皆さん、私の友人の突発性難聴に関する情報本当にありがとうございます。
彼女は、5年前にすでに片方の耳の聴力を失っており、これで両方の耳がまったく聞こえない状態になってしまっていました。
地元の病院ですぐにステロイドの緊急点滴を受け、10日後に退院した足で東京に来るようにお願いしました。
突発性難聴は発症してから1カ月の治療が肝なのです。
でも、その時は彼女はもう半分あきらめていて、それにふらふらするということで来るのをためらっていたのです。。でも私はどうしても最新という病院でのセカンドオピニオンを聞く事がとても大切だと思ったのです。
品川の新幹線のホームに彼女を迎えに行った時、顔を見た瞬間二人で泣きました。
彼女は私の母が亡くなった20年以上前に英語学校で知り合った人。年齢も離れているのになぜかずーっと仲が良いのです。
母親みたいな、お姉さんみたいな存在です。
別の治療を期待して、突発性難聴で一番有名な病院にいったところ、若い男の先生から、地元で受けた治療はここで受けた治療と全く変わらないというお話を聞きました。
そしてこの状態でこの状況では、あとは薬を飲み続けるしかない、というのがセカンドオピニオンとしての回答でした。
私は奈落の底に突き落とされた気がしました。
匙をなげられたような説明に私はすがりつくように、その医師に聞きました。
針治療とか漢方、ガス治療とかはどうでしょうか?
その時のこの医師の返事の仕方に私は本当に愕然としました。いかにも、そういう質問をした私を馬鹿にした感じで、
『インターネットとかで治るとか書いてるみたいだど、そんなので治ったという医学的な論文はひとつもないよ』
患者は一滴の救いを求めて病院にきているのです。聞こえないだけでなく耳鳴りめまいがして苦しくて仕方がない状態なのに。この病院で何か新しい治療ができるのであれば、そしてその治療に集中してほしい状態で、針治療を馬鹿にするのなら、わかる気がします。
しかし今ここで何もできない状態であるのに、他の治療までまっこうから否定する必要はないではないですか。
この時ほど、友人が今、医師の態度や言葉が、何も聞こえなくてよかったと思ったことはありませんでした。
私は医師が言ったことを彼女に筆談するのはやめて、そのまま病院を出ました。
お昼を食べて、とりあえず私は自分が気が動転しているのを沈めようと必死でした。鍼治療は効かない。。どうすればいいんだろう。。
それでも、何かやらなくちゃ。。
私はもともと東洋医学を信じています。全部が全部に効く訳ではないと思いますが、それでもこのまま何もしないよりも。。。
すがるような気持ちで突発性難聴の専門の治療をしている
一掌堂治療院
http://www.isshodo.com/
に行きました。
そこでは、朝の医師とは全く態度が違う先生がいました。
院長先生は、若い時に耳が聞こえなくなったそうです。だからこそ耳が聞こえない人の気持ちがわかるのでしょう。
とても丁寧に説明してくれました。
そしてここで突発性難聴が完治した人が千人を超えたことも教えてくれました。
そしてそれよりもなによりも、「辛いでしょう。一緒にがんばりましょう」と。彼女の辛さに寄り添ってくれたのでした。
このファイルをみながら、どうして医師は東洋医学で治ったという論文は一つもないと言いきれたのか。。。
患者は一言一言なんとか希望の光を探しながら神経を研ぎ澄まして言葉を聞いているんだという事をお医者さんはわかってほしいと思います。そして自分の分野なのだから、もう少し勉強もしてほしいと思いました。
年配の方はネットがつかえない人も多いです。医師に他にどうしようもないと言われたらそのままあきらめた方も沢山いると思います。
突発性難聴では早期治療が大事だそうです。
もしも知り合いが同じ病気にあったら、是非教えてあげて下さい。
今友人が来て5日目なんですが、日に日によくなっており、今では筆談が必要なくなりました。。上京前はまったく両方の耳が聞こえない状態でしたので奇跡のようです。
めまいも徐々にとれてきているようです。
この間のブログのエントリやツィッターで沢山の情報や応援を頂きました。
本当に心から感謝しています。