NYと同じ感じ。
だから私は娘にはワンピースを着せていました。下着を含めて4枚の重ね着。足はタイツを2枚重ねて履かせていましたから全然寒くないはずです。
しかし、娘を連れて歩くと外で怒られる。怒られる。

まずマーケットで売り子さんたちが娘を囲んで「これじゃ足が寒いでよ」と言う。
「寒くないよ」と言ったら、「日本人だろう。日本人は本当に寒くないのか」と聞かれる。なぜが日本人は薄着で有名らしい。
マクドナルドに入ると、隣に座っているおばさんが言う。
「風邪ひくで、ズボンはかせなさい」
タイツ2重なんですけど.....。

百貨店の外でじーっと娘を見るおばさん達。
私「寒くないです」
知らない人「あんたじゃなくて子供が寒いっていってるんだよ」
私「だからこの子寒くないって思うんですけど....。」
しかし全くの見ず知らずの人に怒られる感覚って新鮮。
私はこういう干渉に飢えていたのだなぁとつくづく思う。
米国でヒラリークリントンが提唱して議論を呼んだアフリカの諺。
"It Takes a Village to Raise a Child"
その世界がここにあると思う。
こういう環境で子供を育てられるのは本当に有難いことだと思う。
夜には、おしゃれな24時間営業のコンビニの兄さんにまで「スカートはいてる!」って目を丸くされた。

北京の皆さん、北京ってズボンが必須アイテムなのでしょうかー?
あたりを見渡してみたら、確かにスカートはいてるのは私と娘だけ。むむむ。
次の日私は娘に2枚もズボンをはかせて、雪だるまのように服を着させてみました。
これで誰にも怒られないぞ。私は堂々と外に出ました。
朝体操をしているおばさんの前を私が通り過ぎた時。
おばさんは私の後姿に向かって叫びました。
「あんたの子供、手袋してないやんか!」

本当にこの人全く一度も会った事がない知らない人なんだよ。(笑)