2014年10月28日

ブッダは悩んでたのよね

超訳ブッダの言葉 [ 小池 龍之介 ]
超訳ブッダの言葉 [ 小池 龍之介 ]

この本の、いいですねぇ。


経集728

ありとあらゆる苦しみは
何かに依存することを
きっかけにして生じる

たとえば
好きな人にやさしくしてもらうことの
気持ち良さへの依存症になると
少しでも優しくないと感じるたびに
苦しみが生じ
相手との関係が邪悪になる

あるいは仕事で目標を達成するうれしさへの
依存症になると達成した瞬間の快感が
さ〜っとひいたのち
空しさという苦しみが生じる

依存症という対象をつくる愚か者は
取っ替え引っ替え別のものに
依存しては脳内麻薬を分泌し
自分から苦しみに近づいてゆく

苦しみが生まれる元凶を
見破ったなら、もはや依存症にかからぬよう
脳内麻薬が抜けていくのを
じっと待つように

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一番心にとめておきたいのは

苦しいときだけでなく
逆に楽しいとき
良い時にも気をつけろ
って、いうところ。


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この記事へのコメント
そうか…
喜びが苦しみを生み、苦しみが喜びを生むのですね。

多くの喜びの後で、大いに苦しむのが摂理であるなら
今苦しいのは、それだけの喜びを得てしまったからかもしれません。

片側だけでは、存在し得ない。

それでもやはり、次の喜びへ向かうよりないけれど
わきまえていたいことだと思いました。
Posted by Hide at 2014年10月28日 23:36
受け身の人生でなく、自分が主体となって考え行動することで、周りの人達に影響を与えていく。
そのような生き方ができたらと思う。

Posted by ひろや at 2014年10月29日 20:53
いつも素敵な言葉ありがとうございます。ブログも御本も何度も何度も読み返しています。一言お礼が言いたくて。今日の私に効いたのはこのブログでした。コメント欄も勉強になります。私の今日の苦しみは、たしかにそれなりの喜びを得たためでした。
Posted by Yuri at 2016年04月19日 17:55