私は、何してるのか良くわかなんない、と良く言われるので、今日は仕事のひとつを紹介します。
(でも、依頼されても気に入った人にしかやらないので。。。。自分のメインの仕事とは言えないですが。。笑)
私、時々、スピーチ戦略Speech Strategyなぞというものをしてます。
スピーチの内容の構成をご本人と一緒に練る作業です。こういうの、日本でやっている人あまりいないみたいで。。
声の出し方とか、抑揚教えたり、見た目をちゃんとする、そういう方は多いのですけど、私は特にそこにあまりこだわりはなく、あくまでも内容、その人の中身を正しく引き出すには、という内容の戦略Strategyがメインです。
どんな偉い人でも客観視する人が必要です。米国では当然大統領もビルゲイツも誰でもスピーチ戦略する人がついています。
この仕事で私が大事にしていることは、ひとつだけ。
私はスピーチをする人に決してマーケ的な嘘をつかせません。
人物を装飾しても透けてみえると思うからです。
その人の中にある一番いい部分をどうやって引出すか。が、肝なのです。でも、一緒に考えて、偏ってないかどうかチェックし、指導して、意見し、その人の良さを嘘なく嫌みなく100%引き出す、って、その人のバックグランドをえぐるような仕事で、キツいことも言うし、お互いにかなりの信用関係がないとできません。
私は今までこういうことをやっていることを表立って書いたこと、ありませんでした。口コミだけで依頼が増え、例えば、企業の社長の株主総会。社長就任スピーチ。衆議院議員のスピーチ。大使。NPOの代表。最近は、TEDでの英語のスピーチなどもしてきました。
私が最初に、スピーチ ストラトジーという職業を知って、影響をうけたのはクリントン政権時代の、27歳でホワイトハウスに最年少の報道官としてはいったディー・ディー・マイヤーズ でした。
リーダーはどう大衆と対話すべきか。
日本ではあまり重要視されませんが、今一番日本の指導者に欠けている部分じゃないかと思っています。多くの人がこのような裏方の仕事に興味もってくれたら、沢山のリーダーの発信力が増強されるんじゃないかなぁ、そうなればいいなぁ、と思っています。