昨日、10数年ぶりに米国のデザイン大学の時の同級生に会いました。(中国人)
こんなにあっていないのに、同級生ってやっぱりなんかすぐに友達の雰囲気に戻れるのが不思議ですね。
実は、彼女はドロップアウト(中途退学)しているのです。私は「卒業した方がいいよ」とアドバイスしましたが無視。彼女はシカゴで最高級の家具を沢山買って船で中国に帰りました。
そして、大使館地区で、その頃全くなかった高級米国家具店を開店したのです。
それが、12年前。
その当時そんなお洒落なソファとか売っている店は殆どなかったので、外国人や華僑相手に非常に人気がでたそうです。
私も彼女が帰った年、その店に一度行った事がありますが、本当に小さな店でした。
それからお互い忙しくなり私もアメリカ。彼女も中国でだんだん疎遠になり、全く連絡をとらなくなって10数年が経ったのです。
覚えていてくれているかどうか不安だったのですが....懐かしくなってネットで名前を検索。連絡を取るとすごく喜んでくれてすぐに電話がかかってきました。そして昨日は彼女の家に招待してくれたというわけです。
行ってみるとそのマンションかなりすごい所でした。。。
私も北京で駐在員が月50万円くらい払っているマンションを見たことありますが、彼女の住んでいるのはもう別格。BMWの中国社長もそこに住んでいるそうです。
NYにもこのような物件は、なかなかないなぁ、と思えるくらいの立派さでした。
彼女の会社はILLINOISという家具屋さんです。
北京では空港の近くにも大型店舗があるそうです。今、中国中に25店舗をもち、来年までには40店舗に増やす予定だそうです。
そして再来年は、NYで上場予定だそうです。
「ナスダックに?」
「ううん、NYストックエクスチェンジ」
うっーーーー。そうきたか。(^^;
しかし彼女の会社はVCは入っていません。自分が100%株を持っているのです。
だから私は聞きました。
「もうこんなにお金持ってるのに、なんで上場するのよ?」
彼女は真剣な顔をして言いました。
「中国人にね、自信を持ってもらいたいの。NYでも戦えるって。」
その一言を聞いた時に、この人本当にやるんだろうなー、と思いました。
彼女はたぶん米国人も含めて大学卒業生の中でも一、二番に成功しているのではないでしょうか。(その他に北京にレーシングサーキットも所有)
ドロップアウトの学生が一番出世したというわけですね。
ちなみに、私は首席で卒業したのですが、もちろんまだまだ未開発の中国で高級家具屋を作ろうなんて夢にも思わず、米国大手有名建築事務所の就職を必死で探していたんですよね。(なんだか金持ち父さん貧乏父さんのような図式のよーな)(^^;
今回は、彼女の新店舗店の大型ショールームをデザインしないかと誘われましたが、即断りました。私もう、あんまし実際のインテリア建築の設計はしないのです。コンサルはするけど図面は引かない。(時間ないから)
そうしたら、「yokoが何かデザインして自分のブランドのラインを出さない?」
だって。彼女は工場持ってるのでデザインすれば作って売ってくれるわけですね。
自分の家具とかインテリアアクセサリーとか自分のブランドを構築するのは私の夢ですから。。思わずうなってしまいました。
こんなチャンス米国や日本ではなかなかないよね?
とりあえず、まぁ時間のある時に彼女の会社に顔だしてみようかと思っています。