カイロ大学でイスラム社会全体に向けて演説をキッチンで朝食を準備しながら iphoneで聞いた。
50分程度なのだが、途中から、コーヒーを握りしめて、iphoneの画面に釘づけになった。
終了後溜息がでた。『このスピーチは歴史に残る』と私は思う。
でも、日本の新聞の翻訳記事のニュースは、ニュアンスがちと、違う。
あんまり重要視してないような。あれ?

だって全然歴史的なスピーチだという、迫力が伝わってこないんだもの。苦笑
アメリカとイスラム世界の関係、ユダヤの米国での力、イスラエル、911以降の米国の方向、イスラムの女性差別、民主化 とにかく色々な問題にこれほどまでに率直に語ることができる大統領は今までにいなかった。
そして、パレスチナ側にもイスラエル側にもどちら側にも話しかけるように説得するあたりのスピーチが際立って素晴らしかった。
日本でもオバマ大統領を批判する右翼やや書籍が出回っているそうだが、
重箱をつついたり、小さな視野や経済政策などの批判で、オバマを潰そう、批判しようとする人を見ると悲しくなる。
もっと大局を見よう。
本当に大事なことは何かを見わける力をつけよう。と言いたい。
世の中を知れば知るほど情報は鵜呑みにできなくなることがわかる。
ただ、ブッシュの時代に何万人の人がその政治的決断で殺されたのか。
オバマのおかげでどんなに世の中が良くなっているか。
私は15年ほど米国の政治を詳細に見てきたのだけど、今まで一度もこれほどまでに誠実さを感じた政治家はいない。
嘘はいくらスピーチが上手くても顔に出て透けてみえる。
今は、オバマ大統領が暗殺されないように、ただただ、心から彼の安全を願うばかり。
世界中の無力な母親たちが争いで自分の子供を殺されて泣き叫ぶことを止める為には、この人が必要なの。