小学生の娘が、机が欲しいと言い出し。。
長い間、ダイニングテーブルでやればいいじゃん。コーヒーテーブルで充分じゃん。
と何度もスルーしていたんですが。
「自分もそろそろ自分の机できちんと勉強したいのです」キリッ。と。
まぁ、受験もしないので、ほとんど勉強してないじゃん〜〜。とつっこんでみますが、キリリ感は変わりません。苦笑
「自分の机に向かいじっくり勉強したいのです」
自我の芽生えなんでしょうか…あんまりにしつこく机、机と言い続けて1年。
1年ですよ。
じゃ誕生日のプレゼントということで、(彼女の誕生日は10月ですけど、実はうちは誕生日にNPOに寄付をする習慣なので、普通は、なんにも買ってあげない)とうとう机を買うことにいたしました。
そして、楽天の中のイギリスのアンティークショップをわたしが選んで、その中から、本人が好きな机を選びました。彼女が選んだのは、1940年頃の胡桃のライティングデスク。
10万円ぐらい。高っ(ーー;
そして小学生の机にしてはしぶい。笑
まぁ、でも、そもそも学習机のつもりじゃないです。
だから、これは、彼女が嫁に行く時ももっていってもらう。いらなくなれば、欲しい人はいるだろうし。あと、30年使えば、100年超えるので、たぶん家具としての値打ちは上がってる。
実は、家具って流行があるんですよ。シンプルでも。
私、もともとは米国で建築のデザイナーでした。昔コンテンポラリー家具買って、10年たってやっぱりなんだか流行遅れになってしまい、困ったなぁという痛い経験があります。
だから流行りを一度通っちゃった古いものを大事に使うってことにしたの。
でも、バブルまっただ中の中国で本物のイギリスアンティーク家具なんて高くて買えない。。。
そういうわけで、私は、日本で買って、JALの飛行機で北京に机を持ち帰えるという荒技を敢行。
しかし、規定内の大きさとはいえ、カート押すの重いっ。
そして到着荷物受け取るところで、ポーターがいなくて、真っ青。悪戦苦闘してる私にJALの中国人スタッフが親切にも出口まで運んでくれるのを手伝ってくれました。チップも受け取ってくれない。
本当にそれがなければ関税通るのも大変だったと思う。
そんな苦労して、母持ち帰った机。
娘、ものすごく喜んで、宝物いれたり、いろいろして、本当に嬉々としてるって表現がぴったり。
大切に50年ぐらい使ってくれたら元は取れるよ。
でも、昨日「ひとりで机に向かうのはさみしい」って、やっぱりキッチンで宿題やってました。
なんなんだよ。それ。笑