アメリカの選挙戦。。。
CNNを毎日夜中まで見てしまう。
バラク・オバマ上院議員のニューハンプシャーで負けたあとの演説を、曲にしたものがいま人気だそう。
The Official Yes We Can Song Official Video - Obama's Speech by will.i.am.
オバマがマーティン・ルーサー・キングやケネディと同じと連想している若いアメリカ人が多いのですが。。。
このyoutube見て、私と旦那はため息をつき同時に『オバマ負けるわなぁ。。。』とつぶやいた。
アメリカに長く住まないとわからないと思うけれど、このビデオに出ている歌手、俳優のプロファイル。。
特に白人のこういう雰囲気の人たちはね。アメリカの政治を牛耳る力に遠いの。
こういう人たちでアメリカ政治は動いてない。
それが如実に出すぎ。。
私が、このビデオのブランディングをやるなら、少なくとも違うタイプの白人男性を数人混ぜたと思う。その白人男性票が伸びれば勝てるのだ。
私はブッシュが2度目、再選した日、かなり落ち込んだ。ありえんだろう、と思った。そしてその頃コンサルしていた日本の商社の人に雑誌にメモを張って送ったことを思い出す。
この人いつか大統領になるよ。
メモを貼り付けたのは、オバマの小さな記事だった。
でも、まさか彼がこんなに早く躍り出てくるとは思いもしなかった。
少なくとも10年はかかると思っていた。
そして彼はまるで純粋な青年のような戦い方をしている。相手の悪口を言わない。
そしてそんな純粋な戦いで白人でない彼が勝てるほどアメリカは甘くない。
それでも私は心の中で
もしももしも勝ったら、すごいよね、と少しだけ祈るような気持ちでいる。
黒人の父と白人の母を持ち、シングルマザーに育てられ、有名大学を出たのに、シカゴの低所得者たちを助けていた。
そういう視野の持ち主が大統領になれば、何かが変わるかもしれない、と思う。
そう信じようと思う自分をもう一人の自分が笑う。そんな感じ。