娘バレエのクラスの友人クララのお家に誘われる。
4歳なので当然親がついていかないといけない。
同じ幼稚園なので家から近い。歩いて5分程度。コンテンポラリーの美しい邸宅だった。居間に入ると絶対デザインのプロだと思った。コンテンポラリーとビンテージものの、微妙な組み合わせ方が絶妙なの。
やはりママは、宝石デザイナーでパパはagnès b.の化粧品のマーケをしているフランス人だった。
デザインセンスが抜群。
でも置いてある物は、別に高いものばかりじゃない。
娘さんのベッドや家具はIKEAのもの。でもビンテージの古い家具や、置物が混ぜておいてあるのね。
新しい家具を買うときも全部新品に揃えないのがインテリアデザインのコツ。新しいものばかりで部屋を統一したら、まるでモデルルームかホテルになっちゃう。
サンドラ家も祖母から譲り受けたというボロボロのアームチェアと自分たちの好きで集めてきただろうアートの本が綺麗に並べられていて個性を出していた。
必ず自分のこだわりの本物をおく事、−−それは古書でも、ミニカーでも、何でもいいのだけど、なるべくなら古いものがいい。本物の古いものを適度に混ぜるといっきに素敵な空間になるの。漫画でさえきちんと古ければアートにみえる。
古いものをまぜる、残りのものはとにかく収納して見せないようにする。それが自宅のインテリアデザインをする時のコツ、かな。
そういえば、私は人の部屋をたいした予算もかけず素敵に改造するのが得意。男友達のたしか6畳くらいのワンルーム部屋を一日で素敵に改造したこともあったな。彼はその時、失恋したんでもてる男部屋に変えてあげたのだ。
そういうインテリアのコツを教えるTV番組でもはじめたら、受けるかもね?