ブッダは悩んでたのよね
超訳ブッダの言葉 [ 小池 龍之介 ]
この本の、いいですねぇ。
経集728
ありとあらゆる苦しみは
何かに依存することを
きっかけにして生じる
たとえば
好きな人にやさしくしてもらうことの
気持ち良さへの依存症になると
少しでも優しくないと感じるたびに
苦しみが生じ
相手との関係が邪悪になる
あるいは仕事で目標を達成するうれしさへの
依存症になると達成した瞬間の快感が
さ〜っとひいたのち
空しさという苦しみが生じる
依存症という対象をつくる愚か者は
取っ替え引っ替え別のものに
依存しては脳内麻薬を分泌し
自分から苦しみに近づいてゆく
苦しみが生まれる元凶を
見破ったなら、もはや依存症にかからぬよう
脳内麻薬が抜けていくのを
じっと待つように
一番心にとめておきたいのは
苦しいときだけでなく
逆に楽しいとき
良い時にも気をつけろ
って、いうところ。
Posted by tentenwang at 21:23│
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そうか…
喜びが苦しみを生み、苦しみが喜びを生むのですね。
多くの喜びの後で、大いに苦しむのが摂理であるなら
今苦しいのは、それだけの喜びを得てしまったからかもしれません。
片側だけでは、存在し得ない。
それでもやはり、次の喜びへ向かうよりないけれど
わきまえていたいことだと思いました。
受け身の人生でなく、自分が主体となって考え行動することで、周りの人達に影響を与えていく。
そのような生き方ができたらと思う。
いつも素敵な言葉ありがとうございます。ブログも御本も何度も何度も読み返しています。一言お礼が言いたくて。今日の私に効いたのはこのブログでした。コメント欄も勉強になります。私の今日の苦しみは、たしかにそれなりの喜びを得たためでした。