2010年10月14日

幸せな時はシェアする習慣

私たち夫婦は、記念日には、XXXしたつもりで、実は何にもしないで、寄付するというのを習慣にしています。
例えば、結婚記念日に豪華に食事にいったつもり、でも実際は家でふつーに食べて、その差額を寄付する、とかね。


自分が幸せな時は、シェアすること。
pay it forward 視野を広げてフォワードすること。
それが我家のお金の使い方の習慣のひとつ

先日娘の誕生日会をしました。

そこでプレゼントは持ってこないでね
もしどうしてもという場合はカードの中に千円いれてくれると嬉しい
それを娘の名前で、NPOに寄付させて下さい。

と招待状に明記

これで2回目。

昨年は(世界の子どもにワクチンを日本委員会)に寄付しました。


娘は小学校1年生です。
千円ぐらいのプレゼントを沢山もらってもその頃の子どもってあんまり大事にしないのね。
それにそれぞれの子どもの友人の好きなもの探すのもなかなか大変
これは呼ばれる親にとっても便利。
毎月ある誕生日会に何を用意するか考えなくていいので気軽でしょw
(ママたちには大好評)


ところが今年、実は、娘がただをこねたの。
私もみんなから沢山のプレゼントもらいたいよー。って。
だから、


そうか。じゃそうしようか。

って今年は寄付やめようと思ってたのです。

だって、私たち親は自分の寄付の考えがあってもいいけど、まだ小さい7歳の娘にそれを押し付ける気はまったくないのです。
昨年は年長さんだから、まだよくわかんないと言えばわかんない年頃だったので、親主導でやっちゃった感じでした。

今年はプレゼントもらえばいいよと思ってその話は終わりにしていました。
だって小さい子どもが、ものが欲しいというのは普通の欲求でしょう?
それを無理矢理止めるのもそれはそれで違う気もするし

そうしたら、少したったある日の夜に娘が、私の傍にきて、私を見上げて自分からこう言いだしたんです。

私やっぱりどらえもんの本がプレゼントにもらえればいい。
ママ、お金もらって、お父さんやお母さんが病気の子にお菓子かってあげてくれない?

え。。
ものすんごく馬鹿親ですみません。でもちょっと私うるっときてしてしました。
その間まったく家では、この話でてなかったので忘れていたというのもありました。

娘は娘なりに小さい頭の中でこの件について長い事考えていたんだ。
そうと思うとしみじみ感慨深かったのです。いろいろ考えてるんだな、と。
IMG_4047



7歳の寄付、1万円 今年はかものはしプロジェクトに。 娘と同じくらいの年で想像を絶する環境にいる子供達を一人でも救う一部になればと思います。  

Posted by tentenwang at 01:32Comments(10)TrackBack(0)

2010年07月26日

寝る前に本物に触れる、という習慣

なぜだか、野寺治孝氏の写真集 (旅写)が気になって最近寝る前によくページをめくっています。

旅写~その先の風景 【野寺 治孝 写真集】 (玄光社MOOK)
旅写~その先の風景 【野寺 治孝 写真集】 (玄光社MOOK)
クチコミを見る


これは、野寺さんのたしか15冊目の写真集。

写真集は(売れない)(つくるのが高い)ということでなかなか出版してもらえないんです。
だから野寺さんの出版のペースってすごいなぁ。と思います。


そんな売れっ子野寺さんに対しても、なんでも(いつものようにばっさりw本音)で話す私は、先日お会いした時に

(ねー、なんだかこの旅写って写真集って、今まで野寺さんが出した写真集のいいとこ取りしたお得なお詰め合わせセットって感じよねー。ハードカバーじゃないのに高いしー)

と言ってしまいました。苦笑
いや、たぶん野寺さんの写真にケチつけたりする人あんまりいないと思います。
( -д-)ノ 
ブランディングアドバイザーなんで職業病です。すみません。。


私は彼の写真集の中ではTOKYO BAYが一番好きなんだけど、その1冊テーマが決まっているのに比べて、なんだか旅写はごちゃまぜって感じがしてたんです。



でも。。最近気がついたのですが、この写真集、夜にベッドの上で静かにジャズ聞きながら、見てると妙にいいんです。
寝転んでめくっていくと一気にいろんな旅につれ出してくれる。



じーっと1枚1枚の繊細な写真を見つめていると行った事のない外国。日本。その瞬間。その色。その空気がじんわり伝わってくる。
野寺さんがたぶん10年以上かけて撮った風景の瞬間のかけらが鮮明に突き刺さってくる。

それもハードカバーじゃないから、本がすごく見やすいの。そこのところ、うまく説明できないけど。。。持ってないとわかんない。。置いておく本じゃなくて毎日ぱらっと見るのにいい感じ、、というか。

実は、私は寝る前にちょっと心がけていることがあるのです。
それは、その日目を閉じる前に一つでも一瞬でも(本物)に触れる、ということ。
何でもいいんです。

本でも、写真でも、絵でも。ネットで検索した文章でも 音楽でも。。。とにかく(本物)の何かに触れてから、目を閉じる。

これデザイナーとか建築家とかクリエーター系の人以外にもオススメの習慣なんです。
寝る前の5分(なにか本物)に触れること。

。。。。というわけで、私、お詰め合わせセットじゃん、とケチつけたくせに(旅写)写真集に夢中になっている今日この頃です。



野寺治孝ウェブサイト  
Posted by tentenwang at 11:03Comments(5)TrackBack(0)

2010年03月29日

マカオで走る

マカオに行ってきました。マカオってこういうカジノのイメージだと思うのですが。。。
マカオ何十回も行ってるけど私はカジノに踏み入れた事がありません。


IMG_2155



実は5年くらい前からマカオの市民権を取得しようとしてがんばっています。マカオは中国の特別経済圏なので中国とのアクセスがあります。将来的にどこに暮らしたいか決めていないのでその選択肢のひとつとしてそんな試みをしています。

でも思ったよりも、大変。。。役所に行く回数が半端じゃない。。書類が大変で役所が混雑なのは世界中どこでも同じかもしれないですね。苦笑


さて、今回は、街の中を走ってみました。私は運動が得意でないので、ゆーーーっくり。のんびーり走りです。結構歩いたりもしてます。


旅先で走ると今まで見えてこなかった街が見えてくるのです。
人の顔もゆっくり見える。朝の通勤する人たちの話しで何が話題なのか少しだけかいま見る事ができたりして面白いです。

ベネチアンホテルを抜け(嘘っぽいのもここまでくるとなかなかどうして一度は見る価値がありますw)
IMG_2201





走っていると湿気と霧で空気が絹のようにまとわりついてきました。

IMG_2214



車では見えなかったような些細なものがみえてくるのも走る醍醐味ですね。

IMG_2160



IMG_2161




私は歴史の感じられる庶民的なところが好きなのでそんな小径ばかりを選んで走りました。
その中でも美しい樹が印象的でした。

マカオがとても貧しく何もない時期からそこにいたんだろうな、
素朴に朴訥にそこにただ立っている樹がどんな富の象徴よりも美しいと思いました。

IMG_2205



賭け事に対する人間の行動やアンバランスな経済、戦争、貧富の差いろんな出来事を思い考えながらただ淡々と走ってきました。

  
Posted by tentenwang at 10:04Comments(0)TrackBack(0)