私は、観光庁のくりエィティブアドバイザーもしているので、日本の観光のことについてよく考えます。
とくに最近は、「過疎地と観光」について。。。
日本の田舎の美しさには、息をのむほどの風景が沢山あります。
もったいないです。
今回は、岡山の井倉洞という鍾乳洞に行ってきました。
で、そこ基本、良い場所なのですが。。。。
中に毛筆で書かれたかなり大きめの看板が沢山あるんですよね。
「瀬戸の海」だとか、「鬼の金棒」だとか。。まぁ、そう見えるような形なんですが、別にそんな誰がつけたかわかんない名称、書いて貼らなくてもいいんじゃないか。と思えました。
例えば、別の形式(美術館形式=作品の邪魔にならないように)解説する方法もあると思います。
ライティングも、もう少し計算するだけで本物の自然の神秘さが浮き上がるのに。。。
色々、もったいないなぁ、と思いながら歩いていると
最後の出口付近に、縁結びの神様がありました。
そして、そこの解説見て、私大笑いしてしまいました。
茂作。。。。(-。-;
あんた。。。
そして、これ、登場人物ぜんぜん誰も縁むすばれてないし〜〜〜っ。苦笑
こういう縁結びの神様も、ちゃんと、どうしてその後、どう?誰に?まつられて縁結びの神様になっていったのか、またはここに来ればどういうご利益があるのか?
それをちゃんと看板の中身も読み物としてご利益がわかるようにする。
そして、お土産ものも、縁結びに連動させていけばいいと思うのですよね。
お土産やさんも寂れていて、寂れているから人もこない。
つまり、井倉洞にいく、(体験)が、観光客にとって価値あるブランディングが、されていないの。
こんな良いところだからこそ、デザインや構想、ストーリーテリングで随分と変わると思いました。
そういうブランディングを統一していくことが過疎地の観光には本当に必要です。
観光地は、人々の心を動かさねばなりません。
もっと楽しませる、興奮させる、嬉しくさせる、しんみりさせる。泣かせる。なんでもいのです。
人の心を何で動かせるのか。能力ある人が各地でそれを真剣に考えつくっていけば、日本は本当の観光大国になれます。
日本の田舎は、フランスの田舎町に全く劣ってないですよ。
心を動かす観光、本気で細部まで考えていけば、自分たち自身にとっても今よりももっと、いとおしい国になれると思うのです。