ワシントンDCに行ってきました。
あしなが育英会のアフリカ遺児教育支援100年構想に参加するためです。国際会議のことは後でまた追ってきちんと書きますが。。
この国際会議、世界中から集められた「賢人達人」がいて、私がこの中に入ってていいのか?という豪華メンバーでした。
ちょうど、私の席の隣は、ペルーの音楽家の、ルーチョ・ケケサーナlucho quequezanaさんでした。彼は国民的に人気の音楽家だそうで、25以上の楽器が扱えるそうです。そう聞いた瞬間に、楽器がひとつもできない私はまったく話があわないだろうなぁ、と思ってしまいました(笑)
でも、話してみるとなぜか案外気があいました。
そして、ひとつ、とても心に残ることがありました。
それは、彼が話してくれた、作ったものを発表すると必ず批判がされるって言葉。
luchoさんが「自分の歌を好きになってくれる人がいれば、当然、嫌う人がでてくる。それについてはなんとも思わない」と言うのです。私は、「自分の書いた本の悪口言われたら凹む」って答えました。
そうしたら、彼は透き通った目で、本当に心底驚いたように
「え?だってそれは、そういうものなんだよ。熱狂的に好きになってくれる人がでてきたら、同時に熱狂的に嫌われる。それは、そういうものなんだよ」
と言うのです。
その時の、彼の表情が、あんまりにそれがあたりまえで、地球が丸いのと同じだって感じの顔だったので、なんだか急になぜか私、少し笑ってしまいました。
この話は、どんな仕事してても言えるのですよね。
何かやろうとすれば、反対意見が必ずでてくる。そして本人が何も悪いことしてなくても嫌われるリスクがある。
そんなの当たり前なんだけど、面と向かってそう言われたの初めて、で、それも少年みたいなピュアな顔で、何言ってんの?と。。。いや、まぁ、そうなんだけど、って。笑
luchoさんのおかげで、ずっとひっかかっていたことが、コトンと落ちたような気がしました。
地球の裏側に向かって、ありがとう、って言わなくちゃ、です。
彼の2014年の日本でのコンサート、秋篠宮殿下、妃殿下、佳子様、眞子様もいらしたそうで、彼のファンのようです。ヨーロッパ米国でも、コラボコンサートされてたり、海外でもたくさんの賞を受賞されていたり、CDの売り上げが記録的にヒットしてるとか。
後で帰って検索して知りました(笑)
英語で話したので、スペイン語で話してるyou tueのluchoさんが別人みたいにみえるのだけど(笑)とても気さくな感じの良い人で、素敵な出会いでした。
あしなが育英会のアフリカ遺児教育支援100年構想のことも書きたいのですが、あんまりに盛りだくさんなので、いくつかに分けて書きたいと思います。