2007年08月04日

渋沢栄一氏

渋沢 栄一氏の本にはまっている。

どういう人か知らない人に簡単に説明すると、彼は、第一国立銀行(現みずほ銀行)のほか、東京ガス、東京海上火災保険、王子製紙、秩父セメント(現太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、キリンビール、サッポロビールなど、多種多様の企業の設立に関わり、その数は500以上とされている。


自分であまり言いたくないんだけど、私は、こーゆう人の話を読むのが大好きなの。
オヤジが好んで読むタイプの本。。。ですねー。笑

それでも、電車の中で読んでいて、電車降りても、やめたくなくて10分ほどホームで立ったまま読んでる自分がいや。笑

渋沢栄一氏は実業界の中でも最も社会活動に熱心であり、多くの大学も設立したのね。時代が時代だった、ということもあるけれど、ひとりでこんなに多くの仕事ができるものなんでしょうか。

天才よねー。

別の世界の人かと思ってた。

ところが、ところが。。

これほどの偉業を残した人なのに、横浜を焼き討ちしようと計画していたとか。その後、正しいことをやろうとしても、まわりの反対でできなかったり。マスコミに叩かれたり、悪口言われたり。落ち込んだり。友人を失ったり。


とにかく、とにかく。すごく大変なのよー。
次々と大変なことがおきる。事態も変わる。
環境もかわる。人もかわる。

その中で彼がどういう生き方をするか、次々と起こることにどう対処するかが面白いのね。そういう意味でこういうドキュメンタリーぽい話はほんと勉強になる。

でもくれぐれも言っとくけど、かなりというかよっぽどじゃないと、文章的には、かなり読みにくい本で、城山さんの筆が一定してないことがわかる本だとおもう。

でもそれを差し引いても内容が面白い。
起業希望者、ビジネスしてる人にはお薦め、かも。



雄気堂々 (上巻)

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この記事へのコメント
僕がもっとも敬意をひょうしてやまない人です。
幕末から明治の人はすごいですね。
Posted by ハリー堀 at 2007年08月04日 06:23
わたしも、この方はとっても尊敬しています。
渋沢財団にもいったことがあって、事業よりもどういう
社会貢献をなさっていたかという視点からこの方のことを
知りました。

今でも、日本で国際関係における「民間」や「文化外交」の力の話になるときには渋沢さんのお名前がよく出ています。
Posted by みかちゅん at 2007年08月05日 20:36
ハリーさん
これ読んでいてハリーさんを思い出しました。

みかちゅんさん

ほんとに尊敬にあたいする方ですよねー。なんかもっと読んでみたくなりました。
Posted by よーこ at 2007年08月08日 01:18