3月2日に京都で行われてた あしなが育英会が先導する「アフリカ遺児高等教育支援
100年構想」の国際会議に日本の代表の一人として出席してきました。
国際的な影響力を持つ人々をアドバイザーとする諮問機関ということで、世界中から元大臣や著名大学の学長などが集まっていて、今回は京都の開催だったので、京都市長、京都大学総長も参加されていました。
「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」とは、世界最貧国群と言われているサブサハラ(サハラ砂漠以南)49ヶ国の各国から毎年一人ずつ優秀な遺児を世界の大学に留学させ、母国の様々な分野で活躍するリーダーを育てようという構想で、議長はフランス投資総監督、元ルノー会長のルイ・シュバイツァー氏。
世界各国の著名人を、英語が全くできない玉井会長がまとめあげていて、本当にそのまきこみ力に、ただただ驚愕しました。
今回の会議のテーマは、その優秀な遺児を例えば、ハーバード大学やフランスのトップの大学に入れた場合、果たして母国に帰って活躍するのか。でした。
トップの大学に行くとアフリカでなかなか良い就職先がない、と。それを聞いた私、
「え」
就職するんかいw
そもそも私は、アフリカで今必要なのは、多くのゼロを1にすることを考える起業家なんじゃないかなと思っています。
あの市場でどう稼いでたくさんの人を雇用できるか。そんなことを学び考える人材を作ることが大事なんじゃないかな、と。
そして自分の国で成功すれば、のちに国をつくる仕事にも自然に関わっていけるのではないか、と。
『そもそもトップの有名大学にいかせると言う考え自体がちょっと古いかも』と思い、そんな意見を分科会の議論でも話しました。
でも世の中のエリートの中では、まだそう思わない感じ。
はい、ものすごく少数意見だったです。(苦笑)
良い大学に行って、組織で働きリーダーとなる人材もとても重要だと思います。
ただ、アフリカでリーダーをつくる、という壮大な構想を成り立たせるためには、「起業家」思考を意識的に入れないとって真剣に思うのです。
だから、会議中にではなく会議後に、たくさんの人と話しあいました。
少しでも役にたてたら良いな〜と思ってます。