日本ではまだ名前があまり知られていないということでしたが、ミラノで大活躍中のようです。
カミッロ・トーニ国際ピアノコンクール2位(1位なし)。
シューベルト国際音楽コンクール優勝。
グロッセート国際室内楽コンクール優勝。
ポール・ハリス国際ピアノコンクール優勝。
その後の経歴もひぇ〜って唸るほど素晴らしい
一緒に行った作曲家の江口氏とで、実際はどんなんだろうね、って言いながら聞いたのですが。。
脱帽
演奏は、全体的には、誠実な真正面からせまってくる感じと情熱的な感じが混ざり合っている感じ。(←この表現いいかげんだな 笑)
個人的に私は特にポロネーズの6番の英雄が好きなんですが、彼の弾くこの曲がとにかく凄かったです。クリエィティブなことを考える脳の一部をガンガン刺激する。
演奏が終わった後、江口さんと思わず顔を見合せてしまいました。
彼の演奏する姿youtubeで見つけたの。ミラノのテレビか何かじゃないかと思います。
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もうすぐ日本でもCDが発売されるそうですよ。
演奏会が終わって、ご紹介頂いて吉川さんと直接お話する機会があったのですが、自然体で、気どった感じが一切ない、でもまっすぐ自信に充ち溢れた感じの方でした。
彼には、海外で成功している日本人が誰もが持っている独特の雰囲気がありました。
実は、海外で成功おさめている日本人を見ていると本当に面白いくらい同じ雰囲気があるんですよ。形とか出し方は人によってもちろん違うんですけど。。
自分の生まれた場所でないところで、ネイティブじゃないところで認められるって普通じゃ信じられないような努力が必要なわけなんです。
努力だけじゃない。その国の人達に愛されサポートされる魅力が伴わないといけない。
それって、つまり、勝負どころの分野以外に、その国の言葉はもちろん、気さくさ、気品、ユーモア。知性的なところ、歴史、政治も知らなくてはいけない。
そんなん、初めて行った時はおろおろするの当然なんです。言葉がわかっても、知らないことが沢山あってガイジンは失敗したり苦悩したりもするわけなんです。
そういうことを乗り越えて、その上認められてきた人というのはある種独特の風格がにじみ出てくるものなんだろうなと思うのです。
そして吉川さんの演奏にはそういう生き方全てが音となり反映されている気がしました。
(音楽全然素人なのに生意気ですみません。。

日本でも、吉川さんの人気がでるの、時間の問題じゃないでしょうか。
ちなみに私はまだ日本では未発売アルバム2枚も買ってしまいました。なぜだか同じCDを2枚も!それだけ気にいったって証拠ですよね。
