裏切られた気分になったとき
ある30代の起業家社長が落ち込んでてました。
ずっとダメダメだった若い子を一生懸命家庭のことや精神的なことまでフォローして、育て、やっと一人前に仕事回せるようになったら、「辞めて別の会社に行く」って言われたと。
疲れ切って前の週に熱までで憔悴しきった顔してた。
たまたま前の日に会ってた日本を代表するような起業家の人が、同じことがあった話をしていたんで、その言葉をおしえてあげた。
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「気持ちを相手に対して100パーセントにしてちゃいけない。
電車のレールと同じで、少し隙間あけとく。そしたら、なんかあった時も余地があるでしょう?折れなくていい」
傷は結構深くて、その傷ついた心の防御の仕方は人様々。
「でも人との距離に隙間をあけるって。でも、ある意味さみしいよね」
と言うと
「そう、その孤独を受け入れなくちゃいけないんだと思う」
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それを聞きながら、わかっていても、やっぱり私は100パーセント信じてまた傷つくんだろうなぁ、と思った。何回でも傷つく。学ばない自分、だめんず女子だよ。(^_^;)
そんな一連の話をとりとめなく話してたら、その30代の起業家社長が、ごはんの後、チョコレート買ってくれた。笑
Posted by tentenwang at 09:06│
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こんにちは。
『育て上げた』って言葉。
自分がしてやったのに・・って。
してやったのに逃げやがって・・って?!
その子が人間的に成長して新たに旅立つ。
それって寂しいけどうれしいことじゃないでしょうか?
その子はきっと育ててくれた恩は感じてますよ。
縁っていうのは必ずあって新たにまた素敵な人が現れる。
そういうもんです。
企業家さんが心からその人の門出を喜んであげれば。
転職はその人が決めたことで
奴隷のように一生しばりつける権利はないので
素直に喜んであげるのが愛。
難しい切ないお話ですね。。。
「仕事」として考えると、若い人たちは「経験積んでどんどん動いていくのがステータス・キャリアアップ」というブーム的な感じだと思うので、その方向に積極的なんだと思います。だからそれは止められないし、起業される方ももちろん同じ方向性だから理解しないとですし。。。。一方「人間関係・義理・人情」の部分だとやはり果てしなくやるせない気持ちになってしまいます。
でも「会社を愛し、上司を尊敬して尽くし続けても歯車として使われるだけで愛されない、代わりはいくらでもいると言われるサラリーマン」が沢山いるのですから、その起業家さんが若い子に対して喪失感を感じるということはステキな事だと思います。その子は旅立って「もうこれっきり」になってしまうのか、はたまた「あの時はお世話になりました」ってもっと逞しくなって再び力になってくれるのか。。。もしかしたらずっと先にわかることなのかもしれませんね。。。
洋子さま なんだか子どもの旅立ちに似ています。同じにしてしまっては失礼かも知れませんが。
ある日突然、きっかけは様々ですが、
その時はやって来ます。
大切にされてきた方だからこそ外の世界へ旅立ったのかもしれません。受け身だった愛を強く育むために。私自身なかなか昇華できませんが、時間も味方してくれます。愛する事を大切にしたいと思います。自分のためにも。
人と自分とのちょっとした隙間、寂しくてずっと開けるのが怖かったんですが、そこで生まれる孤独と戦うのも大人なのかな、と少し思うことができました。
ありがとうございます。