2014年05月04日

仕事の醍醐味

昨年は観光庁のクリェイティブアドバイザーを観光庁長官から任命され怒濤の1年を過ごしました
アドバイザー続けて下さいというオファーは頂いたのですが、他の仕事も兼任で、もうやりきった感も(苦笑)ありましたし、また個別面白い案件あれば、プロジェクトベースでってことに。

あぁ、でも思い出すと観光庁、本当に楽しかったな。

フランス人映像ディレクターアレックスカーさんとつくったフランスで行われた動画投稿コンペ用。
これね、本当に二日の撮影で、全員ボランティアなんですよね。音楽も作曲家の江口 貴勅さん、他の仕事の〆切があるのに徹夜で音つくってくれた。

日本人に会いに来て。日本の観光で一番素敵なのは、日本人に出会うことだよ。ってコンセプト。笑これは、え???建物でも食でも文化遺産でもなく、人? って、世界の観光業界の中では結構評価されたんですよ。

ある事情で、急遽必要になったビデオ。極寒の中たった二日の撮影。編集二日でつくった。アレックスさんがよく私の無茶振りを受け止めてくれた。としみじみ思う。。



私は、おばあちゃんになってリタイアしたら、昔一緒に仕事したことのある人たちが、「よーこさん、きたよ〜」って、家に嬉しそうに尋ねてきてくれる。
そんな感じを理想のイメージして、仕事してるの。

仕事すると、たいがいは、うまくいかないでしょう?笑
うまくいかない時に一緒にいて、「どうしよう」というのは、その時に一緒にいた人達どうしでないと解決、構築できない。そういう緊迫した状態で、それを皆で知恵絞って解決する時にできる人との信頼関係が、仕事の醍醐味で。

私ね、プロジェクトはどんなにマジメで大きなことでも、「大人の文化祭ぐらい」と思ってる。だから、ぶつかっても、滞っても、どこか楽しいし面白がってる。

全ては、そのあとに残る人間関係、それが財産だと思ってるんだよね。
  

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2013年11月11日

ポスターが長く愛されている件

旦那が海外出張に行く時に、

成田空港によーこのつくったポスターがまだあったよ〜と写真を送ってくれました。
narita


これ、実は、2012年2月に3ヶ月の使用限定で、観光庁の為につくったものです。

でも、3ヶ月どころか、議員会館の入り口にも長い間、このポスター張ってもらってました。
誰が指示して貼ってくださったのかわらないのですが、1枚だけ、セキュリティのところにわざわざ、あってすごく目立っていて、なんとか写真とりたかったのですが、警備員に怒られましたw

そして驚いたことに改装された渋谷駅の新しいインフォメーションにも張られてる。
これ見た時にうれしくて泣きそうになりました。

渋谷駅インフォメーション




私が、木村先生の描いた横に泳いでた鯉をひっくり返して、上に向けよう、と言った時に、デザイナーの生駒くんが、「え。。。」って、言った顔を今でも覚えています。


みなさん、長く使って下さって本当にありがとうございます。


観光庁 特別ポスター「Japan, Rising Again. Thank you for your support.」

昨年の東日本大震災は、多くの悲しみを日本にもたらしました。

震災後、海外の皆さんからも大変多くの心のこもったメッセージや多くの御支援を頂きました。
「感謝」の気持ちは簡単な言葉では言いつくせません。

登龍門(とうりゅうもん)ということわざがあります。この言葉は、成功へ至るために乗り越えなければならない難しい関門のことを表しています。「鯉の滝登り」ともいわれ、鯉幟(こいのぼり)という日本にも残る風習の元にもなっています。

流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説になぞらえて、辰年を迎えた2012年、復興に向け登りきろうという心、そして海外の皆様のご支援への感謝を表したポスターです。

(総合監修:坂之上洋子、グラフィックデザイン:生駒浩平、アート:木村英輝)
  
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2013年03月27日

観光庁クリエイティブアドバイザーとしての1年を振り返って。

観光庁で初代クリエイティブアドバイザーになったの発端は、私がTwitterで嵐のニャービデオに
「これはないだろう。。。」と批判をしたことからでした。

それが世間で拡散されて、それを知った当時の担当官僚の方が私のところに来ました。(それにしてもまじ批判拡散をしてる人のとこに訪ねて来るんだから、この官僚もある意味大物ですよね 苦笑)

その官僚の方は結局すぐに観光庁から国土交通省に移動になり、しかし新しい担当の方を紹介され、なんとなく電話とかメールとかでずっとアドバイスを続けていました。

ある日、その方から、電話があり

「よ〜こさん、今官邸でもめてるんですけど。。。」
「もめてるって何?」
「震災の1年後の海外にむけてのメッセージコピーが。。。。決まらないんです」

どんな内容なのか、色々と聞くと、カッコいいけど、むつかしそうな英文コピーに、大臣の方々も、う〜〜〜ん、と悩んでいるという話でした。

「そっか〜。でも世界中の人に伝えたいなら、英語が第一言語じゃない国も多いし、もっとわかりやすくないといけないんじゃないかな?簡単に。」
と言う私に
「そんな都合の良いコピーありませんっ!」

と頭を抱えている様子

「え、もう一度聞くよ、今回観光庁は、何が言いたいの?」
「世界中の方々からの震災へのはげましに感謝の意を表したいのです。それを一言で表したいのです。」

「ん〜じゃThank you とか?」


そしてそのまま、官邸の会議で、Thank you が承認されました。苦笑


そして、コピーつくった責任とれと言われ、作成したポスターがこれ

観光庁ポスター

登龍門(とうりゅうもん)ということわざがあります。この言葉は、成功へ至るために乗り越えなければならない難しい関門のことを表しています。「鯉の滝登り」ともいわれ、鯉幟(こいのぼり)という日本にも残る風習の元にもなっています。
流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説になぞらえて、辰年を迎えた2012年、復興に向け登りきろうという心、そして海外の皆様のご支援への感謝を表したポスターです。

(総合監修:坂之上洋子、グラフィックデザイン:生駒浩平、アート:木村英輝)


このキャンペーンは、数ヶ月だったのですが、その後も観光地、ホテル多くの場所でポスターを自主的にずっと貼り続けてくれたところが多かったそうです。ザガットの裏表紙にもなりました。

英紙・ガーディアン「Travel Awards 2012」では、日本が「長距離国別部門」(Favorite long-haul country)の第1位になりました。その受賞理由は、「長距離国別部門」(日本語訳)我々は日本がこの部門の2年目の受賞を受けたことを喜ばしく思う。日本は、地震と津波の結果、2011年は前の年に比べて28%の訪問者数の減少を記録した。しかし、悲観的な予測にも関わらず、2012年1月までに訪問者数は前年比でわずか4%の減少となり、驚異的な回復を記録した。これは多くの部分、観光庁によるプロモーションと「Japan.Thank You.」キャンペーンによる再来訪促進の弛まぬ努力のおかげである。

観光庁の皆さん、はじめその他、日本への旅行促進をすすめた関係者の皆さん全員が一生懸命取り組んできたことへの評価であり、これは口出ししたひとりとして素直に嬉しかったです。


そんなご縁で観光庁の初代クリエイティブアドバイザーを井手観光長官から任命してもらいました。

そこからが怒濤のアドバイスというか、取っ組み合いというか。。
そこまで本気でやらんでいいやろ、と夜中、自分で自分につっこんでしまうくらい仕事しました。

日本の写真コンテスト

この一見どうでも良いような企画 Σ( ̄ロ ̄|||)

まぁ、大変だった。
facebookは、中国で使えないんだよっ。から始まって、デザイナーをわたしの家に9時間、拉致状態にした。。。

世界中の外国人に日本の Cool! Delicious! Happy! Beautiful! Funny! Miracle!の写真を投稿してもらうというシンプルな企画。優秀賞に電化製品ってどうよ?っていちゃもんをつけ、もっともっと笑える面白い賞をつけろとアドバイスし。。。
sharethewow



途中どうなることか心配だったけど、まぁ、最終的には
Facebookで22万5千以上のいいね
を押してもらったみたいですね。

それを聞いた時は奇跡がおこったのかと思いました 笑




そして、霞ヶ関で、かつてこんなに外国人が好き勝手に言い放題したことがあるのか? というケンケンガクガク有識者会議っていうのも。。。ありましたね。

ニューズウィークで『観光庁のPRサイトは日本の恥』と言いきってた(((( ;゚д゚)))レジス・アルノーさんまで呼んでる。笑 ほんと観光庁の担当官僚の皆さんがある意味もの凄い迫力でがんばってるのがわかると思います。
 アルノーさん批判じゃなくて愛してるんですよ。日本を。

で、他国の方々の意見の結果、日本の一番の観光資産は富士山芸者桜よりも、「日本人」なのだという結果になりました。


現在続いているのは、フランスの動画投稿で有名な海外の企業が中心になり、日本の動画のコンペ。


その、例として作った動画、「二日間遊びにきた外国人カップルが経験した東京」
二日の怒濤の撮影に全部つきあいました。

フランス人監督アレックスカーさんにより、日本人の素顔が美しい動画になっています。



観光庁















3月末にアドバイザーとしての契約が終わるにあたって、アドバイスしてきたことを綴ったら、めちゃくちゃ長文になってしまいました。苦笑
とこうやって思い返すとなんだか涙がでそうです。


引き続き是非、観光庁のアドバイザー続けて下さいというオファーをありがたくも、頂いているのですが。。。

1年がもう、それはそれは濃すぎて。。。。自分もう一度同じことができるのか?
ちょっと思い悩んでいるところです。  
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2013年02月28日

スゴい会議 @ 観光庁

昨日の会議がちょっと感動的でした。

それは、観光庁の有識者会議。同じメンバーで何度も行われたなのですが、なんと委員11人のうち8人が外国人だったのです。(韓国 中国 オーストラリア 英国 フランス ベルギー 等)
で、毎回、同時通訳、資料もすべて日英用意されていました。

このメンバーで、今年で10周年を迎える観光政策において初めて、「日本の魅力とは何か?」について、4回に分けて正面から議論しあったのでした。

(いままでは、富士山とか芸者、新幹線とか温泉とか。。だったらしいです)


霞が関の会議にありがちな、あらかじめのシナリオありの感じでは全くなく、毎回毎回、議論が白熱。他の委員への気遣いなく、前の発言の全否定も。

私得意の「それ、ありえなくないですか〜?(笑顔で)」を全員がやる感じです。
もうこの時点で霞ヶ関の会議とは思えない混乱ぶりです。笑

委員間の直接の意見交換も当たり前。

嫌みあるわ、駄目だしあるわ、批判もあるわ、もうたいへん!

私なんか、広告代理店が一生懸命つくったものに、
「愛を感じない」と、バッサリ 苦笑


そして、外国人委員が、最後、全員一致したのが、日本の一番の観光資源のひとつは、もしかしたら、景色ではなく「日本人」じゃないか、ってこと。
彼等から、日本人の姿で驚いたことは、いくらでもでてきます。

一見無愛想なのに、道を聞いたらものすごく親切にしてくれた。
財布を落として困っていたら、一緒に探してくれて、ちゃんと見つかって中身もはいっていた。
駅で誰にも言われないのに、片方にきちんと列になって並んでいる。
新幹線の清掃員の掃除が早い。そして全員で深々とお辞儀をする姿が美しい。
乗車客数が世界でもトップクラスの駅なのにゴミが落ちていない。

などなど。

そのほかにも盛りだくさんの、日本の良さ、についての本当に議論に議論を重ねた、実りある会議でした。

そして最後の最後の終了の発言の時です。事務局の方が、最後感極まって男泣きしてしまい、一瞬、一同 みんな、し〜ん、となりました。


毎回、皆が大ブーイングをし、そのブーイングから、問題を洗い出し、なんとか、改善を試みた事務局の努力を一瞬かいま見たのでした。
(文句だけ言うのは楽よねw)


委員の一人が私に英語でささやきました。「ほら、こういう日本人が一番、日本の財産だよね」って




緑の派手な服を来てるのが私 ↓ 

P1020296  
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2012年12月20日

週刊ダイヤモンド2013年総予測&元日のNHKスペシャルに出演します

えっと。。。

今週の週刊ダイヤモンドの2013年総予測に私もお話させて頂きました。
そしたら、見出しに日本を代表する実業家の稲森和夫さんと並んで載せてもらうなんていう、ありえない状態になっており。。。心底びびりました。。。
本当に人生は長く生きるといろんなことがあるもんです。

2013


表紙はこんな感じなので、もし見かけたら読んでみてください。

ダイヤモンド


記事の中身は、「プレゼント」や「結婚のずっと前」書いてたり、観光庁でアドバイザーしてたり、とは全く違う顔の私です。


でもね〜写真がちょっとね〜〜ちょっとね〜〜〜もう少し可愛く細くうつしてほしかったな〜〜〜笑


そして、もうひとつ、お知らせ。
元日のNHKスペシャル(総合)夜9時に出演させて頂く事になりました。
(゚ロ゚;)エェッ!?ですよね

出演依頼がきた時には、沢山の方が出演されるのだろうと思っていたので、気軽にうけてしまったのですが、7人しか出演者がいらっしゃらないみたいで。。

そして、元日のNHKスペシャルなんて、よくよく考えたら
「これ、もしかしたらマジで大変なことなのでないですか??」( ̄▽ ̄;)
と、わかってきて、今は、あまり深く考えないようにしてます。。。苦笑
  
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2012年07月17日

過疎地の観光

私は、観光庁のくりエィティブアドバイザーもしているので、日本の観光のことについてよく考えます。

とくに最近は、「過疎地と観光」について。。。
日本の田舎の美しさには、息をのむほどの風景が沢山あります。
もったいないです。

今回は、岡山の井倉洞という鍾乳洞に行ってきました。
で、そこ基本、良い場所なのですが。。。。

中に毛筆で書かれたかなり大きめの看板が沢山あるんですよね。
「瀬戸の海」だとか、「鬼の金棒」だとか。。まぁ、そう見えるような形なんですが、別にそんな誰がつけたかわかんない名称、書いて貼らなくてもいいんじゃないか。と思えました。
例えば、別の形式(美術館形式=作品の邪魔にならないように)解説する方法もあると思います。

ライティングも、もう少し計算するだけで本物の自然の神秘さが浮き上がるのに。。。



色々、もったいないなぁ、と思いながら歩いていると

最後の出口付近に、縁結びの神様がありました。

ありさの宮


そして、そこの解説見て、私大笑いしてしまいました。
縁結び


茂作。。。。(-。-;

あんた。。。

そして、これ、登場人物ぜんぜん誰も縁むすばれてないし〜〜〜っ。苦笑


こういう縁結びの神様も、ちゃんと、どうしてその後、どう?誰に?まつられて縁結びの神様になっていったのか、またはここに来ればどういうご利益があるのか?

それをちゃんと看板の中身も読み物としてご利益がわかるようにする。
そして、お土産ものも、縁結びに連動させていけばいいと思うのですよね。
お土産やさんも寂れていて、寂れているから人もこない。

つまり、井倉洞にいく、(体験)が、観光客にとって価値あるブランディングが、されていないの。

こんな良いところだからこそ、デザインや構想、ストーリーテリングで随分と変わると思いました。

そういうブランディングを統一していくことが過疎地の観光には本当に必要です。



観光地は、人々の心を動かさねばなりません。
もっと楽しませる、興奮させる、嬉しくさせる、しんみりさせる。泣かせる。なんでもいのです。
人の心を何で動かせるのか。能力ある人が各地でそれを真剣に考えつくっていけば、日本は本当の観光大国になれます。

日本の田舎は、フランスの田舎町に全く劣ってないですよ。

心を動かす観光、本気で細部まで考えていけば、自分たち自身にとっても今よりももっと、いとおしい国になれると思うのです。



  
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2012年02月21日

大臣の記者会見で、でました!! 

今日、プレスリリースでました!!
この間から、写真を探していたりしたプロジェクトこれだったのです。
私が総合監修、ディレクションしました。


観光客誘致にキャンペーン 震災から1年で観光庁 - MSN産経ニュース
大臣発表

3月になると銀座、アメリカではニューヨークのタイムズスクエアにも、これを貼ることになったらしいです。
大臣発言

自分のつくったもの大臣に記者会見してもらえるの、素直に嬉しいなぁ。。



さて、これ、時間がない〆切迫る中、官僚の方とデザイナーと夜遅くまで、どんなのが良いのだろうか、と毎日議論し、悩み続けました。まだまだ復興が遅れている中、被災地の皆さんの気持ちを考えると、前向きなポスターを作成しても良いものだろうか、根本から悩みました。

例えば、笑顔の多くの被災地の人々の顔で、ありがとう、と言う、ポスター。
果たしてそれでよいのだろうか。

本当に、悩みました。

でも、1年たち、まだまだ復興の途中ですが、それでも海外の皆様のご支援への感謝を素直に声にだすことは、けじめとして私はとても大事なことだと思いました。


流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説があります。辰年の今年、日本人の誇りをかけて登る。そんなひたむきな前を向いた日本人の気持ちを海外の方々に感じて頂けたらと思います。


観光庁ポスター鯉


観光庁 プレスリリース
特別ポスター「Japan, Rising Again. Thank you for your support.」
昨年の東日本大震災は、多くの悲しみを日本にもたらしました。

震災後、海外の皆さんからも大変多くの心のこもったメッセージや多くの御支援を頂きました。
「感謝」の気持ちは簡単な言葉では言いつくせません。

登龍門(とうりゅうもん)ということわざがあります。この言葉は、成功へ至るために乗り越えなければならない難しい関門のことを表しています。「鯉の滝登り」ともいわれ、鯉幟(こいのぼり)という日本にも残る風習の元にもなっています。

流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという伝説になぞらえて、辰年を迎えた2012年、復興に向け登りきろうという心、そして海外の皆様のご支援への感謝を表したポスターです。


(総合監修:坂之上洋子、グラフィックデザイン:生駒浩平、アート:木村英輝)

溝畑観光庁長官の記者会見
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