人生の半分くらい海外で暮らしたので、私の半分はガイジンなのかもしれない。
でも、日本に帰ってきて3年もたつと、路上でむやみにハグ(抱きついて、久しぶりとか、さよならの挨拶をすること)もしなくなった。
なんとなく私もちゃんと日本人のように行動できるようになってきたよなー、と自己満足気味に思っていたところ。。。今日私はガイジンだ。。と思う出来事が。
それは議員会館で起こった。
秘書さんが開けたドアを私が(最初に)無意識にでてしまい、もちろん私は(そのドアを持つ事もしなかったので)後に続いた国会議員の男の先生がドアに、顔と身体全体を、ばっしゃーん、とぶつけてしまったのである。。
その様子をみて、私は、思わず笑ってしまった。(いや、ここ笑うところじゃない 苦笑)
米国ではレディファーストは徹底的に叩き込まれる。
これは、日本人女性にとっては案外難しい。
すっ、と背筋を伸ばして、優雅に動けるようにならないといけない。
と尊敬する素敵な年上の米国の女性に言われた。
例えば、エレベーターに男の人が沢山乗っていても、私一人が女性の場合、奥にいたとしても、男たちは道をつくってくれ一番先に降ろしてくれる。
(そんな時、私は、すくんで腰をまげて、すみません、すみません、とまるで空気を手できるようなポーズで小走りで降りていた)
彼女は、背筋をのばして軽く会釈して、thank youと言う。
そしてまっすぐ前をみてエレベーターから降りる。それだけのことをすれば良いのよ。
優雅に動きなさい。
そう教えてくれた。
でも、そのレディファーストを受ける身のこなしの習得に、私は長い長い時間がかかった。
日本人女性として普通に育った私にとっては、、その身のこなしがとてもとてもムツカしい事だったの。
やっと身につけた習慣は、なかなか外せないもので。。
ところ変われば、私の行動はとってもKYなものであるのでした。。。
(T_T)