この間、ある方から、人には二つの牙(きば)があるという話を聞きました。
一つは、頭の上にあって(牙じゃなくて角ですかね)
「自分を守るためにふりまわしている人がいる。結果的に人を傷つける」
もう一つの牙は、自分の口の中にあるんだ。
そう言って、その人は、持っていた箸を口の中に入れて
「こうやって、自分で自分を刺すんだよ。実は、誰も何もしてないのに」
その話が、なんだか妙に自分のこころの中に残っていて。
悲しいことがあると、その話を思い出して
「あ、今、私、自分で自分のことを刺してるな」と思ったりします。
それで、牙はポキッと自分で折らないと......と。
他人に抜いてもらおうと甘えるとその人を逆に傷つけたりするのだよなぁ、とわかるぐらいは、大人になっていると思うんですが。
甘えたくなります。私の牙をとって〜って。ダメだ。笑