2014年09月19日

好きなものとの距離

家の地味な植木だったくちなしが咲き始めた。
あまりにうっとりとする香りに部屋が明るくなった。
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幸せな気持ちになった。
毎回リビングでは、思い切り深呼吸したいぐらいの気分になった


そして、花はどんどんと咲きはじめた。

昨日、花のある横のソファで仕事をしていたときに
ふいに、そのあまりに強い匂いに突然吐きそうになった。

わたしは、たちあがり、植木を反対側の隅にひきずって移動させた。

その時にふいに、心がズキンとした。

(距離なんだ)

どんなにうっとりとする香りでも強すぎると耐えられなくなる。


花が悪いわけでもない。花は美しく咲いているだけだ。
香りを出すこともわるいことではない。

でも、あまりに強いと距離が必要になってくる。

これは、人間関係や仕事に、とても似ていると思った。
好きになると一生懸命になってしまう。ベストを出すこと、尽くすこと。
もっとしてあげよう、もっとできる、って、がんばってしまう。


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何かが上手くいかなかった場合、自分自身や相手が何か悪いのではなく
もしかしたら、その距離の置き方が、間違ってしまっているのかもしれない。

適度なところに佇んで存在する。穏やかに。
そういうのは、案外むつかしいことだね、と思った。


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この記事へのコメント
くちなしの花だと思うな。香りはジャスミンに似ているけれど。
Posted by ふじもと at 2014年09月24日 10:58
ガーデニア(くちなし)は、確かにたくさんの花がついたり、数分以上匂いを嗅いでいると「うっ」となりますよね。百合とかもそうですよね。
さびしかったり、なんか空虚感のあるときは、そんな存在感のある花はいいのですが、普段暮らしやずっと長時間を過ごすのにはちょっとしつこかったり(笑)。人にもそういう人、いますよね。

よーこさんそのものの存在そしてこのブログ、つい最近知りました。すごく助けになっています。よーこさんはもちろん社会的、ビジネス的な意味でもいろいろなアチーブメントがある方なのでしょうが、こういう、よーこさんに対して、ビジネス的にも社会的にもなんのメリットも提供できない私のような人間がたくさん、それでも前進する勇気と理由と活力をインスパイアし、シニカルになりがちな人生においてアファーマティブの力を再確認させてもらえるのは、本当に稀有でありがたいことです。

わたしもいつか、よーこさんの一万分の一でもそんなことができるような人間になれるまで、あきらめないようにしようと、うちの猫にこっそり誓います(笑)。
Posted by ねこまる at 2014年10月07日 15:52