この間から、写真を探していたりしたプロジェクトこれだったのです。
私が総合監修、ディレクションしました。
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観光客誘致にキャンペーン 震災から1年で観光庁 - MSN産経ニュース

3月になると銀座、アメリカではニューヨークのタイムズスクエアにも、これを貼ることになったらしいです。
大臣発言
自分のつくったもの大臣に記者会見してもらえるの、素直に嬉しいなぁ

さて、これ、時間がない〆切迫る中、官僚の方とデザイナーと夜遅くまで、どんなのが良いのだろうか、と毎日議論し、悩み続けました。まだまだ復興が遅れている中、被災地の皆さんの気持ちを考えると、前向きなポスターを作成しても良いものだろうか、根本から悩みました。
例えば、笑顔の多くの被災地の人々の顔で、ありがとう、と言う、ポスター。
果たしてそれでよいのだろうか。
本当に、悩みました。
でも、1年たち、まだまだ復興の途中ですが、それでも海外の皆様のご支援への感謝を素直に声にだすことは、けじめとして私はとても大事なことだと思いました。
流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説があります。辰年の今年、日本人の誇りをかけて登る。そんなひたむきな前を向いた日本人の気持ちを海外の方々に感じて頂けたらと思います。

観光庁 プレスリリース
特別ポスター「Japan, Rising Again. Thank you for your support.」
昨年の東日本大震災は、多くの悲しみを日本にもたらしました。
震災後、海外の皆さんからも大変多くの心のこもったメッセージや多くの御支援を頂きました。
「感謝」の気持ちは簡単な言葉では言いつくせません。
登龍門(とうりゅうもん)ということわざがあります。この言葉は、成功へ至るために乗り越えなければならない難しい関門のことを表しています。「鯉の滝登り」ともいわれ、鯉幟(こいのぼり)という日本にも残る風習の元にもなっています。
流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説になぞらえて、辰年を迎えた2012年、復興に向け登りきろうという心、そして海外の皆様のご支援への感謝を表したポスターです。
(総合監修:坂之上洋子、グラフィックデザイン:生駒浩平、アート:木村英輝)
溝畑観光庁長官の記者会見
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