経済学者としても、ケンブリッジ大学に呼ばれて講演してきたらしい。その時のイギリス行きの飛行機のファーストクラスの隣の席は、ロバートレッドフォードだったとか。
彼は今度某有名ファイナンシャル企業の相当高いポジションに行くらしい。米国のトップエグゼクティブの貰うお金は桁が違うので、ものすごく高給取なのだと思う。ストックオプションも含めたら、すごい額だろう。世界が違うので見当もつかないけど。
そんな金持ちの彼から、娘の誕生日のプレゼント何がいい?というメールが来たので、娘の大学費用積み立てファンドのアカウント番号をメールで送っておいた。あはは(笑)

しかしそんな彼にも貧乏な?時代があったのだ。
ノースウェスタン大学で助教授の時。
彼は、その時天文物理学者だった。
実は米国では有名な大学になればなるほど給料が低い。(米国有名大学には世界中から教授になりたい人が集まるからね)その上9か月分しか出ないので、教授たちは自分で企業や政府からファウンドを集めてこなくてはならないのだ。天文物理学者なんて基礎研究だから、なかなかファウンドも集まらない。
彼のその当時の彼女は、彼の給料を聞いてびっくりしたようだった。
そして私に言った。
『大学の先生ってそんなに給料安いと思わなかった。彼のことは好きだけど、こんなんじゃ結婚するのもどうかと思う。将来不安じゃない。』
That is the reason she dumped him…….
それが理由というか、きっかけというか彼女は彼をふったのだ。
その決断の理由を彼女の口から直接聞いた時、私は本当にショックだった。
私は人とつきあうのに、お金の計算とか損得勘定なんて考えたことない。彼女からみたら、中国人留学生の貯金ゼロの旦那と結婚した私って変人以外の何者でもなかったに違いない。(苦笑)
しかし給料が低いということでふられた彼は、その後経済学者になり、そしてファイナンシャルのトップエグゼクティブへ華麗な変身をとげたのだ。
先はどうなるかわかんない、って実例。彼女は今の彼なら結婚したかも。(苦笑)
もちろんその反対だってありうる。
すごくお金持ちの資産家と結婚しても、すぐに一文無しの貧乏になるかもしれないし。
結婚するかどうしようか迷っている時は、最悪の条件を想像してみよう。
たとえば、結婚相手が交通事故で下半身不随になる、それで倒産して、借金抱えて、自分ひとりで働いて子供も彼も支えていかなくてはいけなくなる。その上動けなくなった相手が鬱になってあなたに八つ当たりする。
それでも、この人と一緒にいたいと思えるか。 その人の一番弱い時期を支えて、そばにいてあげられるほど相手が好きかどうか?
この世の中、素敵な人が一杯で結婚後も誘惑が多いのだからね。(笑)
このくらい自分のほうが相手を好きだって思って、『自分で』決断した結婚なら、何があっても後悔しないと思うよ。
今度こそガイに本当に彼を愛してくれて、一緒にいて安心できるような彼女ができますように!