義理の母が東京に来ています
義理の母が北京から来ているのです。
私たちがあんまり忙しいので手伝いに来てくれたの。
それで今日は巣鴨につれていってあげました。
ここはおばあちゃんの原宿と言われているらしいですね。
私たちから見るとんんん?( -д-)ノというセンスのものも沢山あるのだけど(笑)
なぜだか、あの世代の人には魅力的な商品が一杯ある町に映るらしいです。
こんなに沢山素敵な服があると義理の母の目はキラキラ。
服3枚と靴を買ってあげました。
義理の母はとっても苦労してきた人なのです。
『実は小さい子供の時に、日本兵に2回撃たれそうになったことがある』
と昨夜旦那も私も初めてそのことを聞かされて、絶句しました。
主人が日本に留学が決まって、言えずにいて、そのうちに日本人の奥さんまでもらっちゃうんだからそのことは、言えなくなってしまったのでしょうね。
義理の母の旦那さん(私の主人の父)は毛沢東の批判記事を書き、最初に弾劾され牢屋に入れられたのね。だから義理の母は、日本軍、共産党、文化革命、と歴史に翻弄され続けてきた。。
貧しくてご飯が満足に食べられない時期が、とても長かった人。
平和で豊かな時代の日本で大事に育てられた自分には想像すらできません。
巣鴨で会った人達の中には子供のころの戦争体験や飢えの経験がある人も多かったと思います。
戦争や飢えは私たちが思うほど過去のことではないのだと身にしみた一日でした。
今日は蒸し暑かったけど、巣鴨の商店街の人はとってもやさしくて、義理の母が中国語で話しかけても、わからないながら笑顔でとても良くしてくれて。
平和で幸せな日でした。
Posted by tentenwang at 21:19│
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よーこさんの義理のお母さんの世代の方は、
本当に時代・歴史に翻弄された人生だったとお察しします。
ご苦労された分だけ、人生観については学ばせていただくことが多いです。
大事にしてあげてくださいね。
それだけ怖い目にあっていながら、日本に来てくれるなんて、懐の深い人ですね!
やっぱ、人は人をよぶんだな〜と、思いました!
バルセロナより初コメントです。
(北京のみどりさんのページから来ました。)
義理のお母さん本当に優しい方ですね。私の友人はオーストラリアでイギリス系の男性と結婚して、そのご両親がバルセロナにみえたときに何度か
お会いしたのですが、お父さんはイギリス兵として日本軍の捕虜になり、さんざん日本兵に殴られ片耳が聞こえなくなったそうです。
そのときは将来日本にいくなんてことは夢にも考えられなかったけれど、今では日本に親戚ができて、遊びにいったりできるのはとても幸せなことだし、普通の日本人はまったく怨んではいないよ、とニッコリしながら話してくれました。
本当に愚かな暴力があったのは、私たちにもとても近い過去なんだなと思います。では、お忙しそうですがお体に気をつけて。
時々楽しみに拝見してます。
YUMINGさん
ありがとうございます。
本当に大事にせんと、と思います。
りんこさん
よい人なんです。ほんとうに私はラッキーなんです。
KYOKOさん
コメントありがとうございます。
ほんとうに、すごい過去ですね。。。
イギリス兵として日本軍の捕虜。。。。それも実際に殴られただなんて。。。それで息子が日本人と結婚するなんて本当にもしも自分だったら、と想像しても想像できないです。
戦争ってこういう一般の良い人と良い人が無意味に戦う本当にひどいことなのに、なぜかムツカシイ理由とかがついて、正当化されていくの。その時々の政治家によって世論がコントロールされ。。。
本当に耐えられないです。