久しぶりに会ったのに、義理の姉は開口一番、
「なにその髪?」
実は私は中国に来る前に長いストレートヘアをばっさり切ったのです。
「すごい変」
「年とってみえる」
「かなり似合わないよ」
それから、30分。もう一人の義姉と共に延々と私の髪型がどんなにカッコ悪いかを語られたのでした。
あの....これニューヨークでかなり人気のあるヘアデザイナーに切ってもらったんですけどそんなに似合わないですかね(泣笑)
「まぁ、5才は年とったって感じね」
しかし、アメリカ人とか日本人だったら、久しぶりに会ったこの状況で、本人を目の前に絶対言わないってば。
本当にそう思ったとしてもね。

「引っ越し大変だったろうね。疲れてない?」とか、
「これから大変だろうから、何でも言ってね」とか、
なんか他にもっと適当な言葉があるでしょが。

しかしそんなことで驚いてはいけない。
不動産屋さんで同じようなことが....。
そこで旦那が書類を外に取りに行ったので、私は、不動産屋のお兄さんと雑談をしていたのです。
米国から来た日本人であること。まともに中国語を勉強した事は一度もないこと。などなど。
そこへ偶然、一人の日本人の女子留学生が入ってきました。
私が話をしていた不動産屋の兄さんは、その娘を指差して
「あなたの中国語はこの人よりずーっとうまいよ」
と大声で言うのです。その娘の目の前で。
私は耳を疑いました。
「この人は大学に留学しているらしいけど、本当にまともに勉強した事がないと言うあなたの方がかなり上手い」
ありえんだろー。この状況。
その日本人留学生の女の子は顔を真っ赤にしてうつむいていました。
マジでかわいそう、、、だった。
私だって何と言えばいいのかわからない。
その子に「こんにちは」と言ったのですが無視された。(汗)私だって褒めてもらってもそんな褒め方、嬉しいわけないじゃんか。
彼は全然悪気はないんだろうけど、語学留学したての女の子にとって、打撃的な日だったと思う。
ストレートな中国人にかなり慣れている私でさえ、「その髪かなり変」で、落ち込んでしまうというのに....。
あぁ、文化の差って深いです。。。