイプの人と友人になることは何かの作業がなければ、なかなか叶わないなぁ、と思っている。


でも、仕事だと、意見を戦わせたり、うまくいかなかったり。何かしらの困難な壁が現れるので、相手とコミュニケーションをとらざるをえないし、そこで素顔が見えかくれしやすい。

先日、自分とは、気があわない印象と思った人と(色々あり)仕事をすることになった。(笑)

お互い知らない同士なので、探りながら話をする。

かなり時間が経ってから、ある時に、ふと私たちは、好きな本が同じだということがわかった。

オノヨーコのグレープフルーツ・ジュース。

グレープフルーツ・ジュース [ オノ・ヨーコ ]
グレープフルーツ・ジュース [ オノ・ヨーコ ]



すごく驚いた。

それは、私の中で、彼がこういう本を好きであるという印象がなかったからなのだけれども。
人はやはり時間をかけないと、奥底にあるものは、わからない。

「よ〜こさん、燃やした?」

「え?」

「この本を燃やしなさい、読み終えたら、って最後に書いてあるでしょ?」

「燃やしてないよ」

「ダメだよ。燃やさなきゃ」


それから、なんだか、打ち解けた。

グレープフルーツ・ジュース理解できるなら、ここまで話してもよいだろう。とお互いわかったのだと思う。深い話も、するようになった。プロジェクトもうまく進んでる。

友人になってないだろう、と思う人と、信頼関係ができた時は、ことさら幸せだと思う。それはつまりは、自分が決めていた枠を広げてもらったわけだから、ありがたいと思う。


今まで、働いていて、こういうことが何度もあった。その度に尊重しあえる人が増える。


仕事に求めているものは、肩書きでも、キラキラした賞や賞賛とか残る成果物でもなくて。例えば、昔プロジェクトした人と、あの時、めちゃくちゃだったよね〜、と言いながら、そうだそうだ、と笑いあえる時間とかが、何よりの働く醍醐味だと思ってる。

一番楽しいのがそこだと決めているから、問題が起きても、壁があっても大丈夫。


そんな、履歴書にも残らないことを、一番大事にしてる。

yes


  

Posted by tentenwang at 10:35Comments(3)TrackBack(0)

2016年11月04日

ゆずれること、と ゆずれないこと。

私は譲歩する。
仕事で怖いと思われているらしいけれど、実はかなり譲歩する。

「ゆずる」は強さだ、と思う。

相手を立てる。自分が負を引き受けて、物事を前に進ませる、そうできた時の余韻が心地良いことも知っている。

ただ、引き下がらない時がある。100の中で1ぐらいしかないけれど、これだけは、折れたらダメだという事項は(直感)でわかる。

それをやってしまったら、結局は凧の糸が切れたように、まわりもダメになってしまう。

どんなに言葉に飾りをつけても、ダメなものはダメだ、と思うことがある。それがたとえ都合が悪くても。多大なお金を失っても。自分に不利でも。心の直感を信じる。

そして誠実に説明する。それでも、わかってもらえないかもしれない。それでも、譲らない。
なぜって、それが、その人の尊厳であり「哲学」じゃないか、と思っているからだ。

私がもし、仕事で信頼されてるとしたなら圧倒的に自分が不利になっても、(ここだけは譲らない)という信念があることを皆が知っているからだと思う。


10月28日「核兵器禁止条約」に世界で唯一の被爆国である日本が「反対票」を投じた。
国連委決議、日本反対のニュースは世界をかけめぐった。



「核なき世界」は単なる理想だよ。
他の国がやってんだから、地下に潜るだけだよ。
それに賛成しても何の効力もない。
核廃絶を呼びかける決議はうまくいったじゃないか。
ロシア領土返還の交渉を有利にするため仕方がない。





それでも。
それでも、そう言ってしまったら、そういう色々な力に屈したら
そこに、国としての「尊厳」がなくなる。と思う。

たくさんの(大人の事情)があるのだろう。
譲ることが大事な時もあるだろう。


けれども。

これだけ、矛盾する苦しい世界で、それでも大人がまっすぐに理想を、尊厳を持っていないなら、子供たちは一体どこを向いて生きていけばいいのだろう。

心の奥底で静かに考えたら、これだけは、やってはいけない、と思うことは自然に見えてくる。

日本は、交渉相手に静かにこう言えばよかったと思う。

「私たちには広島と長崎があります。死者数は約34万人。その苦しみをまだ背負っています。申し訳ない。核兵器を禁止しようとする条約に日本は、反対はできない。棄権させてください」

その苦渋の「尊厳」は必ず相手に伝わったと思う。




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参考ニュース 東京新聞 核禁止条約 交渉開始へ  国連委決議、日本反対
  
Posted by tentenwang at 16:55Comments(1)TrackBack(0)