土曜日にフランス人の冒険家のPhilippe Valery氏をお呼びしてランチ。
シルクロード紀行 いくつもの夜を越えて―絹の道に暮らす人々との出会いと別れ
クチコミを見る
彼の本は何ヶ国語にも翻訳されていて大人気
大企業の人が羨むような仕事を辞め、シルクロード1万キロを2年がかりで歩いた人。
本がものすごく面白いので、いろいろ話をするの、とっても楽しみにしていたのでした。
彼の家族以外に、フランス人のカップルと日本人の友人の8人。
どういうメニューにしようか、いろいろ悩む。
でも、今回はやっぱり『シルクロードテーマ』でしょ、ということで。
中華家庭料理のフルコースを作ることにしました。
フランス人ゲストが多かったので、フランスの地方のワインを選ぶ。
テーブルの花は、朝から娘と庭で摘んだ花を活けてみる。
Mariage Freresのマルコポーロお茶も準備。
私が外国人のお客様をお招きする時に、いつも心がけていることがあるのね。
それは↓
『いらっしゃる国の人の好きそうなものとその人が食べたことのないのもを上手く混ぜる』
今回のテーマは、『シルクロード』と決めたんですが、中華なんだけど、全部中華にしない、ところがコツ。
ワインは(私が飲めないので、ワイン店で信用してるソムリエに選んでもらい)フランスワインに。お茶もマルコポーロという名前のフランス産。
食後は、フランスで修行したパテシェがいる店のチョコレートケーキ。
とフランスのチーズとドライフルーツ
って感じでメニューに沢山のフランスからのものを混ぜました。
そういうものと、エキセントリックな食べたことのないものとを上手く混ぜると、今までの経験からゲストの満足感が非常に上がるのです。
食事が美味しいと会話も盛り上がります
フィリップ氏は、フランスから中国まで歩いたのですが、彼の本の中でものすごく考えさせられるのは、隣国と仲が悪い国が多いということ。苦笑
本からの抜粋。。
『何日か前、私はクロアチア側にいてセルビア人を疑わしく思っていた。今はセルビア側にいてこの人たちの大部分を襲った不正義について考えている』
彼が出あう人々は、それぞれに家族があり、親切で、旅人のフィリップさんに誠意をもって接するのですが、その隣人同士が忌み嫌い戦う。
多くの中にはただの誤解もあるだろうし、メディア操作を含む政治的情報操作もあると思います。
隣国を理解するには,彼のように、ただ実際に会ってコミュニケーションすること、そしてお互いのバックグランドを理解しあおうとすること。それしかないんでしょうね。
またバックパックで歩く旅行がしたくなりました。
モロッコ、インド、チベットあたりが行ってみたい地域です。