2008年10月28日

四川の少数民族の孤児院に寄付

皆さんの心のこもった寄付をどう使うか。それが私の腕の見せどころ、だと思っていました。

私はお金というのは、使い方、で人格がわかると思うの。
お金にも心を込めれば、灯りがともる

私はあんまり大きな団体を信じていない。例えば、国とか。w
国連とか。大型NPOとか。。苦笑
どうしても、その中でポリテックス(政治的)な動きがでてきて実際の大事なところに、大事なものが、心が届かない(ことが多い)んじゃないかなぁ、と。

というわけで、とにかく、そんなことだけは困る、と思ってました。
中国の友人たちは、赤十字とか、香港の芸能人がやってるボランティア団体がいいんじゃないか?とかいろいろ教えてくれるのだけど。
どれもこれも、ふ〜〜〜む。ちゃんと確実に届くんかいな。
と疑う私がいるのでした。

そんな時、友人のフリーランスライターの田中奈美さんが小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞し東京に帰国。彼女に相談したところ、ちょうど四川に行くというわけで、とにかく本当に困っている孤児院を探してくれないか、とお願いしました。


そこで彼女が見つけてくれたのが、アバ州児童福利院。

場所は、四川省アバ・チベット族チャン族自治州茂県です。

この町自体は、地震被害はそれほど大きくないそうですが、道の途中に、震源に最も近い町の1つで人口の8割が亡くなったという映秀鎮があり、ここから先の道が大規模ながけ崩れで埋もれ、9月にようやく細い道が復旧したばかりという状況。


四川1











四川2









奈美さんからのコメント

中国の孤児院はローカル政府が設立する国営が基本で、私営は存在しません。同院もアバ州のローカル政府に所属する孤児院です。このため、一般農民の多くが地震から半年たったいまでもテント暮らしをしている状況に比べると、こじんまりしたプレハブが建設された同院は、若干、恵まれているかな、というのが、第一印象でした。子供たちには1ヶ月330−450元(1元=15円)の費用が支給されているそうで、基本生活がひどく困窮しているという状況ではありません。

 ただ、政府のケアは非常におおざっぱなため、トイレは穴を掘って、まわりに板を張っただけの相当、簡素なものですし、1つしかないシャワーやテレビを30人の子供たちが共有しているような状況です。


四川3











四川4









さて、ここからのリクエストが日本円で約30万円分だったのです。
だから皆の目標が30万円だった。

子供用書籍500冊
常備医療品
教材 34名
テレビ1台
DVD 1台
スピーカー
パソコン&パソコンデスク 1セット
文化スポーツ娯楽用品(将棋、ボール等)


パソコンとテレビ。。きっと30人が集まって見るんだろうなぁ。


あと、個人的に物凄くこだわったのが、本 500冊・・・

本を読むことによってどんなに癒されるか、世界が広がるか、本を読むことで得られる知識はその子から誰もとっていけない。

また、この孤児院は、漢民族ではなく、チベット族とチャン族という少数民族の孤児院です。少数民族が中国で生きていくのはいろいろと大変です。その上に親を亡くしてしまった子ども達。

この子供たちに目に見えるダイレクトな寄付をすることができるのです。
それも皆さんの努力と善意で、孤児院が希望するリクエストすべてを納品することができそうなのです。

四川5
四川7












奈美さんが、次回四川に行かれる時に、きちんと寄付されたかどうかレシートの確認と写真をとって下さるそうです。


奈美さんも全くのボランティアで、普通外国人が入って行けないような辺境なところにまで行って下さったこと、彼女でなければできなかったでしょう。またその交渉力、判断力でこの寄付の筋道を適切にたててくれたこと本当に感謝してやみません。

今後、寄付後の写真もアップしていければと思います。

皆さん、これで一段落。本当にお疲れ様でした。


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今日はいい天気ですね。でも天気予報は雨?昨日は早く寝ました・・・。予定が詰まって...
おはようございまーす【hommania+blog】at 2009年04月21日 09:15
この記事へのコメント
よーこさんこそお疲れ様でした。

仕事でもボランティアでも遊びでも
こんな風に一生懸命で真摯に取り組む姿勢に
頭が下がります。

ほんのすこ��靴靴世瑛蹐鵑世世韻世韻鼻�
こんな風に自分も参加できたボランティア
のその後が具体的にわかると実感がわいて
うれしい。はまりそうです。

また何かあったらお手伝いさせてください。

Posted by haruko at 2008年10月28日 04:15
ボランティアって何かしたいなって思っていても、信用できる寄付先を探す事を考えると腰が重くなってしまったり、多くのお金を寄付できるわけでもないし、どう動いていいのかわからない部分がありました。何かしたいなって思いつつも。。

今回よーこさんの声掛けで、同じように共感する人々が集まり、一緒に活動できたのは本当に良い経験になりました。寄付するだけでなくて、体を動かすのも醍醐味だなって感じました。

よーこさん、本当にお疲れ様でした。そして、素敵な機会を頂き、本当にありがとうございました。

それと、集めたお金を本当に困っている人たちのもとへ、届けてくださるとの事。本当にすごいことだと思います。ボランティアって、変な表現だけど株式投資と一緒で、経営する人(運用するひと)が意義ある使い方をしてくれるかっていう事も大切なポイントだと思うんです。だから、本当に困っている人を見つけてくれたよーこさんと田中さんの活動、本当に尊敬します。

またみんなで何か出来たら嬉しいです。
ありがとうございました!!!
Posted by Miho at 2008年10月28日 11:42
本当に素晴らしい活動だと思ってブログ拝見させていただいていました。
私も中国に住んでいるので少数民族の方たちの生き方や一般の??中国人(漢民族)がよくわかっているつもりです。

そんな中で信頼できる寄付先を見つけ無事子供たちに寄付できること、とても素晴らしい企画だと思いました。

いつか私もよーこさんにお会いして、何かまたあったときには少しでも何かのお役にたちたいです!
これからもブログ楽しみに見させていただきますね!!!
Posted by achi at 2008年10月29日 19:45
1
この記事だけ読んだ時は共感を覚えて知人に紹介しましたがその後で他の記事を見ると『セレブ自慢』が多くて首を傾げざるを得ませんでした。また中国や中国出身のお金持ちは救済救援にあまり自腹を切らないと聞いていたことも妙に納得しました。
*田中氏のご活動に関するコメントではありません
Posted by ***** at 2008年11月05日 18:38
harukoさん

人生は1回きりだから、仕事も遊びもボランティアも何でも一生懸命が信条です。1回だからね。人生。

MIHOちゃん
楽しかったよね!

私は仕事もボランティアも最後まで責任もってやる点では同じと思うの。その点、最後までみると決めて、寄付先を探したのは元経営者の経験がいかせたるかもしれないです。まぁ、奈美さんのおかげが、99パーセントですけど。


achi さん

いつか会いましょう!!!ね。お会いできる日を楽しみにしてます

Posted by よーこ at 2008年11月05日 23:27
***** さん

せっかく共感してもらったのに、がっかりさせちゃってゴメンナサイ。
いくらなんでもちょっと調子にのりすぎよねぇー。苦笑  コンペ勝ったり、憧れの人に会えたんで舞い上がってました。。(−−;

でもひとつだけ、違うのは、私セレブじゃないですよ。住んでるのは、借りてるアパートだし。働いてるし。
きっと会ったら、話し合うかもしれないって思いますよ。
Posted by よーこ at 2008年11月05日 23:32
突然のメールで失礼します。私は、麻布十番の山川屋さんで漆作品を展示している岩田恵治です。作品を気に入ってくれてありがとうございます。
私は、江戸時代より仏具の木魚、太鼓、銅鑼などを叩くバチを製作する職人で、十代の頃からアーティストを志望する者です。本来の私の作品は、家業のバチを表現の素材に使って作品を制作しています。山川屋さんの作品は、山川屋さんの面白い漆の見方に対して、私が協力したものです。また機会がありましたら山川屋さんを訪ねてみてください。
岩田恵治
Posted by 岩田恵治 at 2008年11月18日 07:52