旦那が、偶然中国で行われるかなり権威のあるインターナショナルな学会に招待されて今日旅立っていきました。
この学会のスピーカーは世界中から選ばれたトップの学者が数十名だけが招待され後は皆聴衆なのだそうです。
北京大学は、得に中国で行われるこの学会にスピーカーを出せなかったので地団駄踏んでいるとか。
そんなすごい学会、家の旦那、ちゃんとスピーカーとして招待されてるらしい。
スゴイじゃん。。。
しかし彼はあいかわらず、全くそうゆう事を言わない&偉そうにしない人なので、旦那がその学会に招待されているのを私が知ったのはつい最近のことでした。それも清華大学の学部長と食事の席で、つまり人からその話を聞きました。
「え?今度の出張、復旦大学とか上海交通大学へ特別講義に呼ばれただけじゃないの?」
「ん?学会にも参加するよ。言わなかったっけ?」
「すごいじゃんーー。なんでそんなこと自慢しないわけ???」
「.......何を誰に自慢するん?」
↑ この段階で私達が全然違う世界で生きているということが顕著にわかるかと思います。。。(−−;
さて、全ての旅費は学会もちらしいのですが、旦那は無謀にも、上海へ汽車で行くと言い張ります。
私:「なして汽車?」
旦那:「だって汽車って外が見えて中国の普通の景色が見れそうだし」
私:「それだけの為に飛行機2時間のところを、一晩かけて寝台車で行くわけー?スリとかいそうだし、疲れるよー」
旦那:「それに驚いた事に汽車のチケット飛行機より高いんだよー」
私:「だから(あなたの行動)意味不明だし」(−−;
旦那:「景色見ながら汽車で旅するんだよ。良さわかんない?」
私にとっては全く理解不能。しかし旦那は、普段持たないカメラなど持って昨日ウキウキしながら、「色んな景色撮ってくるからね。行って来ますー」と出かけていったのでした。
その夜偶然私の携帯が切れていました。友人のパーティに出席して、遅くに自宅に帰ってきた時に、旦那から家に電話がかかってきました。
「電車に乗り遅れてしまった。。。」
どーやったら電車に乗り遅れるわけ?
どうやら北京駅まで思ったより混んでいたらしい。私の携帯に連絡が取れないので、家に入れず、(鍵は置いて行った為)私が帰ってくるまでじっ、と待っていたそう。
帰ってきた旦那は寂しそうに言いました。
「それで明日の汽車に換えてもらえたんだけどね」
「よかったね。自分の落ち度だから換えてもらえないのが普通かもよ」
彼はがっくりと肩を落として言いました。
「今度の席は、窓がないんだよ。。。」
かなり情けないこの人がいとおしくなりました。