2008年05月29日

寄付の箱に同封されていた手紙

四川の孤児の寄付の為に売ってください、と友人が箱を送ってくれました。

箱の中に手紙が。

彼女は昔の私と同じく子どもが授からないことで悩んでいました。



彼女は不妊治療中に腫瘍が見つかったそうです。90%は良性でしょう、と言われていたににも関わらず、手術をしておなかを開けてみて悪性癌とわかり。。。

子宮、卵巣、卵管すべてを摘出


手術から目が覚めたら、一生子供が生めない体になっていました。

そんな確率は年700人くらい受ける手術で2,3ケースしかないそうです。

私はそんな彼女からの手紙を呆然としながら読み続けました。


それから、抗がん剤治療
髪が抜けていく。

そんな酷な内容を彼女は明るい調子でジョークも交えて綴っています。



『僕の赤ちゃんを産んでくれる?』

それが旦那さんのプロポーズだったそうです。


どうしてこんなことになったのかがどうして自分だけがこんな目にあわなければならないのか。

彼女が病院のベッドの上で何度自問し苦しんだに違いない問い。

もしもこんなことになるなら、不妊治療につかった半端でなく使ったお金を少しでもユニセフ、地雷で手足をなくした子供達のために使えばよかった。

そう、書いてある彼女の手紙に涙がとまりませんでした。

実は私も、8年の不妊治療の経験があります。

最後のほうは、『子供っていいわよー』と言う人の(その人は何も知らず傷つけようとしたわけではまったくないのに)前で涙がぼろぼろでたほどでした。女性にとって精神的に非常にきつい辛い治療です。治療費だって考えられないくらい沢山かかります。世間の女は結婚すれば子供を生むのが当然という目。愛する人の子供を生めないことに対しての申し訳なさ。精神的な負担が尋常ではないのです。

それがこういう残酷な結果。
手術の後目が覚めて彼女がどんなに苦しんだか想像さえできません。



ただ、私は癌になった彼女が不幸とは思わないし、思えないのです。

手紙の内容から、どんなに彼女がまわりから愛されているか、そこに愛が溢れているのがみえてとれるから。

旦那さん、義理の御母さん、友人から愛されてる。支えられている。


子供がいて、幸せでない人は、世の中には沢山います


生きていて、愛し愛される人の間にいることがどんなに幸せか。そして苦しみながらも彼女は幸せなのがその手紙からわかるのです

私がこんなことを言うのも非常識かもしれないけれど、彼女のような幸せな愛ある家庭の人たちが、養子とか里子とか育ててもらったら本当にめぐるように幸せが増加していくと思います。

夫婦は他人だけど、夫婦になる。
例えば旦那さんの御母さんは全くの他人だけど、一緒に時を過ごしていくうちに愛で繋がっていく。彼女が書く、義理のお母様からの言葉、そこには深い愛がありました。

世界には誰にも愛がもらえていない両親がいない子が山ほどいます。
今回の四川の地震だって両親をなくした子供たちが沢山いる。
日本にだって愛が必要な子が山ほどいる。

養子が無理でも、手を差し伸べてくれるだけで幸せになれる子供達が沢山います。生まれなかったあなたの子供にあげる予定だった愛を沢山あふれさせてください。
あなたの大好きな歌を歌ってあげてください。

頂いた箱の中のもの、全部現金にして四川の孤児に送りますね。
必ず子供たちの笑顔にしてあなたに返します。


苦しんだ人や回り道した人は、強くてやさしくて美しいです。

あなたを必要としてる人が沢山いるの。

だから、どうか早く良くなって下さい。


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この記事へのコメント
ようこさん、こんにちは。
いつもブログ楽しみにみています
今初めてようこさんが不妊治療をしていたことを知りました。
私も今病院に通っています。
思い出したくないかもしれませんが、、、
ようこさんの体験談というか、
どうやって今のかわいい女のお子さんを授かったのか
教えてもらえたら嬉しいです。
8年間がんばったんですね。
私もがんばります。。。!
Posted by ヒカル at 2008年05月31日 23:26
ヒカルさん

家は、結局自然妊娠だったのです。
前の月のIVFに失敗したのに関わらず。。
ヨガ、漢方、腹筋、ストレッチとか
妊娠しづらい人は、かなりの確率で前屈ができない人だそうです。あせらず、がんばってね。
Posted by よーこ at 2008年06月05日 05:19