高級なものではなく、おしゃれな置物でもなく、日常で使えるもの。
昨日、伊万里の大皿を買いました。
古い日常遣いの伊万里は誰も買わないので、大皿でも2千円とか3千円とかなの。
信じられない。苦笑
箱に明治31年と書いてあるので

調べたら、第三次伊藤博文内閣総辞職。史上初の政党内閣として大隈重信、組閣の年でした。
お嫁入りのためのお皿だったのかなぁ。
この器は、どんな食卓をみてきたんだろう。

幸せな食卓だったのかな
明治だから、きっとお見合い?
お嫁さんは愛されていたのかな
そもそも明治の女性は男性と同じ食卓に座ることができたのかしら。
ゴシゴシと洗剤で汚れを洗いながら、116年前を想像してみる。
終戦記念日に近いので、あなたたちは戦争をみてきたんだね、と思いながら、布巾できゅっと水を拭きとる。
この器の家族は誰かが戦争に行ったのかな。
愛する息子や夫が戦争に行く前の、最後の食事の話を聞いてたかしら。
でも、そのころにこんな器を使えてたんだろうか。
ラジオで戦争が終わったと知らされた日には、きっと箱にはいっていたよね。
おいしいものを盛る贅沢がゆるされなかった時代、日本の女性が選挙権がない時代を生き抜いてきた器。
ご縁あって、わたしの家にきてくれてありがとう。
