ロフトワークの林千晶さんと小林利恵子さんのご招待で「looooftwork to the WORLD!!」のパーティに参加してきました。
今回ゲスト出演のコンセプター、坂井 直樹氏と林千晶さんは、実は我家のパーティで初めて会ってそれから仲良くなったそう。
そういう風に友人が繋がるの、すごく嬉しい
このパーティ、私的には、するどくツボにはまりました。
まず、森美術館 館長の南條史生氏のお話がすごく良かった。
実は、現代アートについて私はかなり悩んできたのね。多くの現代美術館に行く機会があった。今まで住んでいた地域、直島、シカゴ、NY、コネチカット 北京にそれぞれ現代美術館あり多くの現代アートに触れる機会があったの。
わかんないけど、見る。
それはシカゴ美術館から習ったこと。シカゴ美術館は、実は寄付制で、25セントでも美術館に入れる。
私は学生の時に、毎日毎日毎日シカゴ美術館に通った。
その中で特にコンテンポラリーアートがわからないのは私の無知のせいだと思っていた。
だから見て、見て見続けてなんとか理解しようと思った。
でも私には、彼等はその時代の人を驚かすことだけに焦点を当てている気がした。
同時に、シカゴNY時代、友人にファインアーティストが多く彼らの苦悩も直近に見て。
NYでは、知り合いのアーティストがドラッグやお酒におぼれていくのをみて、だんだん現代アートを避けるようになってきた。こんなのやってたら気が狂う。って。苦笑
だから日本に戻って、古典、屏風とかそんな古い美術や工芸品ばかり見てました。
でも、今回、南條史生氏の話を聞けて、現代アートに対する偏見が、すとん、と落ちた。
アートは心を動かさないといけない。心動くものはすべてアートである、と。
そして、作品とともに、そこにいることで、どう自分と対話するか。見る人の想像力。そこにいることで何を感じるか、という、こと。
スライドはほぼ見たことのある作品だったのだけど、ひとつ、ものすごくメッセージ性の強いアートがあって。
戦争のビデオ。。最後に↓のメッセージで終わる
Don't ask who started. Ask who can end it.
誰が始めたかを問うな。誰が終わらせることができるか、を問え。
そういうアートの形があることに感動。
うーん。書きながら。。全然南條さんが言いたかった、革命と愛だとか、正確に表現できてなくて恥ずかしい限り。。
でも、本当に長いこと、見てきたことと、感じていたことと、偏見と理解とすべてが、彼の話でおなかの底に落ち着いた。。という感じ。
そんな講演に出会えることも少ないので本当に嬉しかったです。
その後、向いの席が南條氏だったので直接お話ができました。
気さくで、大人で、頭の回転がはやそうで、クリエィティブそうで。。って森美術館の館長だから、当然か。あはは。。笑
トリンプの元社長の吉越さんが飛び入り参加。
日本をなんとかしないといけない。。という話も凄味があった。
日本のインターネット普及・伝承の第一人者である伊藤 穰一さんの、ウィキペディア(Wikipedia)はアートだ、というのも興味深く。。
一流の人の話を直接聞くというのは本当に大事なことだとしみじみ思った夜でした。
やっぱりクリエーターが1万人も登録してる会社を甘く見てはいかん、と思った。ロフトワークがやるセミナーやパーティはいつも一流なので、クリエーター、WEB関係者、企業のウェブ発注者とか参加してみたらいいと思います。
パーティの運営の仕方ひとつにしても、日本企業とは思えないくらいセンスがいい
坂井さんの話とか、林千晶さんが異常に綺麗だった、とかの話が書けなかったので、明日書くわ