6キロぐらいあるターキーを焼きました。非常に大きく焼きあがるのに5、6時間もかかります。
昨年はオレンジなんかで柑橘類で漬け込んだのですが、今年はホワイトワインとオニオンとセージ、ペッパーでオトナ風に漬け込んでみました。

中身のスタッフィングは、胡桃やセロリレーズン林檎とトラディショナルに。
美味しい匂いが充満。
焼き上がりはこんな感じ↓

調子にのって、サーモンもデルで漬け込んでみました。

サンクスギビングなので米国時代の友人の Yann を想い出してしました。
彼とは同僚だったのですが、なんとなく気があって仲良くなりました。
そしていつのまにか、サンクスギビングとかクリスマスなどの重要行事はいつも彼の家に招待されるようになりました。
彼は、物凄く趣味が良くて、食べることにこだわってて、贅沢で、面白い人。でもいつも自分のやっている仕事が自分とあっていないと、どこかあせっている寂しさがあるような感じの人でした。
ある時、そんな彼の寂しさがどうしてなのか理解できた瞬間がありました。
いつものように、美味しいディナーを食べ終えた後、暖炉の前で、ふと、彼が言ったのです。
『僕の祖母はカンボジアの女王だったんだ』
本当に驚く、というのはこのことだと思います。
はじめ英語の聞き間違いかと思ったぐらい。苦笑
彼は子供の時に革命がおきフランスに亡命。苦学し、その後米国へ、エール大学を卒業、そのまま米国に残ったのでした。
彼の家での、ディナーはいつも、少人数の正式ディナー。
元皇室で、フランス仕込みですから。。。
彼から習ったパーティの極意は数え切れず。
考えてみれば、ものすごい経験ですよね。

まぁ、友人が皇室出だった、というのが後でわかるというのもかなり珍しい経験かもしれないですが。
かと言ってそう聞いた後も、何が変わるというわけでもなく.....職場では相変らず、私の方が姫のようにえらそうだった、と思う。笑
彼は今某企業のCEO(最高経営責任者)になっています。色々ありながらも苦労してでも上を目指していく人でした。会社では、王様のように指揮しているのでしょうか。
メールしたら、元気そうでした。