2011年06月23日

7歳の娘の言葉

最近自分のつぶやきを読み返していていたら、娘の一言がでてきた




娘(7歳)と添い寝してたら、ママは、親切で人にアドバイスしてるでしょ?
でもその人たちは、嬉しくないと思うよ。と言うのでどうして?と聞いたら
みんな誰でも自分が正しいって思うもんだよ、と天井見つめて言うんで、なんかあ然としたw( ̄ー ̄)




娘ちゃん7歳、おまえは哲学者かっ、 と思ったら、実は、彼女が、授業中、自分は先生の話聞いてたのに、(聞いてない)と怒られて(聞いてました)と答えたのに信じてくれなかったらしい。
先生でさえ、間違ってるのに、自分が正しいと言う、だって。

その流れでの発言でした。笑


それでも、娘が寝てから、わたしは、といえば、グサリと痛いところを刺された気分。。w


そういえば、昔、北朝鮮のアナウンサーが出ているニュースみてた時、私、無意識に(あの人、なんか変だね)と言ったことがあったんです。

その時、たぶん5歳ぐらいだった娘が

ママはあの人の言葉を話せないのに、見ただけで、変だと決めるのは違うでしょう?

と。。。そう言われて、私、はっ、とさせられ真っ青になった事がありました。

案外子どもは核心ついてるのかもしれないですね。

  

Posted by tentenwang at 23:41Comments(1)TrackBack(0)

2010年09月22日

米国のゲイを守ろうとしたはずの法律

あまり日本では報じられてない(というか全然ニュースになってないと思うけど。。)

米国には「Don't Ask Don't Tell」という軍の中での法律があり、今それをオバマが撤廃するかどうかの議論で盛り上がってます。ゲイの方々の運動家から撤廃の署名運動がメールに入ってきました。


日本語にすると 、聞くな、言うな。という法律。
どんなものかと説明すると。。

1993年、当時の大統領ビル・クリントンが、米軍内での「ゲイ、レズビアン、バイセクシャル」を守る為にサインしたのね。

上役は部下に性的嗜好を聞いてはいけないし(Don't Ask)、軍人は、自分の性的嗜好をオープンにしてはならない(Don't Tell)というもの。


つまり「ゲイ」であっても「ゲイ」ある事をオープンにしなければ、除隊されたり、いじめられたりしない。というのが根底の考え

実は、この法律は私の知り合いのノースウェスタン大学の社会学の教授が原案を作ったものなのです。
シカゴ時代、彼の家に何度か招待されたことがあります。
ご飯を食べながら、彼が



これがあることでね、ゲイの人たちが差別されなくなるいい社会になるよ


ってそう言った時の彼の目がとても印象的でした。
法律をつくるって社会が変える力があるんだ!すごい!って私とても感動したのを鮮明に覚えています。

そして、時が流れ、今この法律がゲイの人たちの間で毛嫌いされている。



一番のポイントは、人権の侵害、といいます。

自分のSexualityを隠さないと除隊されてしまう。そのことこそがそもそもおかしい話じゃないか。それにこの法律があっても、「ゲイ、レズビアン」であろう軍人に対するハラスメントにより13,000人もの人が除隊させられている事実。


この話、時代の空気の流れとか、その法律の試行のされ方とかいろいろなことが折り重なっていているんだけど。。。。

守ろうとした人たちに、逆に差別だ、と毛嫌いされている今の状況を思うと、教授の気持ちを思うだけで、身体が痛くなりそうです。



この件については、いろんなことを考えさせられました。

正しいと思っている事が正しくなかったり、正しかったことが正しくなくなったり、良いと思ってやったことが実は良い影響をあたえなかったり。

重なりあう難しさをしみじみと感じます。

あと、時ですね。時間がたって、ゲイの人たちの権利が声高く言えるここまで来た、という捉え方もあるかもしれません。

このこと以外でも同じようなことって沢山あると思うんです。何が正しいか、ものすごく難しいんですよ。本当は。だからって何もしないわけにはいかない。

でも、この議論は、自分の視点を浮遊させるものすごく良い機会になっています。



  
Posted by tentenwang at 10:04Comments(1)TrackBack(0)

2010年09月09日

IQ220心突いた言葉

生きていると、時々。。心を突き抜かされる言葉に出会います

それでも覚え続ける言葉って少ないですよね。

実は昨夜、たぶん私がこれから一生覚え続けるだろう、言葉に出会ったので書きとめておきたいと思います。

それはCOURRiER クーリエジャポン雑誌の10月号の記事にありました。

スペシャルインタビューでIQ220 今、地球上で最も天才的な頭脳の持ち主のマルタエウヘニアさん
18歳の時に米国で26の学士過程を終了した方

そして、彼女はダウン症患者数人を法学部に合格させるという成功を成し遂げたり、自閉症の子をコミュニケーションさせることまでしたりしてる。。教育者でもあります。

彼女の教育法のベースは、心と知能そして脳のもっている力を多くの部分をどうやったら引出せるかがポイントで、障害を直すのではないそうです。


その彼女の言葉が心に刺さる。

賢い人とは?

解決力 決断力 選択力
この3つのプロセスをできるだけ短時間で効果的に行えること

知性とはいかに多くの資質を備えているかではなく、自分がもっているものをうまく使いこなせているかどうか、である

私たちは知識の量にばかり重点をおきすぎです

(((( ;゚д゚)))
だから、学歴の優秀な人がそのまま=優秀なわけじゃない、という周知の事実がわかりやすく説明されてますよね。



私が感動し衝撃を受けたのは次の言葉です。

時間には3種類あります
一つ目はニュートンのいう絶対的な時間、ここでは5時は5時でどうしようもない
もうひとつはアインシュタインのいう相対的時間ですが
最後にもうひとつ同じように重要なものがあります

それは心理的な時間です

有意義に過ごすためには自分が主役にならなければなりません
自分でコントロールできない要因に時間をとらわれてはいけないのです

みゃーーーーーーん。涙

そうなんです。それでもつい、いつも自分でコントロールできない要因のことに対して、いらっ、としてしまったり、悩んでしまったり。。。時間をとられていませんか?



私も気をつけます! 本当に、それ時間もったいないもんね。
泣いても苦しんでも、怒っても、事態は、自分にないから変わんないんだもん。
解決できる方法はひとつだけ、自分が明るくポジティブに気にせず、前向き、そんな底力をつけることなんですよね。


  
Posted by tentenwang at 22:56Comments(4)TrackBack(0)

2010年07月12日

マイクロファイナンスの難しさ

なんか。。。週末、ううううっ。ときてました。
まぁ、これ読んで下さい。
私のブログによくでてくるアフリカでがんばってるプラ子ちゃんのエントリ。


プラ子旅する。まだアフリカです


ちょうど娘のお友達が二人遊びにきていて、3人の幸せそうな女の子たちとこのブログの中の子供たちと。。。今同じ2010年を生きていること。

自分にしたってそうです。
たまたま水道をひねったら飲める水がでてくる国に生まれ、恵まれた環境に生まれたから、たいした努力もしていないのに、食べるものに苦労してない。

週末は沢山のことを考えすぎてちょっと吐きそうになりました。

ツィッターでポートランドのcreative visual thinkerの濱口さん @hideshione  からメッセージもらいました。

from falling-down to falling-up. microfinace creates a meaningful shift. but we must face up to the tough reality during the shift

何かをやろうとする時は、必ず現実の壁にぶちあたります。
前を向いていかなければ。。  
Posted by tentenwang at 10:08Comments(1)TrackBack(0)

2010年07月07日

佐藤さんの息子さんへの手紙

昔、シカゴで学生をしていた頃にその大学の先輩に日本人がいた。
佐藤さん、という。

とても優秀で、教授に紹介してもらって出会った。

佐藤さんは、非常に優秀なで、デザイナー&カメラマンとして個人で働いていた。
一人息子さんがいた。

私は時々佐藤さんに自分の作品の批評をしてもらったりした。
アドバイスの後に、食事などご一緒させてもらった。
その時よく小学生の息子さんの話を聞いた。


それから私も卒業。就職して、忙しくなり佐藤さんにはあまり会わなくなった。
そして私たちはニューヨークに引っ越した。
佐藤さんとは完全に疎遠になった。





ある日、突然、旦那とヤオハンに行ってみようということになった。
私たちはコネチカットに住んでいたので、ニュージャージー州にあるヤオハン(今のミツワ)に行くのは、車でもかなり遠い。日本食はコネチカットでもクィーンズの中華街でも帰るし行く必要性もなかった。

でも、本当になぜだか自然にその日わざわざヤオハンに行くことになった。

スーパーの玄関先で日系の新聞が宣伝のために配られていた。
新聞を買って下さい、という宣伝の為なので、何日か前の新聞も束になって配られていた。



私は、今週の、旦那は前週の新聞を受け取り、ランチの時にそれを広げた。

(そこに行かなければ決して見る事がなかったであろう)前の週の新聞の1面に佐藤さんがのっていた。

旦那が、こ、これ、佐藤さんじゃない?

シカゴの日系の学校の空からの撮影時ヘリコプターが墜落
操縦士 カメラマン、先生 全員死亡
白黒の小さな写真。そのカメラマンは確かに佐藤さんだった。


私は呆然とした。声がでなかった。震えた。

その後のことはよく覚えていない。

私はその日の夜に佐藤さんの息子さんに宛、長い長い手紙を書いた。
黄色い便箋だった。
一気に何枚も書いた。

佐藤さんに会って食事をしていた時に、佐藤さんが息子さんに託した夢であったり、どんなに彼が息子さんを愛していたか、ということ。
私が聞いていたすべてを書いた。

私はその手紙を投函した。手紙がポストに落ちる小さな音。
目眩のような感覚があった。

その後奥様がお礼の電話をくれた。
息子にとってものすごく影響のあった手紙だった、と。


でも、私は今でも思う。
たぶん、あれは佐藤さんが私をつかって書かせたんだ、と。

  
Posted by tentenwang at 01:11Comments(5)TrackBack(0)

2010年06月21日

久々に読んだ後に気分が良くなるニュース


2010年6月16日の中国のニュース配信社 レコードチャイナからの転載です。
これ、このまま消えちゃうのもったいない価値あるニュースだと思ったのです。
(^_^)ニコニコ

シンガポール華字紙・聯合早報

「中国人が日本サッカーを応援するのには理由がある」


スポーツは平和、友好の象徴であり、国と国との架け橋だ。
しかし、日中間には靖国参拝、尖閣諸島、遺留化学兵器、日中戦争の民間人賠償などの問題が山積みで、中国人は強い反日意識を持ち続けている。


思い出されるのが2004年に中国で開催されたアジアカップ。中国人は日本代表を罵倒し続け、果ては「大刀で鬼子(外国人、とりわけ日本人への蔑称)の首を切り落とせ」などと叫ぶ始末。


スポーツ精神と汚し自らのイメージをおとしめてしまった。


2008年の北京五輪、日本対オランダ戦。

スタジアムはまるでオランダのホームのようだった。中国人観客は日本に容赦ないブーイングを浴びせた。


ところがどうだろう。

試合後、日本代表の選手たちはたった1回の拍手も声援も送ることがなかった中国人観客の前に整列し、深々と一礼した。一部の中国人観客の粗野な態度が目に付いただけに、日本代表の素晴らしい態度が鮮明となった。さらに日本の各界が全力で北京五輪を支えたことは中国国民の胸をうった。


そして日本のマナーに触れて、中国も変わり始めている。
サッカーボール


ある中国メディアは「あなたは日本サッカーが好きですか?日本サッカーが好きだという人をどう思いますか?本当のサポーターならば、日本サッカーを支持することを光栄と思うでしょうか?」と問う調査を実施した。


中国代表よりも日本代表を支持するとの回答も多く、日本の勝利を望むと答えた著名人も多かった。

大きな変化だと言えよう。

ギリシャに2対0と勝利した韓国に日本メディアはエールを贈った。

時事通信社は韓国の勝利は日本代表の士気を高め、カメルーン戦の勝利につながったと評したほど。中国人も今、日本代表を支持している。日本の勝利は中国サッカーの自信にもつながるからだ。

次回W杯のアジア出場枠増加も日本と韓国の成績にかかっているのだ。そしてそれ以上に重要なのは、日本への応援は中国人の度量を示すことでもある。これもまたW杯の魅力であろう。
(翻訳・編集/KT)


これ、久しぶりに読んだ後に気分が良くなりませんか?
四川地震の時に、日本の救助隊の態度が、あまりにも素晴らしく中国人の方々の心を打った時のことを思いだしました。

死人にも深々とお辞儀をし、敬意をもって死んだ方々を扱う態度が全国ニュースになり、多くの中国人がそれを見て泣いていました。


こういう時、自分が日本人に生まれた事を誇りに思います。


  
Posted by tentenwang at 21:57Comments(2)

2010年06月01日

自分勝手


この間、娘が初めてのSleepOverお泊まりにお友達の家にいくことになり。。
旦那は海外出張中で、急にひとりになりました。

その夜、あまりに部屋がしん、としてしまい。。。なんだか不安になってしまいました。



そして、なにげなく普段つけないテレビをつけました。
そしてその瞬間、ふと、父のことを思い出しました。

テレビをつけっぱなしで寝るなんて、行儀悪いし電気代もかかるし
ちゃんと消して寝ないと!エコじゃないよ!!!!


。。。そんなことを里帰りするたびに、一人暮らしの父にガミガミ言っていた私。


母が亡くなり、弟が出て行き、私が嫁に行き、妹が就職して出て行き。。
ずっと一人暮らしの父。

そう。ひとり。夜、テレビの音がないと寂しかったんだと思います。



音がないと耐えられないくらいに心寂しかった、なんて。

ひどいことを、それも(自分が正しい)と思い込んで言っていた自分が情けなくなりました。

今更ながら、どんな事にも2つの面があるんですよね。
またその事に気がつかされ、それが胸をつきさして痛いです。  
Posted by tentenwang at 09:43Comments(3)TrackBack(0)

2010年05月12日

丹波篠山へ

ゴールデンウィーク終わりに丹波篠山に行ってきました。

ツィッターで知り合った仲島さんのアレンジで篠山市の副市長の金野さんとNOTEの理事の藤原さんと東京で話をする機会があり。

地方の問題に最近敏感になっていたので、皆さんと意気投合し、百聞は一見に。。というわけで、早速行ってみることにしたのでした。




丹波篠山で泊まったのは、古民家を再生した 集落丸山

本当に久しぶりにゆっくりと眠れました

これが朝の景色です。しみじみ美しい田舎

IMG_2466




ここでは朝ご飯を3人の方が来てくれてつくってくれるの。
感動的な味


そして、ここの良さは、ホテルでは味わえないこんな雰囲なのかもしれません


IMG_2482






丹波篠山は良いものが沢山ある。

例えばこの春日神社なんて重要文化財なのに、誰も気がついてないってモノや財産が沢山あって。。ただ、それが繋がっていない。そんな感じでした。
まだまだできるのに、もったいない。


でも、難しいのは、それをどう繋げていくのか。


例えば観光。でもそれを住んでいる人たちが本当に求めているのか。なんて言う普遍的な問題も含めていろいろ深く考えさせられる旅でした。


集落丸山
http://maruyama-v.jp/

一般社団法人 ノオト




地方もブランディング次第で、息を吹き返すことができると思います。

IMG_2450



  
Posted by tentenwang at 21:50Comments(3)TrackBack(0)

2010年04月09日

アダム カヘンさんの聞く力

夜中に慶応大学の先生の井上先生が、学生だけのイベントでアダムカヘン氏の講演会のファシリテーターをされるという話をつぶやかれていたので
(もぐりたいけど、どう変身しても、学生にはみえない)
と冗談すると
(だいじょーぶですよ!!:−) ほんとうに ♪♪ ぜひぜひ〜)
ということで
学生のふりして本当に行ってみた。( ´∀`)(してないつ)

アダムカヘンさんは、対話を用いたファシリテーションによって、南アフリカのアパルトヘイト問題や、コロンビアの内戦、アルゼンチンやグアテマラの再建など、数々の世界的な社会問題や国際紛争を解決へと導いた有名な方。
一度話を聞いてみたかった。


未来を変えるためにほんとうに必要なこと――最善の道を見出す技術未来を変えるためにほんとうに必要なこと――最善の道を見出す技術
著者:アダム・カヘン
販売元:英治出版
発売日:2010-04-20
クチコミを見る



話の中で私が、一番印象的だったのが、みんなスピーチには力を入れるけど(聞く)技術を磨く事にそんなに重きをおいてないよね、というところ。

聞くというのは4種類あるそうです。

1、ダウンローディング
ただ、聞き流している。相手の話がストップするまで待って、自分の話をはじめる

2、ディベーティング
それが、正しいか正しくないかを議論するためだけに聞いている


3、ダイヤローグ
相手の話がどこからきているか理解しようと聞いている

4、プレゼンシング
相手の話がどこからきているか理解しようと聞いているだけではなく、その空間に何が生まれようとしてるかを聞いている




こういう風に分けてくれるとすごくストンと落ちる。
なによりも、自分の今の話の聞き方は何番だったか?と(意識する)ことが大事だな、と思う。
人の話を聞いている自分を意識する。すごくいい習慣ですよね。


こういうセミナーに参加させてもらえて井上さんに感謝!
カヘンさんの本を出版されてる英治出版の原田社長(仲良し)が私を見つけてびっくりしてた
やはり大学生に見えなかったか。(; ̄Д ̄)笑


  
Posted by tentenwang at 00:33Comments(0)TrackBack(0)

2009年11月08日

燦雲(雲の隙間から光がもれる)

sun


コンサル先に通い続けて2年以上。
窓から、はじめてこんな風景を見ることができました。

奇跡的にいいことが起きる前兆だ

私は、瞬間にそう感じました。

自分がそう思っている横で、『怖い〜〜』と叫んでいる人や、『変な天気やな』とつぶやく人がいて。。。



あ、同じ風景を見ても、こんなに感じ方が違うんだ。

と、なんだかそれが、なぜか妙に心に残りました。


  
Posted by tentenwang at 23:37Comments(5)TrackBack(0)